サントリー先端科学実験教室に参加して①
去る3月19日に、「サントリー生物有機科学研究所」にて、新高校3年生6人と新高校2年生23人の計29名が、「サントリー先端科学実験教室」に参加しました。最新の機器を使って科学実験ができるということで、毎年多くの生徒が参加しています。
これから数回にわたって、参加生徒の感想を載せていきます。
高2女子
今回,実験した電気泳動法やPCR法に関して,私は一度,学校の授業でしくみ・結果を学び,頭では理解していました。しかし,実際に最先端の機械を目にし,体験できたことで,機械の操作手順,実験する際のコツ・注意点を含めた,深い理解ができました。そして,実験の最中,「説明書に書かれた文章の意味」といった初歩的な質問や,「2つの溶液の性質の違い,また,それらを使い分ける理由」といった自分の好奇心からの個人的な質問をさせていただいたのですが,1つ1つに丁寧に答えてくださったので,とても嬉しかったです。
また,研究員の皆さんの話を聞いて,研究員になるためには,丸暗記力でなく,「これを調べるにはどのような実験をすべきか」という思考力の方が大切だと,改めて感じました。私は今,薬,応用生命科学といった分野の研究員を目指しているのですが,もし,将来,これらの研究員になれたならば,どんな角度から聞かれても丁寧に伝えられるような,そして,思考力を常に働かせられるような研究員になりたいと強く感じました。