2016年12月07日

雲雀丘学園は大家族

今日から、期末考査が始まりました。生徒にとっては気の抜けない厳しい一週間、さすがに始業前の校庭でドッジボールに興じる生徒はおりません。校庭の大銀杏も黄葉は半分くらいが落ち、根元の周りには黄色い絨毯が敷かれています。

先週土曜日(12月3日)は中山台幼稚園のクリスマス音楽祭が学園講堂で開催されました。
早朝から大勢の保護者がお見えになりました。講堂の前方の席は年長・年中・年少によって入れ替えになります。保護者が客席から手を振ると、園児も振り返すという微笑ましい光景も見られました。さすがに年長ともなると演技もきっちりと揃い、観客からは大きな拍手が寄せられました。来年4月には多くの年長園児が雲雀丘学園小学校に入学します。

午後は中学高校では期末考査前ということで、学園卒業の大学生が在校生の勉強指導に大勢、来てくれました。先生とはまた違って、先輩だけに身近に感じ、生徒の立場で教えてもらえるので毎年大勢の生徒が指導を受けます。一方卒業生もかわいい後輩たちに、また世話になった学園にお返しの気持ちで一生懸命に、また手があいている限り来てくれます。有難いことです。私も指導風景を見ましたが和やかで、友達と会話をしているような雰囲気に親しみを感じました。

卒園生の支援では家庭科の「『赤ちゃん学校』に行こう」があります。これは高2の生徒に「命の大切さ」を教える授業です。この授業ではお子様を持ったお母さんが、実際に赤ちゃんを連れてきて、母親としての育児の体験を話します。生徒は赤ちゃんを抱っこしたりあやしたりしながら、子育てのむずかしさ、みんなで協力して育てることの大切さ、などを学びます。この母親の皆さんですがほとんどが本学園の卒業生です。これも有難いことです。卒園生は仲間に会えることや自分たちもいろいろな相談ができるということあり、授業に来てくれるそうです。今年はすでに70人のお母さんが授業に来てくれました。

学校を離れてもまた学校に来てくれる、うれしいことです。幼稚園から高校まで、卒園生にとって学園は心のふるさとであり、みんなは学園の大きな家族のようなもの、そして何代にもわたって学園にお越しいただける、そんな雲雀丘学園になればと思います。(2016.12.5)

2016年12月01日

英語教育のさらなる充実を

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師走が始まりました。1日(ついたち)なので今日の校旗掲揚は私が行いました。昨夜来の雨もすっかり上がり、太陽の光が校庭の濡れた芝にそそいでいます。午前8時、校旗の掲揚を始めました。校庭でドッジボールをしていた生徒も、直立して校旗が昇るのを注視しています。職員室からは先生方も掲揚を見ておられました。

さて、食堂の一角に「English Zone」が誕生して半月が経過しました。この間(土日を除く)の利用者は、242名。1日平均は20名で、ほぼ目標通りです。利用者は中1、高3が多くなっています。英語を身近に、気軽に、楽しく、を目的に設置したこのスペース、もっともっと利用してほしいと思います。

英語科では今年、ネイティブの教員二人を増員し、二人体制での授業数を増やすなど授業力、特に話す、聞く力をつけるための方策を強化しています。英語のグローバル研修も、今年は中学1年、2年生の2学年で実施できるようになり充実してまいりました。来年度からは中学3年生には3学期に2か月の中期留学の制度を設け、英会話能力とともに、将来の国際人としての素養を身につけるようにします。今後は海外からの留学生も受け付けていきたいと思います。

英語はコミニュケーション能力の向上が課題とされており、英語を使って「何ができるか」「どのようにまなぶか」に重点が置かれるようになりました。雲雀丘学園小学校でも来年4月からは、現行では5、6年生で実施している「聞く」「話す」中心の「英語活動」に、「読む」「書く」を加えて「教科」にします。こうして小学英語から中学英語に円滑に進めるようにしていきたいと思います。

2016年11月26日

雲雀丘の淵源を知りました

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月曜日(11月21日)、雲雀丘の地名の由来を尋ねて「雲雀滝」に行ってきました。「雲雀滝」は雲雀丘学園を北に20分ほど登って行ったところにあります。一般の民家を通らないと行けないので、存在は知っていても実際に見た人は学園にはいませんでした。かねがね学園の名にも関係する滝をぜひ見てみたいと思っていました。

