2016年05月26日

大切な学年を乗り切ろう 中3・高2学年懇談会開催

IMG_0580.JPG IMG_0587.JPG
 ここ1週間ほど暑い日が続き、北海道でも真夏日を観測しました。今年の夏は暑い日が予想されています。過日、高校校舎の前の花壇のひまわりの苗が30cmくらいになり、大きくなってきたので、少し間隔をあける植え替えをしました。理科の先生とやったのですが、7月になれば大きく成長して大輪になるとのこと、楽しみにしたいと思います。

 体育大会が終わり、今週からは中間考査が始まりました。そして今日が最終日、生徒たちはほっと一息といったところです。早速、校庭はクラブ活動の生徒で一杯です。校長室前の廊下で女子生徒二人に出会いました。「今日は」と挨拶してくれたので挨拶を返し、「試験どうだった?」とたずねるとニコニコしながら「ダメでした。期末、がんばりまーす」とのことで、「期末テストも同じことを言わないように」と言っておきました。

 先週土曜日、中3と高2の学年懇談会がそれぞれ記念講堂で開催されました。私は両方の懇談会とも、「私の挑戦」について話しました。何人かの「私の挑戦」のシートを示しながら、挑戦内容について先生と、保護者で共有し、生徒の挑戦をサポートしていこうというものです。挑戦について周囲の関心があるのとないのでは、取り組みへの意欲が違ってきます。ぜひ挑戦目標を達成してもらいたいと思っています。

 中3は高校進学に向けて大切な学年となります。公立の中学校では、受験勉強で必死になる1年です。雲雀丘学園は中高一貫なので受験勉強がありません。その分、今までの振り返りや、高校の学習の先取りなど、6年一貫教育だからできることを実践していかねばなりません。現在、大学入試では私立の中高一貫校からの進学が伸びています。特に首都圏の大学ではその傾向が顕著です。高校入試がないので6年分の学習を5年間で終え、1年を入試対策に充てることが出来るからだといわれています。中3の重要性がご理解いただけると思います。

 高2は学年団から、あらためて高校3年間の目標、「雲雀の模範学年となる」→リーダーの育成、が示され、さらに今年度の目標として「全員が受験生へ」が提示されました。これは昨年の「全員を中学生から高校生へ」を引き継ぐものです。高校2年生は中だるみがよく指摘されますが、特に生活面と学習面で具体的な目標が掲げ、それを防止しようとしています。私は学年の方針を聴き、先生からの押し付けではなく、生徒自らが考え取り組もうとする自主性を引き出す指導をしていることを感じました。

 いずれにしても、年度初めのあわただしさが、少し落ち着いたこの時期から、期末試験までにしっかりと生活習慣、学習習慣をつけることが極めて大切です。先生とご家庭がしっかりと連絡を取りながら、この難しい大切な1年間を乗り切ってほしいと思います。

2016年05月18日

用具係に熱く。体育大会開催

IMG_5815.jpg 037.jpgsIMG_6509.jpg 011.jpg
IMG_5875.jpg IMG_5920.jpg
IMG_5952.jpg IMG_6446.jpg
IMG_6537.jpg IMG_6734.jpg
IMG_6758.jpg IMG_6934.jpg
sIMG_6546.jpg sIMG_6608.jpg

雲雀丘学園中高等学校の体育大会が5月15日(中学校)、16日(高校)に開催されました。今年は中高とも今までのクラス別対抗から団対抗で行われます。学年縦割りの編成で、中学校は4つの団、高校は8つの団が誕生しました。それぞれが団カラーを持ち、その色の団旗のもとで戦います。

団対抗を取り入れたことで体育大会の様子が大きく変わりました。まずは団ごとの競争意識の高まりです。大会は入場行進から始まりますが、生徒たちはしっかりと前を見つめ、胸を張り、手を大きく振り、整然かつ堂々と行進しました。観客席からも大きな声援と同時に行進に合わせて手拍子が出るほどでした。

更に応援が熱を帯びました。3学年が一緒になるので応援にも力が入ります、ましてや団がきちっと色分けされているので誰を応援するか、自団がどういう状況にあるのかはっきりします。華やかさも増しました。テントの前の応援も認められたので臨場感も高まりました。観客席からも団対抗の様子がよくわかったのではと思います。

今回の新しい取り組みは、楽しい思い出になる体育大会を作ろうと、生徒会が中心になり、昨年の秋から何度も話し合いを持ち、準備を進めてきました。体育科の先生方が親身になってサポートし、団対抗を取り入れるにあたっての、課題や問題点を一つひとつ解決していったことが成功の要因です。

