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A Merry Christmas to you.

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2008_12_25.jpg 子供が保育所に通っていた頃,サンタクロースの正体がばれそうになる危機的状況が何度かありました。きぐみさんの時はまだ信じてますが,しろぐみさんぐらいになると,周りからいろいろ情報が入ってきて,それまでサンタは正体不明のプレゼンターだったのが,ひょっとしたらオヤジではないかと疑ってきます。そりゃぁそうですよね,空飛ぶそりに乗って,えんとつから入ってくるサンタなんて,いるわけがない。それじゃぁ,まるで不審者ですよね。

 しろぐみさんだった娘が12月24日の夜,保育所からの帰りに,何の前触れもなく訊いてきました。
「おとうさん,サンタさんは何に乗ってやってくるの?」
うっ。
「えっ?そ,それはだなぁ(^_^;)・・・・・タクシーに乗ってくるんだよ。(-_-;)」
「タクシー?(*_*)・・・・・そりじゃないの?」
「そりはね,雪が降るところしか滑れないんだ。ここら辺では雪が降らないでしょ?こんな道をそりが走ったら,ガーガーうるさいんだ。」確かに。
「ふ~ん・・・・。で,サンタさんはいつ来るの?」
「おねーちゃんが寝た後,夜中にやってくるよ。」
「何でサンタさんが来たってわかるの?」
「そ,それはだなぁ(-_-;)・・・・リンリンって音がするからだよ。」
我ながら,はた迷惑なタクシーだと思います。すいません。
「サンタさんはどうやってお家に入ってくるの?」
「ん? 普通にだよ。」
「普通って?」
「えっ?いや,ふつうに。ピンポ~ン『ど~も,サンタです。』って(^_^)v」
「お父さん,サンタさんにあった?」
「会ったよ。」
「どんな顔してた?」
「テレビで見るのと一緒。」
「ふ~ん・・・・。」
車は,ちょうど,運良く,家に着き,娘とのサンタの話はここで終わりました。ふう。

翌朝,眠りから覚めた娘は,枕元に置いてあるプレゼントを見て,弟と一緒にいつも通りにはしゃいでいたように思います。

その娘も来年,成人式を迎えます。彼女は,今年,付き合っていた彼氏と別れ,暫く落ち込んでいましたが,今では元気にアルバイトや勉強を一生懸命やってます。昨晩,迎えの車の中で娘に訊いてみました。
「お父さんがサンタはタクシーで来るんだと言ったこと憶えてる?」
娘はケラケラ笑うばかりでした。
「サンタを信じなくなったのはいつ?」
「ううん,今でも信じてるよ。今年もサンタ,来るかなぁって」