雲雀滝は民家の奥まったところ、小さな山あいに樹木に覆われてありました。高さおおよそ10mくらい、山肌を伝って想像よりも多い水が落下していました。雲雀の名の由来は滝の音が雲雀のさえずりに似ているとのこと、水もきれいで夏になると蛍が飛び交うそうです。この水が流れて雲雀丘学園の中央を流れる小川になります。一度、どこかの生徒が下流からこの川を上ってきたことがあったそうです。雲雀滝を上ってさらに先に行きたいと言ったそうですが、危ないので止めさせたと民家の方はお話でした。多分、雲雀丘学園の生徒でしょう。

雲雀丘の名の淵源を知ることができ、学園を流れる川の水源を見ることができ、何かすっきりした気分になっています。今週は主に文化クラブに活躍の朗報が入ってきました。演劇部が県大会で最優秀賞を取り、近畿大会へ出場、早朝からの練習が実りました。写真部は県の総合文化祭で最優秀賞を獲得、多くの作品を出品しどれもが高い評価を受け、この名誉ある賞につながりました。囲碁将棋部も将棋部門個人戦で高1の女子生徒が優勝しました。ギターマンドリン部も本領を発揮し兵庫大会で優勝、これは順当な優勝です。

雲雀丘学園は勉強もクラブも、そして行事もどれも真剣に取り組んでもらいます。どれもやることで人間的な成長につながると考えるからです。クラブ活動も自らが活動を通じてどれだけ成長・進歩したかです。その意味で雲雀丘学園は勝利至上主義ではなく成長至上主義です。しかし優勝や活躍の報を受けると、思わず「よくやった!」の声を張り上げるのは性分ですから仕方ありません。(2016.11.26)

2016年11月15日

英語科、大忙し

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残念ながらあいにくの天候で昨日(11月14日)のスーパームーンは見ることができませんでした。日本では沖縄や東日本の一部で、68年ぶりのスーパームーンが見られたようです。今夜は晴れそうなので昨夜とまではいきませんが大きな月が見られそうです。

昨日は食堂の一部に「English Zone」が誕生しました。早速昼休みには何人かの生徒が訪れ、ネイティブの英語の先生方と食事をしながら英会話の勉強をしていました。このゾーンでは日本語は使えません。英語環境の中で英語を学びます。スペースなど、まだまだ不十分な態勢ですが、状況を見ながら充実を図っていきます。

金・土曜日(11月11・12日)の2日間、中学2年生のグローバル研修が開催されました。10人に一人づつネイティブの先生が付き徹底的に指導します。中学2年生にとっては昨年に続いて2回目、研修のレベルも上がりました。チームごとにテーマを決めて話し合い、最後に代表者が発表します。この時は保護者にもお越しいただきました。研修会の開会式で私は生徒たちを激励しました「上達する秘訣は3つ。恥かしがらないこと、失敗を恐れないこと、会話に積極的に加わること」。英語は度胸です。私の経験では流暢な英語よりも、自信に満ちた内容を手振り身振り、全身を使って話す方が相手の信頼と友情を得やすいと思います。

明日は中学の英語暗唱大会があります。この催しも45回目という長い歴史があり、雲雀丘学園の英語教育の一環です。昨年は中学3年生が、ノーベル平和賞に輝いたマララさんの受賞での演説を暗唱しました。今回は、オバマ大統領が今年広島を訪問しましたが、その時の歴史的な演説の暗唱と聞いています。大変楽しみです。このところ英語科の行事や取り組みが続きます。先生方もご苦労さまです。

保護者アンケートの集計結果の続きです。前回、ほとんどの質問項目で前年と比べ肯定的意見(評価して頂いている意見)が上昇し、有難いことだと申し上げました。肯定的意見が高い順に3つ上げると、中学では「本校のホームページは、教育活動を知るために有効だ」「宿泊行事は成果を上げいい思い出になっている」「本校ではしっかりとした安全管理体制がとられている」でした。高校では「本校ではしっかりとした安全管理体制がとられている」「本校の施設・設備は充実している」「学校からの連絡や懇談会は適度に行われている」でした。

