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鉄道研究部 探究ゼミ「ダイヤ」

2022/01/13

鉄道研究

今日の昼休み、探究ゼミ「日本の交通網」を開催し、部員と有志の11名が会議室に集まりました。今日は第19回、テーマは「ダイヤ」です。 

 鉄道のダイヤは秒単位で組まれており、運行計画をつくる「スジ屋」が綿密に計画建てており、JR西日本の場合、1年がかりでダイヤ改正を考えているという記事を読んだうえで、阪急神戸線西宮北口駅では昼間は時間短縮のために降車専用ホームを使わず直線のホームを使っていることを読み、感想を話し合いました。降車専用ホームを使うと乗り降りの時間は短縮できますけど、進入速度が遅くなるため、わずかの差ですが「少しでも速く走らせたい」という思いが伝わってくる取り組みです。

 2005年の福知山線脱線事故の背景には「運行に余裕のない過密ダイヤ」があったと事故調査委員会が指摘しました。安全かつ利便性という矛盾した要請を受けながら、スジ屋さん・運転士さんは、日夜苦労されています。

 生徒は、「蜜を避けるため降車ホームを使うべき」「進入速度でホームを変えているのは驚いた」「少しの時間もしっかり考えるのは大変だがすごい」「時間も大切だがゆとりも考慮して作成すべき」「時間ロスを減らすためさまざまな工夫をしているのだなと思った」「日本は遅れたときのあせりが感じられる。海外では20分遅れとか普通の状態」といった意見がありました。ゆとり・安全と速さ、難しい問題です。

 次回のゼミは1/20に開催します。

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