さて今回の体育大会でうれしかったことがあります。体育大会が終了し、私は学園に戻ろうとした時です。テニスコートを出たところで保護者の方3人が、人を待つように立たれていました。私が会釈をすると声をかけられました。「素晴らしい体育大会でした。特に用具係の生徒さんが、一生懸命走っておられたのには熱くなりました」と。有難いお言葉でした。

実は私もこのことには感じていて、プログラムの最終に入っても用具係の生徒の足はゆるむことなく準備、片付けに懸命でした。プログラムの終盤でした。二人の男子生徒が競争するかのようにフィールドの東側の方に片付けにかけていきます。一人の生徒が走りながら二つのマーカーを拾い上げました。もう一人の生徒は、自分が取れなかった悔しさを笑顔で表現していました。また学園のある職員もグラウンドの東側にいましたが、女子生徒が両手にコーン2個、マーカー2個を持って全力でかけてくる姿に驚いたそうです。

全員の力で、皆が縁の下の力持ちで、協力し合って初めて体育大会は運営されるもので、一部を取り上げ、評価するのは適当でないかもしれません。しかし用具係が少なからず観客の方々に、感動をお届けしたことは記しておきたいと思います。

たくさんの写真が撮られました。しかし競技、応援の写真が大半で、用具係をはじめ、縁の下の力持ちの写真はほとんどありません。来年の体育大会は「縁の下」を撮るよう写真係にお願いしたいと思います。

2016年05月12日

1462人の「挑戦状」が届きました。

IMG_0576%E7%A7%81%E3%81%AE%E6%8C%91%E6%88%A6.JPG
 4日間、雨が続いていたのですが今日は朝から快晴になりました。始業前の校庭は今週の、日曜、月曜に開催される中高の体育大会の練習で、生徒が一杯になっています。学園名物のエンカレ、大縄跳び、はたまた行進の練習に余念がありません。今年は昨年までのクラス対抗から学年縦割りの団対抗になり、それぞれが色違いの団のTシャツを着るので、練習風景も華やかになりました。対抗心も増しているかもしれません。

 さて大型連休に入る前に、私の手元に中学校512名、高校950名の「私の挑戦」が届きました。昨年始めましたが、生徒は「私はいつまでに、こんなことに挑戦します」ということを書き、私に提出します。したがって「私の挑戦」ですが私は校長への「挑戦状」だと思うようにしています。昔なら「果状」かもしれません。

 「私の挑戦」にはまず担任の先生がコメントと感想を書き込みます。そのあと私が感想と激励の言葉を書き加えます。「私の挑戦」には昨年の挑戦の振り返りもするようになっており、これも参考になります。「言いっぱなし」にならないよう、昨年の結果はどうかを確認して新しい挑戦を始めるのです。継続も良し、新しい挑戦もまた良しですが、昨年未達成の挑戦を容易に変えることは避けたいと思っています。

 挑戦内容は勉強やクラブ活動、行事に関するものが大半ですが、挨拶、友達、趣味、健康、地域など実に多彩です。私はどんなことでもいいと思います。大切なことは目的に向かって必死に取り組めるかどうかです。全力を出して挑戦したなら、達成したときの歓びも比例して大きくなります。その感動を味わってほしい。残念ながら達成しなくても、その失敗を糧に、悔しさをバネにして再チャレンジすればいいのです。

 日本は豊かな国になりました。しかし豊かさに反比例して挑戦心は失われてきていると思います。戦後日本経済の復興を支えてきたのは「よしやってやろう!」という挑戦心でした。あくなき向上の精神が世界を代表する経済大国に仕上げたのでした。明治、戦後と大きな変革を見事日本人は成し遂げてきました。そして今3度目の開国、変革を迫られています。私はいま日本に必要なものは「挑戦心」だと思います。「私の挑戦」を通して、挑戦する気持ちの大切さを生徒の心に芽生えさせ、そして大きな木に育っていくことを願っています。

2016年05月02日

連休前も忙しく

1461823849544.jpg DSC_0845.jpg
IMG_0568.JPG IMG_0574.jpg

 ハナミズキの白や薄いピンクの花が風にたなびく頃になりました。ハナミズキは日本が大正の初め、アメリカに桜を贈った時のそのお返しに、アメリカから贈られてきたものと聞きました。学園に来る途中も街路樹や庭木でよく見かけます。桜が春の訪れを告げるのならば、ハナミズキには本格的な春の始まりから初夏にかけての爽やかさ、躍動を覚えます。

