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オーケストラの演奏を聴きました

 午後からは芸術鑑賞会でした。今回は文化庁がおこなっている「本物の舞台芸術体験事業」を利用した取り組みで広島交響楽団の演奏を聴きました。指揮とお話しは鈴木織衛さんです。
 最初はビゼーの「カルメン」から「闘牛士」を聴きました。そのあと、チェロやハープなどの弦楽器,オーボエやファゴットなどの木管楽器,トランペットやチューバなどの金管楽器,ティンパニなどの打楽器の順に楽器の紹介がありました。耳になじみのある曲を使って、いろいろな楽器の特徴を分かり易く教えてもらえました。一通り紹介がすむと、ふたたび「カルメン」の「アラゴネーズ」や「ジプシーの踊り」などの演奏を聴いて芸術鑑賞の前半は終わりました。10分間の休憩時間にも舞台に近寄って楽器を間近に見たり、楽団の方と話をしている生徒がたくさんいました。
 後半は、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」から始まりました。「花のワルツ」はバレエを習っているお子さまにはなじみの曲ですね。そのあと、中学3年の生徒2名が指揮者を体験させていただきました。タクトの正式な持ち方や振り方を教えていただいたあと、運動会でよく使われるオッフェンバックの「カンカン」を振りました。生徒の振り方に合わせて、オーケストラ全体の演奏が速くなったり遅くなったり、また大きくなったり小さくなったりすることに、改めて驚いた様子でした。また、スメタナの「モルダウ」の演奏では、それぞれの音に「雨粒が集まってできた小川」「河岸で楽しく過ごす人々」「ゆったりと流れるモルダウ河」「キラキラと反射する月の光」などの意味があることや、モルダウ河の流れが人の一生を暗示していることなどを話されたあとでしたので、演奏を聴く姿勢にも変化があったように思います。最後は、オーケストラの演奏をバックに「旅立ちの日」「学園歌」を合唱しました。
 普段の勉強とは違いますが、お子さまには貴重な体験になったと思います。これを機会に、ご家族で音楽に親しんでいただければと思います。