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囲碁将棋部 将棋 中学将棋選抜大会

2021/05/14

囲碁将棋

5月9日(日)に第42回中学生選抜将棋選手権大会(個人戦)が行われ、本校からは8名が参加しました。会場は灘中高等学校です。

中学生の公式戦はこの春の大会1回しかありません(それ以外は地域の大会などに参加しています)この大会は、代表戦、交流戦、女流戦の3つに分かれており、代表戦と女流戦からは県代表が選ばれます。それでは大会を振り返ります。

昨年度は中止になったこともあり、私個人としては今回の大会をかなり楽しみにしていました。中学生は上達がとても早く、どれほど成長しているのか確かめることができます。

まずは唯一代表戦に出場した中3生のF君。2年前の大会は交流戦で惨敗でしたが、この2年で将棋ウォーズ二段にまで成長した生徒です。不安もありましたが思い切って代表戦に出場、1勝2敗で決勝トーナメントには行けませんでしたが、彼のグループは研修会2名が入った死のブロック。ここで1勝を挙げたということは、十分通用したといって良いでしょう。

次に中1生のK君。彼はルールこそ知っているものの、指し方や戦術を知らず部活に入ってから練習を始めた生徒です。大会前日、私は2時間で棒銀を教えました。その棒銀を使って交流戦で2勝1敗と健闘。決勝トーナメントに入りました。前日2時間の特訓で決勝に行けるとは、正直思ってもみませんでしたが、彼の指し方にはセンスを感じました。きっとこれからも伸びると思います。

中1生では将棋ウォーズで初段のT君の活躍が目立ちました。交流戦予選ブロックで3連勝、決勝も勝ち進みます。途中、上記K君との直接対決を破ると、準決勝では153手の大熱戦の末に勝利。決勝では本校生徒2名を倒し勝ち上がった教室通いの生徒と対決します。後手番となったT君、戦型は相居飛車、角換わり。T君の右四間飛車に対し相手は地下鉄飛車で対応します。中盤は押されていましたが、終盤で逆転。124手で勝利し交流戦優勝を果たしました。

全員は紹介できませんが、参加した生徒はみな本当によく頑張ってくれたと思います。そして何よりも、部員たちがとても楽しそうでした。休憩中も友達と指していましたし、皆がまた家でも練習すると言っていました。みな将棋が好きなんだなと感じた大会だったように思います。

実はこの大会で本校の中1女子部員が全国大会出場を決めました。県大会は終わりましたが、次は8月に山形県天童市で行われる全国大会です。どのような戦いになるか、今からとても楽しみです。

最後に私も混ざって写真を撮っていただきました。運営にご尽力いただいた摩耶将棋教室様および灘中高等学校様にこの場をかりて感謝申し上げたいと思います。本年度もありがとうございました。

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