サントリー研究者体験2014
今日の午後に第2期の発表会がおこなわれましたので,学年の担任の先生と聞きに行きました。第1期は7月28日から8月1日までの5日間に高校2年・3年の5名が,第2期は8月18日から22日までの5日間に6名が,それぞれ参加しました。与えられたテーマは「ホヤペプチド遺伝子のPCRによる同定とその配列の決定」,「ホルモンが結合する受容体の決定と活性の強さの算出」など,一般の高校生にとっては難しい内容のものです。5日間,聞いたこともない単語が飛び交う,分からないことだらけの環境に身を置いたにも関わらず,誰一人リタイアすることもなく,最後まで課題をやり遂げたことは高く評価してあげたいと思います。もちろんサントリー生物有機科学研究所の研究員の方々にサポートしてもらって,ずいぶんと助けられていることも事実ですが,自分から取り組んでみようとする能動的な姿勢がそれを可能にしたのではないでしょうか。最終日の発表を聞いていて,過去2回よりもよかったのは,我々教員ではなく一緒に体験していた生徒から質問が出たり,その質問の回答を同じテーマの生徒がサポートする姿でした。とても成長を感じさせる光景だったと思います。彼らの感想を楽しみにしています。