サントリー研究者体験2015
7月27日から31日までと8月17日から21日までのそれぞれ5日間を1タームとしまして、サントリー生命科学財団生物有機科学研究所のご協力で「サントリー研究者体験2015」を行いました。2012年度に始められたこの行事も今年で第4回となるわけですが、今年6月に生物有機科学研究所が40年以上にわたって活動してきた大阪・水無瀬の地から、関西文化学術研究都市「けいはんな学研都市」に新たに建設された「サントリーワールドリサーチセンター」内に移転されたことに伴って、初めて「けいはんな学研都市」での研究者体験となりました。「知の交流」をコンセプトとした斬新なデザインに目を奪われながら、真新しい研究室に迎えられました。今年度は、第一ターム第二タームそれぞれ5名ずつ計10名が参加。3つのテーマに分かれ、5日間、実験を行いました。
カタユウレイボヤの生理に関わる一連の実験で、3つのテーマ 「ペプチドホルモンのアミノ酸配列の決定」、「ペプチドホルモンの遺伝子の増幅と配列決定」、「ペプチドホルモンが結合する受容体の決定と活性の強さの算出」が与えられました。詳しい内容については、来る9月5日6日の文化祭で発表する予定ですので、来校していただいてそれを聞いてください。お待ちしております。
研究員の方々に丁寧に指導していただきながら、PCR法や質量分析、GFPを用いた遺伝子導入など最先端技術での実験をさせていただきました。
毎年、参加した生徒たちは終了後にモチベーションを上げて、受験に向かうようになります。それは、本物の最先端の研究に触れるということ、いろいろな機材や実験方法に触れるという事以上に、本物の最先端の研究員の方々がとても暖かく、愛情深く接して頂くことで、しっかりと勉強することの大切さを知るようになっていきます。本校としては、本当に感謝です。ありがとうございます。