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ボランティア部 手話講座活動レポート

2019/07/25

ボランティア

 7月12日に、私たちは耳が不自由なAさんと障害者福祉センターから来た手話通翻をする方と交流しました。最初に通翻をされる方にAさんとお話しするときには通翻の方を見ず、Aさんを見て話してくださいと注意されました。Aさんはとても陽気な方で私が知らなかったことをたくさん教えていただきました。中でも私が印象に残ったことが4つあります。

 1つめは耳が不自由な人は音が聞こえないので、朝起きるとき目覚まし時計は使うことができません。そのため耳が不自由な人は目覚ましの代わりに振動で時間を教えてくれるものを使うそうです。今では身近なお店でも売っているそうです。

 2つめは「耳マーク」です。私はこのマークを見てもあまりピンと来ていませんでした。耳マークは公共の場所にあり、これを見せることで耳の不自由な人は筆談をすることができます。しかし、このマークはあまり普及していません。

 3つめは手話にも方言があるということです。例えば、「リンゴ」だと関東ではほっぺに手で作った丸をひっつけると「リンゴ」関西では手をグーにして腕にこすりつけると「りんご」だそうです。ちなみに関東はほっぺは赤いので丸くしてりんご、関西は手のグーがリンゴで服でふいてかじるからだそうです。

 4つめは耳が不自由な人全てが決して手話ができるわけではないことです。私は耳が不自由な人は手話でコミュニケーションをとっていると思っていました。しかし、耳が不自由な方たちは、ほかの手段を使ってコミュニケーションを取ることも可能なのです。例えば、読唇術があります。これは相手が話すときの口を読み取るワザです。Aさんは幼いときに厳しく指導されてこれを身につけることができたそうです。

 今回、このようなお話を聞いて、私たちが普段生活している時に、耳の不自由な人たちはどのようなに生活しているかを知ることができ、いい機会になりました。(高校生女子)


                       


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