2016 One Day College 感想 A
京都大学ウイルス研究所 感染症モデル研究センター進化ウイルス研究領域
明里 宏文 教授
「① ウイルスと霊長類との共進化:病気を起こすウイルスは悪いウイルス?
②AIDSウイルスと戦う:人類はAIDSを克服できるのか?」
・ (高1男子)
ウイルスは、ただ恐ろしいイメージばかりでしたが、病気の下人になってしまうウイルスは「不運にも生存に不利な状況になった」ということが非常に意外なことで、恐ろしい病気の元凶でありながら、少しかわいそうに感じました。ウイルスが生きていくには、宿主と共存する必要がありますが、先生に質問したところ、ウイルスと共生できる人だけが生き残るか、ウイルスが影響を与えにくいよう進化する可能性があるそうです。魚類のみならず、生物の柔軟さは、やはり面白かったです。
・ (高2男子)
ウイルスというものは人間にとって悪いものだと思っていたので、良い利益をもたらすものもあると知り驚きました。また、HIVウイルスがってもずる賢い構造をしていて、治すのが難しいのはそういう理由だったのか!と納得できました。それだけでなく、ウイルスの治療に関しての倫理というのも話してくださって、考えさせられました。難しい仕事ですが、やりがいがあって、人類に貢献できる仕事だと感じました。
・ (高3男子)
私は、ウイルス自体が悪いものだと思っていましたが、ウイルスはヒトと共存共栄することでヒトに利益をもたらしていることを知り、ウイルスの恩恵を少しばかり感じないといけないと思いました。HIVはサルには感染しないけれども、それを応用して猿に感染するHIVの細胞を作ることで、ヒトにどういう作用を及ぼすのかを調べるという研究が進んでいることに驚きました。