 大型連休前も学園は行事や催しが目白押しです。4月28日にはPTA総会が開催されました。新役員での初めての総会です。前年度の事業・会計報告がなされ、新年度の事業計画・会計予算が承認されました。前年度の役員の方々、本当にご苦労さまでした。新しく役員・委員になっていただく方々、色々とお力添えをいただくことになりますがよろしくお願いします。私からは今年の卒業生が進学で大いに力を発揮してくれ、週刊誌上でも大きく取り上げられていること、また今年は中高合わせて500名の新入生を迎えたが、志願者数は昨年の1.5倍の難関を超えての入学であり、大切に育てたい旨を話しました。

 29日は雲雀丘学園の学園説明会をプレラ西宮で行いました。今年1回目ですが、連休初日ということもあり来場者数を心配していましたが、200名余りの保護者・生徒・児童にお越しいただき、真剣に話を聞いていただきました。私も話をしますが、一番の人気は、今年、学園卒業の大学1年生へのインタビューです。5人が駆け付けてくれました。雲雀丘学園を卒業してどうだったかを「赤裸々」(?)に語ります。ずいぶん、いいことを言ってくれたので、仕込みと思われたのではないかと心配の面もありましたが、終了後のアンケートでは「正直に話してくれて興味深かった」との声が大半でした。

 その日は学園同窓会も開催されました。雲雀丘幼稚園講堂でのギターマンドリン部の演奏会を聴いた後、懇親会が告天舎で開かれました。卒園生、恩師、先生方が大勢出席されます。卒園生はお年の方から今年の卒業生まで年代を超えて出席させます。各界で活躍されている方々ばかりで私も会話に加わり、大変勉強になりました。私は今年の進学は大変良かったが、決して受験一辺倒ではなく、伸び伸びとした穏やかな校風、伝統を守っていくことを話しました。

 連休明けの体育大会を控え、学園は始業前や昼休みなどは、「大縄とび」や「行進」の練習で生徒の歓声が沸き上がっています。今年の体育大会はチーム編成や行進などで、新機軸を発揮すべく体育科の先生がいろいろ工夫をされているようです。保護者の皆様には楽しみにご来場願いたいと思います。

2016年04月19日

感動三つ、これぞ雲雀丘

IMG_0516.JPG
校庭の大銀杏も新緑の装いを始めてきました。芝生も青さを増してきました。新高校1年生の「オリエンテーション合宿」、新中学校1年生の「自然学舎」宿泊研修を終えたばかりの生徒もまじって、校庭の昼休みはバレーボールやドッジボールに興じる生徒の声が飛びかっています。

 先週金曜日、こんなことがありました。朝の1限目の授業が始まるので、ある理科の先生が実験器具の試験管やフラスコをトレーに乗せて階段を下りてきました。その時、下の方から階段を上ってくる女の先生と出くわすことになりました。体を避けようとしたところ、誤って試験管数本を落としてしまい、階段にガラスの破片が飛び散りました。危ないのですぐに掃除に取りかかりました。

 ちょうどその時「先生は早く授業に行ってください。私がやります」と言いながら掃除の役を買って出たのが用務員の方でした。理科の先生は人任せにはできないと思いながらも、すぐに授業開始のベルが鳴るので「ごめんなさい。申し訳ない」と言いながら教室に走りました。心で手を合わせていました。用務員さんは一つ下のフロアにいましたが、かすかにガラスが割れる音を聞き駆けつけて来たそうです。そして、ほうきと掃除機できれいにあとかたづけをしました。

 次に理科の先生です。始業にはぎりぎり間に合いませんでした。生徒に遅刻をわびたあと、こんなことを言いました。「雲雀丘はすごい学校。君たちは幸せです。感激した。授業を大切にしなさいという心がみんなに行きわたっている」と言って出来事の経緯を説明しました。そして「もとはと言えば私の不注意。しかし申し訳ないという気持ちより、今は心は高ぶり、皆に一生懸命教えなければという気持ちでいっぱいです」と話しました。

 生徒は静かに先生の話を聞いていましたが、やがて自然と拍手がわき起こりました。今日の実験は都合で化学教室を使えず、通常の教室に実験器具を持ち込んでの授業でした。昨今は手間と時間のかかる実験を避ける学校が多いように聞きます。先生はどうしても実験で鮮やかに色が変わる過程を生徒に見せてやりたかったそうです。

