6月1日（日）灘中高等学校にて第21回文部科学大臣杯中学将棋団体戦が行われました。本校からは4チームが参加しました。今回は三将の活躍が目立ちました。

Ｂチームは初戦、昨年度準優勝の塩谷中学校と対戦しました。大将が勝ち副将が負け、勝負の行方は三将戦に託されます。三将は学園小学校6年生の頃から本校部活動に通い続けていた中2Sくん。初めは攻め一辺倒で課題も多かったですが、この3年間地道な努力を続けて本当に強くなりました。強敵相手に中盤、危ない場面を何度も受け切り、最後は見事な寄せで勝利しました。大金星でした。

Ａチームの三将は昨年までは初心者だった中2Mくん。毎日将棋を指し、またコツコツと研究を怠らなかった生徒です。この一年で有段者にまで成長しました。Mくんの活躍もあり全勝で準決勝まで来ました。全国大会（西日本予選）出場枠は2チーム、ここを勝てば本校史上初の西日本大会出場です。相手は白陵中学校です。大将の中2Nくんは相手の三間飛車対策として普段あまり指さない穴熊で戦います。中盤までは優勢だったNくんですが、途中から盤面を悪くし逆転負け、他２二人も敗れてしまいとても悔しそうでした。もう片方の準決勝では予選を勝ち上がった塩谷中学校が灘中学校を破りました。３位決定戦の相手は灘中学校、悔しい思いをした大将は見事に勝利しましたが、副将三将が敗れ１－２。４位で大会を終えました。

Ｃ、Ｄチームも予選で敗れてしまいましたが奮闘してくれたように思います。どのような競技でもずっと勝ち続けることは難しいものです。たくさん経験を積んで強くなっていきます。また夏も大会に参加しましょう。今大会では西田拓也五段が指導対局を行っていました。いつもお世話になっている森信雄先生門下の棋士です。本校生徒も指導いただきました。運営、西田五段、および対戦相手の方々、本当にありがとうございました。