AcademicSummer in 森ノ宮医療大学 第2日目
AcademicSummer in 森ノ宮医療大学での活動も2日目になりました。生徒たちは各自で大学内の集合場所に集まってきました。宿泊を伴わない関西の大学での実施ですから,家でゆっくりとした時間を過ごせたのかもしれません。昨日の疲れを感じさせることはなく,元気に挨拶を交わしていました。
午前中は昨日の内容をまとめて,発表する準備にあてることになっていました。実際に始めてみると,解っていたつもりでいたことが勘違いしていたり,頭の中では解っていることでも人に説明することの難しさに直面したりで,なかなか作業が進みませんでした。途中の休憩も取らず,昼食も部屋に運んでもらってそそくさと食べていました。PPの作成ではずいぶん先生方に助けていただいていたような…
午後からは発表会をおこないました。学内の先生方に声をかけていただいたみたいで,大学の先生が学長先生を初め20名近く集まっていただいた中での発表となりました。最初は鍼灸グループの発表です。血流量を測定し,部位や状況によって変化すること,灸によってどのような効果があるかを2つのチームで分け合って発表しました。「右手で計測しているが,左手ではどう変化すると予想できるか」,「重力の影響を調べたようだが,無重力ではどのようになると予想できるか」などの質問にも,頑張って答えようとしていたのが好印象でした。
理学療法グループでは,足の骨格の模型を使ったりして,足の骨の位置を三次元運動計測したことや,それによって外反母趾などの問題を予想できること,さらに高電圧パルス電流療法によって状況を改善できることなどを発表しました。地道なデータ収集とその分析によって一つの答を導き出すことの大変さとやり甲斐を感じてくれたようでした。
2グループ4チームでの発表でしたが,80分以上かけておこなう本格的なものとなりました。指導していただいた先生を代表して鍋田先生と工藤先生から講評をいただき,青木先生から感想をいただいて,今回の体験は終了しました。ご指導していただいた先生方,ありがとうございました。生徒たちにとって進路を考えるきっかけとして,貴重な体験をさせていただけたように思います。