 雲雀丘学園の目指す教育がここにあります。

2016年04月15日

失敗と挑戦

DSCN4716.jpg P1010527.jpg
枯れ木色だった五月山が黄緑やうす紅のパステルカラーに装いを変えてきました。五月山は私の住まいから東に見えます。春の山は笑うといいますがこの頃をいうのでしょうか。昔、学校で「春はSPRINGというがSPRINGには泉やバネの意味もある」と教わりました。自然界にも人の心にも活力が満ち溢れてくる季節です。

今週始め、高1の「オリエンテーション合宿」が大阪アカデミアで行われました。これは、スムーズに高校生活をスタートさせるため、必要な心構えや、高校での学習姿勢や、学習方法を学ぶために実施されるものです。私も327名の新しい高1を前に話をしました。

入学式で親孝行の話をしましたので、今回は「やってみなはれ!(挑戦)」についてです。
雲雀丘学園の創立者の一人である鳥井信治郎は常々「やってみなはれ!やってみなわからしまへんで」と話し、周りの人を鼓舞していました。自らも「やってみなはれ」精神そのままの人生を送りました。100人が100人反対したといわれる日本でのウイスキーづくりに挑戦し、世界5大ウイスキーの一つに育て上げました。創業したサントリーは今や2兆6千億円の売り上げをほこる会社に成長したのです。

雲雀丘学園は「やってみなはれ精神」を大切にし、生徒に目的を持ちそれを達成することを教えています。困難に挑戦することで人間は大きく成長することを伝えたいからです。たとえ失敗してもいい、むしろ失敗を重ねることが将来の飛躍のための血となり肉となることを鳥井信治郎は言いました。今年の新入生のうち100名余りは他校の受験を落ち、雲雀丘学園に合格した生徒です。私はその生徒に「君たちは貴重な経験をした。悔しいかもしれないが失敗をバネにして雲雀丘学園で大きく成長しよう」と激励しました。

ある生徒の感想文です。「挑戦ってすごいなと思いました。私の中学校の先生が卒業の前に宿題を私たちに出しました。『幸せになりなさい』という宿題でした。私は高校受験に落ちて、まだ気持ちが整理できていません。でも校長先生の話を聞いて、その宿題を思い出し、先輩を見て幸せそうだったので、しっかり気持ちを切り替えて、雲雀で幸せになれる道をさがしていきたいと思います」。

今年の企業の入社式でトヨタの豊田章男社長は次のように新入社員に話しました。「世の中はどんどん変化しており、行く道は前例のない道。失敗を恐れず勇気をもって挑戦してほしい」。東京工業大学の三島学長は「自分の将来を見据え、積極的に様々な能力を身につけ、より高い目標に挑戦し続けてほしい」と話し、いずれも挑戦を求めました。

雲雀丘学園中高等学校は、挑戦することの大切さを教える学校でありたいと思います。

2016年04月08日

伸び代のある生徒を育てたい

H28.4.8%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%BC%8F%20%288%29.jpg H28.4.8%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%BC%8F%20%282%29.jpg
H28.4.8%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%BC%8F%20%2826%29.jpg H28.4.8%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%BC%8F%20%2828%29.jpg
H28.4.8%20%E9%AB%98%E6%A0%A1%2810%29.jpg H28.4.8%20%E9%AB%98%E6%A0%A1%2815%29.jpg
H28.4.8%20%E9%AB%98%E6%A0%A1%2817%29.jpg H28.4.8%20%E9%AB%98%E6%A0%A1%2819%29.jpg

4月8日、午前と午後に分かれて中学校と高等学校の入学式が学園記念講堂で行われました。前日は宝塚市に暴風警報が出され雨も激しく降りましたが、当日はすっかり上がりました。ただ正門のソメイヨシノの桜は多くは散ってしまい名残りの桜となりました。今年は中学校172名、高等学校327名の新入学生を迎えることになりました。

 入学式が始まる前には玄関でギターマンドリンクラブが新入生歓迎の演奏をしてくれます。前月、同部は創立50周年の記念コンサートを開いたばかり。兵庫を代表するクラブの演奏だけに大勢の参列者が聞き入っておられました。因みに式の最後は本校吹奏楽部が迫力ある演奏を聞かせてくれました。

 さて式が開始されると、担任の先生から入学者の点呼が始まります。私は一人ひとりの顔を確かめながら、新入生が健康で明るい学園生活を送ってくれるよう、念じていきます。そして最後に、「中学校は172名、高校は327名の入学を許可します」と宣言します。気が引き締まる瞬間です。

