【修学旅行リポート11】森の民アイヌに倣う
北海道にアイヌ民族がいるということは誰でも知っていますが、アイヌの実態について理解をしている人は非常に少ないのではないでしょうか。 本プログラムは、そのような人にぴったりの内容でした。
まず、ガイドさんに連れられて、山を探検しました。
ガイドさんは熊よけの鈴をつけています。虫除けスプレーもしてダニ対策もばっちりです。
山に入る時に、両手の掌を上に上げて祈りを唱えてから入るように教えてもらいました。 これは「自然を冒すようなことはしない」と神様に伝える意味があるそうです。
続いてアイヌの文化について学びました。 公民館の庭で、アイヌ式輪投げと弓で遊んだ後は、アイヌ料理を頂きました。 ハーブティーと「ルル」と呼ばれるお吸い物です。
その後はアイヌの伝統的な弦楽器「トンコリ」の演奏を聞き、最後はみんなで歌って踊りました。 アイヌは文字を持たないため、口伝と踊りで意思疎通を図っていたそうです。
このプログラムではアイヌについてとてもたくさんのことを知ることが出来ました。 アイヌ文化は、日本人が忘れつつある「自然や他者との調和」を思い出させてくれました。