逆に肯定的意見が1番低い項目から3つ上げると、中学校では「本校では生徒の習熟度に応じた学習指導やフォローが十分に行われている」「子どもと教員は、質問や相談できる関係ができている」「創立の精神(孝道)が生徒・保護者に浸透している」、高校では「本校では生徒の習熟度・・・・」「創立の精神・・・・」「本校の部活動は充実している」でした。

いくつか私の考えを述べます。中高とも「習熟度別の学習指導やフォロー」に心配をされていることです。これはどのレベルのお子様をお持ちの保護者の方からもご指摘を受けています。本学園は幅広く、能力を持った生徒が存在します。これはいいことだと思います。異なる能力の生徒がいて、互いに存在を認め合う中で切磋琢磨して成長していきます。本学園の教育の基本方針は「一人ひとりに向き合う」です。もっともっと生徒にかかわり、ご家庭とコミニュケーションを高めることが大切です。生徒への指導方法が先生と保護者で共有でき、成長が確認できるようにしていきたいと思います。

「創立の精神が浸透していない」については私もまだまだと思います。親孝行の具体化を本格的に取り組んだのは今年でした。そして今年は大きな成果を得ました。中高1500人の保護者から生徒の「一品料理」に対し、心のこもった感想をいただきました。親孝行は「百行の元」、継続的に取り組みます。

本校のホームページについては大きな評価をいただきました。(高校も4番目の評価)。兵庫県でも本学園のレベルは高いものと自認しています。他校の追随を許すことなく今後さらにブラッシュアップに努めたいと思います。(2016.11.15)

2016年11月09日

上智福岡中学高等学校から見学にお越しになりました

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立冬を過ぎ厳しい寒さが到来しました。朝、正門をくぐると小学校長の石田先生が、登校する児童への声掛けに、いつもの朝のように立っておられました。「コートなしで大丈夫ですか」と声をかけたところ「もうしばらく頑張ります」と、両こぶしを振っておられました。「年寄りの何とかにならないように願います」と言わないでいいことを言ってしまいました。

今日、11月9日から中学3年生は、3泊4日の沖縄研修旅行に出発します。今朝無事、伊丹空港を出発しました。しっかりと研修を積み、また一回り大きくなって元気に戻ってきてほしいと願っています。

一昨日の月曜日ですが、上智福岡中高等学校が本学園に見学にお越しになりました。上智福岡は今年の4月に上智大学のグループに入った福岡県の進学校です。早朝の生徒の登校の様子から放課後のクラブ活動の状況まで熱心にご覧になりました。授業もビデオを持ち込んで詳しくご覧になり、先生方とも精力的に意見交換をされました。遠方からわざわざ本校を選んでいただいたのは、進学実績が伸びていて、学校の雰囲気がよいところとのことで本校のことも大変詳しくお調べでした。有難い評価ですが、私たちは一層身を引き締め、教育活動に当たらねばなりません。本学園も色々な話をお聞きでき勉強になりました。また本学園も他校見学をしますが、見学の仕方も参考にしたいと思います。

さて雲雀丘学園中高等学校ではさる9月上旬に「保護者アンケート」を実施しました。集計結果が届いていると思いますが、これから何回かに分けて私の感想を述べたいと思います。(私の手元には昨年の報告書もありそれとの比較もしてみます。)

まずアンケートの回収ですが中学・高校合計で総数1461名のうち1130名から回答をいただきました。回収率は77.3%(昨年より4%増)で、うち中学は80.3%(同3.5%減)、高校は75.8%(同6.9%増)でした。全体として回収が増加したことは、関心をいただいたことで有難いことだと思います。

昨年との比較をします。質問項目は26項目ありました。解答は、「よくあてはまる」「ややあてはまる」「あまりあてはまらない」「全くあてはまらない」からの選択です。このうち「よくあてはまる」ですが、中学は26項目のうち21項目で、高校は24項目で上昇しました。

次に、「よくあてはまる」と「ややあてはまる」を合計した数字(肯定的意見と考えます)では中学では23項目が、高校では25項目が上昇しました。全体としてはほぼすべての項目で改善の評価をいただいています。アンケート集計結果への感想は、次の校長通信に続きます。(2016,11.9)

2016年11月06日

生徒会役員と懇談、自らの経験を話す

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昨日11月4日、生徒会後期役員と懇談の機会を持ちました。2時間という、考えていたよりも長い時間の懇談の時間でしたので、少し私がサントリーで経験したこと、学んだことから話しました。

