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花の命は短くて

 「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」という言葉は、『放浪記』で有名な林芙美子が好んで色紙などに書いた言葉です。昨日は、落花盛んな桜について書きましたが、今朝方からの雨ですっかり散ってしまいました。この状態の桜が一番かわいそうなように見えます。しかし、よく見て下さい。花は散りましたが、枝にはもう新しい若葉が芽吹いています。一週間もすれば、さわやかな新緑に覆われるでしょう。
 私は、いつもこの季節に、生徒達に木々の自然の移ろいを観察してみるように勧めます。美しい四季をもつこの日本で過ごす幸せを、自然と自分との繋がりを子供達にもしっかりと感じてほしいからです。豊かな感性や観察眼を持つことが人間形成にはもちろん、学力の向上にもつながっていきます。
 さて、2年生の生徒諸君の課題は、自分たちで考えて動くことではないかと思います。先生の指示を待つのではなく、自分達で出来ることは自分達で進めていく。周りにも目と気を配る。まず、自分で行動できなければ、勉強も出来ませんね。勉強こそ、自分でやるものですから。
 昨日サテラインの受講募集のプリントを配布しましたが、部活動に参加していない人は、自分の学習の補助にぜひサテラインを受講して下さい。
 ※今日は配布物はありません。