３学期はじめての土曜日。茶道部では最大限の感染予防をしつつ、２０２１年最初の部活動です。

今日は茶道のお正月にあたる初釜、濃茶を点てて祝います。ねっとりと濃厚で甘い濃茶を、本当は分け合って楽しみたいところですが、今年は濃茶も自分で点てて自分で味わう自服。それでも椿の生菓子に加えて、差し入れのお菓子も。

まだまだ先の読めない日々が続きますが、利休さんが生きておられた時代から500年、人の世の様々を見てきた茶道です。静かに流れていく時間に身を任せ、遥かな時代に想いを馳せ、窓の外のヒヨドリが揺らしたサクラの枝を眺めるココロ。耳をすませば、すぐそばでお茶を点てている音がしています。

ほっと一息。

今はそれでいいんじゃないかなあ。