私は40年間、サントリーに勤務しました。ほとんどが営業部門、勤務地はほとんどが東京でした。二つの大きな経験をしました。入社して35年間、サントリービールは全然売れずビール業界最下位の位置で苦労をしたこと、一方ウイスキーの方は、最初の10年間は売れに売れ、わが世の春を謳歌したものの、1983年を境に次の25年間は一転して下降線をたどり、販売量はピークの6分の1まで下落、まさに経営の危機さえ感じたことを話しました。私はそのおかげで人の気持ちがわかるようになったとも付け加えました。

そして奇しくも2008年でした。ビールは発売以来46年間の赤字を脱したこと、ウイスキーはハイボールの大ヒットで、26年間の下降から上昇に転じたのでした。どうしてそれがなしえたのか、何が大切なのか、私自身が経験したことを話しました。今後の人生に活かしてくれればありがたいと思っています。

あまり学校運営や教育全般では取り入れていない考え方、思考方法についても話しました。これは企業にあってはごく一般的な考え方です。一つは「仮説」と「検証」です。もう一つは「プロダクトアウト」と「マーケットイン」です。私たちは常にレベルアップを目指さねばなりません。また自分のことと相手のことを同時に考える必要があります。この思考は社会に出て活躍していくためにも極めて大切な考え方なのです。

懇談の後半は生徒会役員の一人ひとりから役員として何をやりたいか、悩んでいることは何かを話してもらいました。色々と考えているんだなあ、というのが率直な感想です。学年によっても、男女によってもそれぞれ要望することは異なっている、個人差も大きい。、それをどうまとめて方針として打ち出すか。これは大人の社会でも実に悩ましいところです。話し合えば話し合うほど、結局何もしないことに陥りがちです。生徒には障害があればやらないのではなく、一つひとつ問題をつぶしていき、実現するにはどうしたらいいのか考えるようにしよう、と伝えました。変えることのむずかしさを生徒は学んでいると思います。しかし社会の進歩にはすべてこの過程を経ているのです。生徒会活動を通してリーダーシップがどんなことかを学んでくれればと思っています。(2016.11.5)

2016年10月29日

靴をそろえる大切さ

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過日、雲雀丘学園高等学校のオープンスクールが開催されました。そこで少しいい話に出会いましたので紹介したいと思います。オープンスクールは記念講堂での説明会から始まりましたが大変多くに方がお見えになり、講堂の後ろにいすを用意するほどでした。そのあと学園内で各セクションに分かれて教育相談、校内の案内、体験授業、体験クラブ活動などがあります。

大勢の方のお越しで、十分な対応ができていないと思われたので、私はお客様に「何かお伺いすることはございませんか」とお尋ねしておりました。場所は高校棟の玄関でした。たまたまお帰りになるところのご夫妻に声をおかけしたところ、話がはずみ学園の色々なことでしばらくの談笑となりました。ちょうどその時、野球部の二人が急ぎ足で玄関にやってきました。一人の生徒が右目にイレギュラーのボールを受け保健室に行くとのことです。

ご夫妻との話は中断しましたが、続く言葉は奥様からでした。「雲雀丘学園は素晴らしい教育をされていますね」そした「二人の靴はちゃんとそろえられています。それも出口の方に向いています。急いでいるのに立派です」と。私も気が付きませんでした。有難いお言葉ですが全員ができるわけではありませんと申し上げました。

日経の夕刊「心の玉手箱」(2016.9.13)に出ていました。いささか話は古くなりますが、「潮来笠」や「いつでも夢を」の曲で知られる橋幸夫のデヴュー前の話です。ある事情で作曲家の遠藤実と一緒に作曲家吉田正の自宅に、弟子にしてもらえるようお願いに行きました。あっけなく橋幸夫は合格、歌ったわけではありません。遠藤がわけを尋ねると、吉田は「橋君は玄関で遠藤さんと自分の靴をそろえて置いた」と。高校生だがなかなか礼儀をわきまえていると大作曲家吉田正は見ていたのです。

説明会では「雲雀丘学園は人間力ある生徒を育てたい」と申し上げました。口では言えますが、実は大変な目標で簡単に達成できるものではありません。まず我々教職員が人間力を高めていかねばなりません。人間力はたやすく登れる頂上とは思いませんが一歩一歩着実に、小さなことから一つひとつ積み上げていきたいと思います。

