
部活動
【中学女子テニス】全国中学生テニス選手権大会の結果
2025/08/20
8月18日(月)に福岡県博多市博多の森テニスコートにて行われた全国中学生テニス選手権大会の結果を報告させていただきます。
団体戦【ダブルス2本、シングルス3本】
1回戦 1-4 桐光学園(神奈川県)
相手は昨年12月に開催されました全国私学テニス大会の2回戦で対戦をし、さらには関東大会を第2位で突破してきた桐光学園でした。戦前から対戦相手の実力はわかっており、大変苦しい戦いになることは予想されました。しかし、「相手が格上だから」と及び腰になっていると勝てる可能性を逃してしまう、全力で1勝を目指していこうとこの対戦に臨みました。実際に対戦をいたしますと、相手の強力なボールや、準備されてきた展開力に押される場面が多々ありました。それでも、「自分たちがなんとかポイントを取るんだ」という意志を最後まで持ち、粘り強く戦うことができました。特に、中学1年生の時からシングルスのエースとして戦ってきた中学3年生の選手は、相手のエース(全中個人戦シングルスに出場している選手)のやりたいことをできるだけ抑え込み、マッチポイントまで行くことができました。そこからの相手の力強さは素晴らしく、最終的には逆転されてしまいましたが、本当に感動的な試合を展開してくれました。この戦う姿勢を、後輩の中学1年生および2年生は決して忘れてはいけません。「自分のテニス」というものを確立して貫くことも大切ですが、なんとか喰らいついて「相手のテニス」のレベルを下げていこうとすることも重要です。試合では、「ミスをしてしまうと負け」ます。だからこそ、「相手にミスをさせれば勝つ」ことができます。または、「相手にチャンスを引き出させる」ことができれば、自分たちが強い状況を作ることができます。そういったことが重要であると気づかせてくれたと思います。この精神を一人でも引き継いで、粘り強い「雲雀丘」になっていきたいです。また、応援についても、中学3年生の存在が目立ちました。ポイントを取れば加速させていく応援を、ポイントを落とせば盛り上げるような声掛けを絶えずくりひろげていました。ベンチからまたはコート外からこういった声掛けは本当に選手の力になります。この精神は、今後も引き続き行なってほしいです。
今大会は中学1年生から3年生が揃う最後の団体戦となりました。この大会に出場し、1勝を挙げることを目標に、この4月から準備をしてまいりました。ブログでも書きましたが、今年の兵庫県は群雄割拠の状態であり、どの学校も「県1位」「全中出場」を目指す力がありました。その中で、何度も危ない場面を迎えましたが、その度にチームとしての団結力を発揮して乗り越えることができました。これは試合に出ている選手だけでなく、応援に回った選手や、今回はメンバーに入れなかった部員たちの力が団結した結果だと思います。これもひとえに今の中学3年生たちが1年間かけて準備してきた「環境」にあります。今年の中学3年生は人数が5名と少なく、だからこそ「なんとかして勝とう」という気持ちがまとまり、行動に起こしてくれました。この行動したことに中学2年生以下も感化され、その行動についていったのではないでしょうか。言葉掛けで人の行動を変えることもできますが、やはり行動の方が人の心を惹きつけます。それができた中学3年生を誇りに思います。
さて、次の団体戦からは2年生と1年生のチームとなります。3年生たちが積み重ねてきたものは簡単には超えることはできません。しかし、部員の数が多い2年生および1年生が1つにまとまれば、確実により大きなことを実現できると考えています。そのためには、一人だけで頑張るのではなく、チームみんなで自分の可能性を広げていこうとする姿勢が大事です。次は8月24日の県私学大会です。絶対に優勝しましょう!!
保護者の方々へ。
3年生の保護者の方々へ、この2年半の間、絶え間ないサポートをしていただきまして、本当にありがとうございました。この1年間はずっとハラハラされてきたと思います(私はハラハラしていました)。それでもここまでやってこれた、全ての全国大会にいけたことは、選手の力もさることながら、それを発揮できるように支えていただいた皆様の存在があったからこそだと思います!
2年生、1年生の保護者の方々へ、この忙しい夏を、一緒に乗り越えていただきまして本当にありがとうございました。そして、すぐに新しいシーズンが始まります。これからは3年生がいない分、より緊張感を増して選手たちは大会に臨んでいくことになるかと思います。また選手の近くでサポートしていただきたいです。よろしくお願いいたします。
最後になりますが、今大会の開催、そして運営に尽力していただきました先生方、本当にありがとうございました。先生方のおかげでこのような素晴らしい大会そして思い出を作ることができました。また来年の全中に出場し、今度は1つでも勝てるように精進して参ります。今後ともよろしくお願いいたします。