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囲碁将棋部 将棋 全国新人大会結果

2020/02/10

囲碁将棋

将棋では年4回ほど大きな大会があります。最も大きな大会である夏の全国総文、全国竜王戦(男子のみ)、地方総文(近畿総文)、そして冬の全国新人大会です。

本校の女子生徒1名は昨年11月に行われた予選大会の結果から、この新人大会への参加が決まっておりました。そのため2月6~8日にかけて新人大会に参加して参りました。

場所は福島県福島市飯坂温泉の旅館「吉川屋」です。

この吉川屋は、今年で創業179年を迎える伝統ある旅館で、過去にはプロ竜王戦の会場となったこともある場所です。とても格式が高いこの旅館で、全国の予選を勝ち抜いた各都道府県代表130名が激闘を繰り広げます。

写真は開会式です。この後ろには男子ブロックがあり、とても広い会場です。今回の大会では島朗九段、渡辺和史四段、鈴木環那女流二段、奨励会員1名が来られていました。写真右側に写っています。では大会を振り返りましょう。


第1戦目は大分県大分上野丘高校が相手でした。この対局を見事に勝利すると、第2戦の宮城県仙台第ニ高校戦にも勝利し2連勝。しかし、第3戦が苦戦でした。相手は静岡県浜松日体高校の大城さん。大城さんは去年度の大会で全国準優勝を果たしている強豪です。「歩ばかり山のホトトギスか」という将棋用語をご存じでしょうか。お互い持ち駒に歩ばかりとなったこの対局、大城さんは絶妙な歩遣いでと金を3つつくり対局を優勢に進めます。結局、部員はこの一戦を落としてしまいました。決勝トーナメント進出の条件は4勝1敗以上、つまりこれ以上負けられません。


第4戦目は大阪府和泉高校の高1生。この子は部員の知り合いでした。中盤、部員優勢に進んだ対局でしたが、相手に入玉を許したうえに逆転負けを喫しました。第5戦目岩手県盛岡第一高校相手に勝利しましたが、合計3勝2敗で決勝トーナメントには進めませんでした。今でもあの4戦目が私の脳裏にも焼き付いています。しかし、それでも部員は本当に強いです。来年は兵庫県開催になります。ぜひとも尼崎中小企業センターでリベンジを果たしてもらいたいと思います。

各対局を覗いてみると、女子の部では中飛車戦法が目立ちました。地方予選では四間や三間がよく見られますが、少なかったです。また今回の大会では、選手たちの間で普段相性の悪い相手に初めて勝つ子がでたり、力のある子が決勝トーナメントに進めなかったりと波乱が多かったように思います。これも大会の面白さかと思います。さて、先述の通り来年の新人大会は兵庫県開催です。開催県枠があり、出場選手が多くなります。男子部員たちも出場を目指して日々精進していきましょう。

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