2016年10月28日

和気あいあいのPTA研修旅行

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昨日10月26日(水)は中高PTA・丘友会の研修バスツアーがありました。今年のテーマは「正倉院展とならまち散策と奈良ホテルでの昼食」です。123名の参加がありました。正倉院展は話題の「漆胡瓶」が展示されており、平日にもかかわらず長い行列ができていました。「ならまち」では、世界遺産の日本最古の寺「元興寺」で、飛鳥時代の日本最初の瓦を見ました。奈良ホテルでの昼食は、ホテルのご好意で雲雀丘学園のための特別メニューが提供され、格式と伝統のホテルでおいしく頂戴しました。

研修・バスツアーも今年で38回を数えますが、毎回大勢の参加があり、皆さん和気あいあいとツアーを楽しんでおられます。また、すでにお子様が卒業された方々(丘友会)も参加されるなど、いかにも雲雀丘学園らしいPTA活動に、楽しくまたうれしい気持ちになります。昼食時には多くの保護者とお話をさせていただきました。すべての方とお話しする時間はありませんでしたが、いつもとはちょっと違った気楽な雰囲気でお子様の話ができてよかったと思います。生徒の成長にはPTAと学校の協力が欠かせません。言わば車の両輪、保護者と先生方がこうした催しからもコミニュケーションを深めればと思っています。

今日明日と2日間、高校3年生を対象とした「全統模試」が校内で行われています。この成績で来年度の進学先を絞り込んでいく大事な試験です。センター試験まであと2か月半、いよいよ胸突き八丁にさしかかります。ご家族の皆様にもしばらくは気が休まらない時期となりますが、車の両輪でこの難関を乗り切りたいと思います。(2016.10.26)

2016年10月21日

学園の躍進に歓声、学園東京支部同窓会に出席

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数日前ですが記念講堂の隣で、金木犀の甘い香りをやっと感じることができました。昨年の校長通信では10月6日に金木犀のことを記しています。今年は開花が10日ほど遅くなったようです。

先週の土曜日、10月15日に雲雀丘学園同窓会(告天子の会)東京支部の総会が東京一ツ橋の如水会館で開催されました。3年に1度の開催、今年で10回目を数えます。90名余りの卒業生が出席され、退職された恩師も4人がお見えになりました。80歳を超えられた先生もおられ、いまだ張りのある大きな声で挨拶されることをうれしく思いました。学園草創期の何もないころですべて手作り、苦労したがそれが大変楽しかったことを話されました。また当時みんなで合唱した「初恋」という歌を、実につやのある声で朗々とお歌いになるのには出席者全員が、大きな拍手を寄せていました。

私は学園の現況をお伝えしました。小学校、中高の様子をスライドを使って説明しました。体育大会、文化祭、授業風景、卒業式など学園の様子、そして大きな変化に皆さんが食い入るようにご覧になっていました。強調したわけではないのですが、昨今の進学実績が画面に出た時には大きな歓声と拍手が沸き上がりました。これにはこちらが驚きでした。直前に発売された週刊「東洋経済」に雲雀丘学園の名が出ていますがそれをかざされる方もおられました。東京にあっても、母校を思っていただいているのだの感を強くしました。心強くうれしい限りです。

「諸先輩に作っていただいた、大らかで伸び伸びとした良き校風はぜひ守り育てたい、生徒には人間力を求める」の言葉で締めくくりましたが、多くの方から講演やクラブ活動への支援の話をいただき、ありがたいことだと思っています。私の高校の母校も年一回の支部同窓会が東京でありますが、雲雀丘学園は年齢層も幅広く女性の参加者が多い大変華やかなものでした。なお今回で支部長が松野様から星野様にお代りになりました。

2016年10月13日

「ありがとう 親孝行の料理一品」

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先週土曜日、10月8日は忙しい1日となりました。雲雀丘幼稚園と中山台幼稚園の運動会があります。重なっています。私は学園の常務理事も兼ねていますので両方の運動会を見に行きます。幸い中山台幼稚園は学園小学校のグラウンドを使いますので移動に時間はかかりません。心配されていた雨も降らず、初秋の日射しは暑いくらいでした。「伝統の雲雀丘」、そして「元気の中山台」の両幼稚園とも観客席からご家族の声援をいっぱい受け、素晴らしい演技を見せてくれました。

