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合格体験記(2)

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佐賀大学 農学部  特進Ⅰ F君 国公立公募推薦

 私が佐賀大学農学部を目指したきっかけは、自分の好きな「昆虫」を大学で学問として学び、研究したいと考えたからです。もちろん、他にも昆虫の研究ができる大学はたくさんありますが、佐賀大学は農業との連帯が強く、社会貢献に活かせるという点で私の興味を引いたのです。
 一般受験も当然考えましたが、正直受かる自信が当時ありませんでした。そこで、挑戦の気持ちも含めて公募推薦を受けることにしました。推薦の内容は自己推薦書、小論文と口頭諮問のある面接でした。どれも対策と練習が必要で、かなり苦労したのを覚えています。特に推薦文は、担当の先生と何度も練り直し、試行錯誤して作りあげました。また小論文では、過去問を取り寄せて解くことはもちろん、新聞を読んで知識を蓄えました。特に、iPS細胞やTPPなどの農学に関係のある記事を重点的に読みました。そのことによって、小論や面接で相手に、「この子は社会に目を向けているな!」というアピールができたと感じています。これは実際に面接で聞かれたことなのですが、「あなたは大学に入ってどのような研究をしたいですか?」と問われました。その際、私は、「今、食糧問題が社会で問題になっているので、ノブドウミタマバエという虫の虫コブを遺伝子操作し、新たな食糧開発をすることによって解決につなげる研究をしたいです。」と答えました。社会問題と自分の将来の目標を結び付け、具体的に説明することによって、相手を強く引き付けることができたと思います。
 今回私は、自分で言うのもなんですが、見事、佐賀大学に合格することができました。しかしそれは、決して自分の力だけではなく、多くの先生が協力してくれたからこそ勝ち取れたものです。自己推薦文にしろ、面接練習にしろ、一人でできるものではありません。私は多くのアドバイスをくださった先生方にとても感謝しています。