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センター試験講習-古典-

古文
(1)重要語句や慣用句をしっかり覚えよう
 問1では古語や慣用句の意味が単純に聞かれる場合が多い。古文の問題1題中に、重要語句は30~40は出てくる。慣れ親しんだ単語集をもう一度見なおし、ここでの取りこぼしがないようにしよう。
(2)文法知識は確実に
 助詞・助動詞の基本的な意味用法がわかっていないと、正確な読み方はできない。文法は確実に得点できる分野でもある。
(3)登場人物を押さえ、文の主語や目的語を確認しながら読み進めよう
 古文は主語がいつも明示されているわけではない。そこで、明示された主語を手がかりに、明示されていないところの主語を確認しながら読むことが求められる。主語は誰かを常に強く意識しながら読み進めること。
(4)構成や表現の特徴といった設問にも慣れておこう
 問題文の表現に関する設問は必ず出題されると思って間違いない。入試センター試験作成部会からも「大問の中に表現に関する設問を必ず含む」と公表されている。選択肢が紛らわしく、慎重な吟味を必要とするので、過去の問題などを利用して表現や構造などの設問形式にも慣れておこう。
(5)解答を選ぶには根拠を持って
 センター模試等で正解を偶然選び、それを実力と勘違いしてしまうことがよくある。この解答を選んだ理由は本文のここにあるから、この選択肢はここがおかしいから、のように根拠を持って解答を選ぶようにしよう。

漢文
(1)基本句形と重要語に注意し、趣旨を的確につかもう
 書き下し文に関する問題や解釈の問題は、実際のセンター試験では必ず出題される。基本句形と重要語の学習はいうまでもないが、趣旨を端的に把握する力が求められる。物語を読むように、既習の文章を声に出して読んでみるのも効果的。
(2)苦手なジャンルをつくらないようにしよう
 ストーリー性のある文章なら内容を捉えることはできても、評論などを苦手とする受験生は少なくない。2007年度は詩話、2008~2011年度は評論であったが、これらのジャンルを苦手にしていると、当然ながら高得点は期待できない。直前に出来ることとして、苦手ジャンルの文章を扱う問題を集中的に解いてみよう。自信をもって試験会場へ!