学校ブログ

部活動

茶道部 旅立ち

2019/03/20

茶道

今年もまた、この時期が巡ってきました。卒業した先輩たちを主賓にした「追い出し茶会」です。

本当は告天舎で開きたいけれど、学園が誇る和風建築は色々な方が使われます。そこで今回は、もう一つの懐かしい場所、文化館和室でO・MO・TE・NA・SHI。木目が綺麗にみえるまで板の間を拭き、畳の目にそって箒をかけ、そして、ほら。靴もこんな風に綺麗に並べて先輩たちを待ちます。


濃茶を点てるのは部長のMさん、続く薄茶は副部長のNさん。半東と呼ばれる説明役(兼MC?!)は起業家を目指すSさん。水屋の司令塔や後輩への気配りなど、OさんとHさんを加えた高2メンバーたちが中心に、久しぶりに顔を揃えた卒業生のセンパイを取り囲みます。

いや、取り囲みたいけれど、狭すぎてこんな感じに!!

ここでちょっと器を見てください。一番奥にあるのが真葛(まくず)焼という京焼で、写真には映っていない(ごめんなさい!)いちばん位が上の正客のための器です。お正客は、やっぱり一年部活を引っ張ってくれた前の部長のHさん。続く次客が前副部長のAさん、そして三客のOさん、四客のYaさんと続き、「お詰」と呼ばれる最後に座っているのがYoさん、いわゆる大トリで、茶会では客席を締める役割を果たします。

あ、器の話でした。こうして、とりどりの器を組み合わせて茶席をつくる楽しさも、部員たちはどんどん上手になってきています。

この後も、会はまだまだ続きました。センパイたちと後輩たちとの距離も、いろんな活動をしていく中で、毎年、毎年縮まっていると実感します。卒業したみんな、またすぐに会えますように!

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