１２月２０日（土）灘高等学校にて「第１４回近畿高等学校囲碁選手権大会」が開催されました。

この大会は、３月に大阪で開催される全国大会にする近畿ブロックの代表選手を決める大会です。

この近畿選手権には、兵庫・大阪・京都・奈良・和歌山・滋賀の各府県大会を勝ち抜いた選手のみが参加できる上位大会です。各府県大会を勝ち抜いた人のみが出場しますので、当然のことながらハイレベルな戦いになります。

雲雀丘学園からは女子個人戦に高２女子（四段）、男子９路盤戦に高１男子（六段）の２名が先日の県大会を勝ち抜き出場しました。

女子個人戦の参加者は１６名。全国大会に出場できるのは上位３名と狭き門です。

４局打ちスイス式で順位を決定します。

１回戦：対　県立向陽高（和歌山）の選手に勝ち

２回戦：対　追手門学院高（大阪）の選手に負け

３回戦：対　高槻高（大阪）の選手に勝ち

４回戦：対　市立柴野高（京都）の選手に勝ち

結果３勝１敗。

４勝が１人で３勝１敗が４人いました。同じ勝ち数で並んだ場合は対戦した相手の勝ち数が多い方が上位になります。

結果第３位となり見事全国選抜大会への出場が決まりました。

 

男子９路盤戦には１２名出場。全国大会に出場できるのはこちらも上位３名と狭き門です。

９路盤戦は総当たりで１１局打ち順位を決めます。持ち時間５分とはいえ１１局打つのはかなり大変です。

対　府立茨木高（大阪）の選手に負け

対　大阪国際高（大阪）の選手に勝ち

対　県立向陽高（和歌山）の選手に勝ち

対　県立向陽高（和歌山）の選手に勝ち（上の選手とは別）

対　花園高（京都）の選手に勝ち

対　洛南高（京都）の選手に負け

対　灘高（兵庫）の選手に負け

対　県立虎姫高（滋賀）の選手に勝ち

対　県立虎姫高（滋賀）の選手に勝ち（上の選手とは別）

対　天理高（奈良）の選手に勝ち

対　奈良学園登美ヶ丘高（奈良）の選手に勝ち

結果８勝３敗で第３位。見事全国選抜大会への出場が決まりました。

 

結果、出場した２名とも全国選抜への出場が決まるという最高の結果になりました。

この２名は３月２１日（土）に大阪商業大学にて開催される「第２０回全国高等学校囲碁選抜大会」に出場します。

女子部員は「女子個人戦」、男子部員は「男子９路盤戦」への出場です。

実は、女子個人戦・男子９路盤戦共に昨年の全国選抜で関西ブロック代表選手が３位以内に入賞し、出場枠が増枠されており全国への出場ができることになりました。本来関西ブロックに割り当てられていた枠は２名で、増枠されていなければ惜しくも出場できていませんでした。昨年入賞を果たしてくれた方に感謝の気持ちを忘れず、全国の大舞台でも頑張ってもらいたいと思います。

３月の全国大会は全国から各種目わずか１６名しか参加できないという囲碁の高校生の全国大会としては最も出場することが難しい大会です。いきなり全国ベスト１６から始まり、全員高段者と言ってよい位ハイレベルな戦いになります。多くの予選で残念な結果に終わってしまった人の分も頑張ってもらいたいと思います。