 今年の新入生は中学、高校とも激しい競争を勝ち抜いての入学となりました。中高とも受験者が昨年の5割増になったからです。新入生には、難関を経ての入学に「よくやった」の祝福を送りたいと思います。また入学までいろいろご心配された保護者の皆様にも、まずは「ご苦労様でした」の声を届けたいと思います。しかし3年後、6年後には大学受験という大事業が控えています。保護者との「共育」の精神で共にがんばっていかねばなりません。

 高校の入学式で私は新入生に「3年間の高校生活を謳歌しろ」と言いました。3年間に色々なことを経験・勉強してほしいからです。もちろん、勉強することは基本でしょう。しかし大切なことは健康な体と心を作ることだと思います。そのために勉強のほかに、クラブ活動や行事への参加をしっかりやってほしいとも言いました。

 高校3年間は大学受験のための3年間ではありません。社会に貢献し、自らは豊かで幸せな人生を送ってもらうための人間的成長の期間だと思います。受験のためにすべてのエネルギーを使い果たしてしまう、大学生燃え尽き症候群にしたくはありません。雲雀丘学園の卒業生は大学生になっても、社会人になっても伸び代のある生徒を育てたいと思っています

2016年04月03日

挑め、燃えろ、新しい人よ。

 IMG_9966.jpg
sP1100054.jpg sP1100055.jpg
sP1100056.jpg sP1100057.jpg
雲雀丘学園のソメイヨシノが満開になりました。事務局の前のしだれ桜が傘のように垂れ下がり春の風にゆっくりとたなびいています。学園も新年度を迎えました。今日4月1日は、朝からスケジュールが目白押しです。辞令交付に始まり、新任式、永年勤続表彰、合同職員会議、校種の分かれての職員会議、分掌・学年・教科の会議などが夕刻まで続きます。

 雲雀丘学園では今年13名の教職員にお越しいただきました。新任式で私は学園の常務理事を兼任していますので、歓迎と激励の挨拶をしました。13名には新卒の先生から教頭を務められたベテランの方まで、校種も幼稚園、小学校、中高の先生と実に多彩です。私はどんな話をしようかと迷っていました。

 毎年、4月1日にはサントリーが新社会人向けに激励のメッセージを掲載します。広告ですが何十年も続いているもので、かつては山口瞳さんが、現在は伊集院静さんが執筆されています。新社会人に対して、社会人としての心構えを人生の先輩として説きます。私も毎年楽しみにしている広告です。先生方に対してどうかなとは思いましたが、書かれていることは、新年度を迎える全ての人に共通することだと考え、歓迎の挨拶に伊集院さんのメッセージを使わせていただきました。

 こんなことが書かれています。
「人間は誰でも、身体の中に、火をおこす石のかけらを持っている。働くとは、その石を打ち続けることだ。仕事とは、その火をかたちにすることだ。その火は、人々に希望を与え、こころをゆたかにするんだ。」
「新しい発想、力は、挑戦する中にしか生まれない。挑め、失敗してもあきらめるな。さらに挑め。」

 雲雀丘学園初代中学高等学校長の板倉操平先生は「生徒の心に火を点ずる授業」をするように先生方に話されました。生徒のやる気を喚起することこそ、教育の原点だと喝破されたのです。また挑戦する心は雲雀丘学園の創立者、鳥井信治郎先生が日ごろから「やってみなはれ」、すなわち挑戦する大切さを尊び、数々の大事業を成功させ、日本にウイスキー文化を花咲かせました。

 13人の教職員の方々が、ここ雲雀丘学園で、いきいきと明るく、豊かな人生を送っていただくことを願っています。   
 「新しい人よ、君に乾杯。」

2016年03月24日

新学年の自覚で始業式を迎えよう

IMG_9946.jpg DSC04882.jpg
DSCF3264.jpg今朝、正門の隣のソメイヨシノの巨木を見上げると、いくつかの蕾が花を開かせていました。昨日、大阪で開花宣言が出ましたが、今日は雲雀丘学園に春が訪れたわけです。1年がたつのは本当に早いものです。

 今日3/24(木)は中高等学校の修了式でした。私は式辞で生徒に来月からは進級するが、新しい学年の自覚と責任をしっかり持って始業式に臨むよう要望しました。そして4月には中入生、高入生が多く入学してきますが、皆さんがコアになって雲雀丘学園のいい伝統を広げてほしいとお願いしました。

