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センター試験講習-現代文-

新学期が始まったばかりですが、55期生には正月休みもないままもうすぐセンターに突入といった感じです。昨年からセンター対策が行われている冬期講習の内容紹介やセンター受験についての注意事項などをシリーズで掲載します。お得な情報や気をつける点など色々各担当教科の先生がコメントしてくれています。ぜひ熟読してください。

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 センター現代文の問題は、5つの選択肢のうちの4つの選択肢の「偽り・矛盾・見当違い」を見破って、「正解」をマークするものです。問題文は2012年のある時までに発表された公的表現のなかから出題されます。出題される問題文は、その年々で、政治、経済、文化、社会と多方面にまたがり、今年のジャンルはこれと言い当てることはなかなかむずかしいことですが、時代を反映していることは間違いありません。2011,3,11を境にして日本人は科学主義に対して決定的な価値転換を余儀なくさせられました。国語の問題文にもそれは反映されるのではないかと容易に予想できます。今また改めて、生きることの意味や世界のあり方や物事の価値観の多様性といったことが話題になると考えられます。このことは、センター試験に限らず、センター後の各大学個別の入試問題にもいえます。終業式で配布された「進路だより」を参考にして、これまで雲雀丘で何年間も国語の学習で学んだきた、あなたの「文章読解力」を信じでその力を存分に発揮して、何らかの意味において現代の必要に答えた表現である評論文と小説を、素直に読み解いて答をだしてください。3年生のみなさんの健闘を祈ります。    
長塚英治