センター試験自己採点
本日、18日、高校3年生は朝からセンター試験の自己採点と、その結果をデータシートに書く作業に追われた。
自己採点は、受験生にとって実に精神的ストレスのかかる作業である。
成績がよかった生徒にとっては嬉しい日ではあるが、ケアレスミスもあって思ったような点数がとれなかった生徒にとっては、実に辛い1日だったと思う。
しかし、センター試験だけで大学の合否が決まるものではない。
ここでへこたれず、二次試験に向けて頑張ってほしい。
自己採点当日、絶望感にうちひしがれて大泣きした生徒が、だめで元々と開き直り、浪人して再起するためにも「今から頑張る」と言って、二次対策授業を一日も休まず、そして教材の予習と放課後、最後まで残って質問して納得して帰宅するというサイクルで勉強し始めたその生徒がいた。その生徒は、奇跡としかいえないような大挽回をして、合格した。
「天はこれほど努力したから、何かご褒美をと微笑んでくれたのだと思います。」とその生徒は私に語ってくれた。その生徒は、やった問題が入試に出るという奇跡を与えてくれた天に感謝していたが、私からみるとその生徒が自分で奇跡をつかんだのだと思う。
明日からと言わず、今日から二次対策の勉強を始めてください。
「誠実に努力しよう。道は必ず開かれる!」
今日の3時頃だろうか、きれいな虹が2本、曇り空に現れた。あまりの美しさに、言葉を失ったほどであった。雨降って地固まるように、雨上がりだからこそ、美しい虹ができる。
うまくいかなかった生徒もここから立ち上がって自分の虹を作ってほしい。
それなりに得点のとれた生徒も、油断はできない。せっかくとった成績も二次試験で大逆転される可能性があることを、決して忘れないでいてほしい。
大学合格を求めるよりも、大学が是非来てもらいたいと思われる努力する高校生であってもらいたい。大学へ学びに行くのだから・・・・。学びから手を抜くことのないように・・・。