 私は今年、校長1年目でした。先生方、職員の皆さん、生徒の皆さん、そして何よりも保護者の皆さんが未熟な校長をしっかりと支援していただきました。「挨拶」に懸命に取り組みましたが、警備員の方々や用務員の皆さんまで、生徒に挨拶され、明るく笑顔で生徒に接していただいたことは挨拶運動の大きな力となりました。お礼を申し上げます。お陰さまで挨拶がよくできるようになったと私も感じています。ただし挨拶はちょっと手を抜くと元に戻ってしまいます。挨拶は4月の最初が一番肝心です。ここを来年度はしっかりやっていきたいと思います。

 「私の挑戦」や「親孝行」については緒についたばかり、まだまだでした。私の力不足でした。次年度はさらに生徒が前向きに取り組めるよう工夫を凝らして臨みます。

 退任される教職員の発表がありましたが、生徒からはまず驚きの声があがり、そしてお別れの挨拶に、感謝とお別れの拍手が大きく長く続きました。「笑顔を忘れないで」「今の苦労が将来の役に立つ」など、生徒を思う先生や職員のあたたかな、かつ真剣な言葉に生徒は大きくうなずいていました。

 生徒指導部は今年最後の指導として全員いで起立、礼など基本動作の確認を行いました。私はこういう指導は極めて大切なことだと思います。こういうことがきちっとできて勉強ができるものです。また信頼される社会人にもなれるのです。司会の先生から今年の修了式は生徒がよく先生の話を聞いている、態度がいいとの感想を聞きました。春休みに入りますが教職員は来年度の方針づくりや準備、さらには春休み授業にと大忙しです。私たちは気を引き締めて次年度に臨みます。

2016年03月23日

ギターマンドリン部の未来に胸わくわく

DSC02896.jpg DSC02887.jpg
DSC02912.jpg DSC03015.jpg
DSC03025.jpg DSC03035.jpg

日曜日、学園記念講堂に大勢のお客様にお越しいただき、ギターマンドリン部創部50周年記念コンサートが開催された。全国ギターマンドリン音楽振興会会長の平岡様をはじめ、地元自治会、ロータリークラブの代表、川西能勢口駅駅長、学園PTA会長、中高PTA会長、同窓会長、ローズエコーの代表など大勢の方々のご出席をいただいた。

 演奏会は3部仕立てで最初は現役部員の演奏、そしてゲストの粂井さん・杉浦さんの演奏、最後は現役部員とOB・OGの合同演奏。粂井さんは学園OBのマンドリン奏者で、マンドリン部の誕生したころの部員、現在はプロとして活躍中である。演奏の合間に草創期の苦労を話された。圧巻は何と言っても現役とOB・OGの合同演奏。80人を超えるステージは、講堂一杯のお客様の心を揺り動かし、拍手も最高潮に達した。

 まさに雲雀丘学園ギターマンドリン部の底力を見たような気がした。創部50年の歴史と伝統がなしえたものだと思う。今でこそ80名の部員数を誇るが、創部当時からしばらくは20名にも満たず、楽器不足もあって演奏会もままならなかったと聞く。顧問の先生方の尽力、OB・OGの協力、保護者のご理解があって今日がある。誇るべきは全国大会の第一回目から今年度の45回まで連続出場、記録はを更新中である。こんな学校は全国にもない。一昨年は兵庫県から、県大会で5年連続の最優秀賞を獲得したことでマロニエ賞をいただいた。

 驚くことにギターマンドリン部に入部してくる生徒は経験者が一人もいないことである。雲雀丘学園で初めてマンドリンを手にする。そして卒業する時には立派に演奏できる。指導も基本的に先輩が後輩を教える。生徒たちが自主的にクラブ活動を運営するとのこと。私は教育的にも素晴らしいことだと思う。

 演奏会のあとご来賓の方々と現役部員、OB・OGとの食事会があった。部員たちは口々に50周年という記念すべき年に部員でいて、そして演奏会に出演できたことは幸せと話す。これからの歴史は君たちが築いていかねばならない。その責任があると思う。

 大先輩のOB・OGと話していてうれしい話をお聞きした。「ここまでギターマンドリン部が発展したことは先輩として嬉しい。生徒が自分の子供のように思う。OB・OGとして精いっぱい支援したい。そして自分たちができなかった夢を実現してほしい」と。有難い話である。これからギターマンドリン部はどのように成長していくのだろうか。想像するだけでもわくわくする。

訪問者数

2006/7/21から