午後からは宝塚大学で開催された「雲雀丘100年フェスイティバル」に出席しました。雲雀丘の地が1915年に開発され今年で100年を迎えます。記念の式典、講演、コンサートなどが催されました。主催者が話された中で興味深い話がありましたので紹介します。ここ雲雀丘は長尾山麓の南側の傾斜地にあります。長尾山麓には古墳が多いことでも有名です。古墳が多いというのは、一般に地盤が強固であり一帯がパワースポットの地ともいわれるそうです。事実、阪神大震災の時は、周り地域が建物の倒壊など大きな被害があったのもかかわらず、ここ雲雀丘は極めて少なかったということでした。この雲雀丘の開発には阿部元太郎氏が当たったのですが、ここまで考えてこの地を選んだことには驚きでした。有難いことだと思っています。

さて過日の校長通信で「60ホール」の前に「親孝行の木(気)」が10本誕生したと書きました。うち4本は、生徒が料理一品を家族に提供し、ご家族から感想の言葉をいただき、木の葉に書いて木の幹に貼り付けたものです。1500枚の葉が繁り私は時々、折を見ては読みに行きます。何度見ても飽きないのです。お母さんが書かれたものが多いと思いますが、どの葉も実に正直な思いが綴られています。慣れない手つきで料理を作る子供に微笑み、作ってくれた料理に感謝し、子供の成長を歓び、子供の将来を夢見るうれしさが感情いっぱいに描かれています。

この木はしばらくの間は掲示されると思いますが、ご覧になれない方もあると思いますのでここでほんの一部ですが紹介したいと思います。

「家族みんなが好きなポテトサラダを作ってくれました。ピーラーも包丁も扱う手がぎこちなく、けがをしないかハラハラしましたが、一生懸命作ってくれて家族も大喜び、美味しかったです。私が作るより主人も妹も喜んで食べ、本人も嬉しそうでした」(中1女子保護者)

「息子が作った豚のしょうが焼きは二つの理由で最高でした。一つは、皆で競い合うほどおいしく仕上がったこと、もう一つは我々家族5人だけでなく、近くの母屋に住む祖父母にも届け喜んでもらえたことです。稲刈りや栗の収穫で忙しく疲れた祖父母の活力になりました。料理の腕前と優しい心がこれからも育ってくれますように。母より。」

「普段、あまり料理をしない娘ですが、今回は楽しそうに野菜を切ったりしていました。不器用なのでつい口出しをしたくなりましたが、「自分一人でやる!」と申しましたので、見守ることにしました。出来上がって家族みんなでおいしくいただきました。「親孝行の日だけでなくこれからは時々、ご飯を作ってね。」と言ったら、「うん!」と言ってくれました。今日食べたビーフシチュウーの味は忘れられないと思います。(高1女子保護者)

「親孝行の日」に向けて、「何か作ってくれるの?」と聞いてみると「卵焼き作るわ!!」と言って、ササッと菜ばしを取り、素晴らしい手際の良さに驚かされました。母と息子、並んで台所に立つ機会がなくなり、久しぶりの親子クッキングでした。あっという間に作ってくれた卵焼き、卵焼きをお皿に移すとき、まさかの落下。キッチンマットの上に着地するハプニング。また、これも笑いが出て、楽しくそして、美味しくいただきました。(高2保護者)

さて、保護者の皆様に感想を書いて提出をお願いした数日後だと思いますが、学園で何かの会合があった時と思います。数名で歩いておられたお母さま方から「校長先生、感想文の宿題をいただきありがとうございます。大変ですょ」とご忠告を受けました。もちろん笑顔でしたが。「そうかなあ、大変なのかなあ」と案じていましたが、ほとんどの方から感想をいただきました。有難いことです。うれしい限りです。

ご家庭では1500通りの「料理一品」ドラマがありました。家族のふれあいがありました。あらためて保護者の皆様にお礼を申し上げます。また一生懸命料理一品を作った生徒も誉めたいと思います。良くやった。あっぱれ!

この大切な感想文をどのようにしようか家庭科の先生方と検討中です。どの感想も素晴らしい心のこもったものです。珠玉です。何か形にして残しておきたいと考えています。
親孝行・・・。雲雀丘学園は親子、ご家族のコミニュケーションを通して人間性豊かな生徒を育てていきたいと思います。

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