部活動
鉄道研究部 探究ゼミ「交通網」代行バス
2026/10/15
今日の昼休み、「日本の交通網」が会議室で開催され、鉄道研究部員と有志の9名と出前授業で来校された新聞記者1名が参加しました。今日は第12回、テーマは「代行バス」です。
台風25号の影響で不通になったJR内房線・姉ケ崎駅(千葉県市原市)~長浦駅(同県袖ケ浦市)間で、10/5から代行バスの運行が始まりました。そのルポの記事を読みました。
内房線は、千葉市と房総半島南部を東京湾沿いに結ぶ路線で、姉ケ崎-木更津間は1日約54000人が利用します。5日に長浦-木更津間は運転を再開したが、姉ケ崎-長浦間は引き続き不通で、両駅間は代行バスに乗り継ぐことになります。
改札では、複数人の駅員が利用者を代行バスへ案内し、駅舎の外には、代行バスを待つ乗客の列が目測で100メートルほど続き、警察官が交通整理をし、乗り場には3台ほどの観光バスタイプの車両が次々と乗せていき、行列はみるみる解消していったそうです。乗客は、切れ目なく代行バスを運行してくれるJR東日本には感謝しているようだったそうです。ただ道路の渋滞はあったようで、鉄道の代わりに車を使う人が増えたためと思われます。これだけのバスが待機しているのはすごいと乗客は驚き、バスが駅に到着すると、JR職員が降車する乗客一人ひとりに、「ありがとうございました」と声をかけ、乗客も同じように「ありがとうございました」と応じ、不平を口にする人は見当たらなかったそうです。
高校は、9月まではオンライン授業の日もあったが、10月からは全員が登校していると話していたそうです。始業時間は通常より20分遅くし、渋滞で到着が遅れても遅刻にはならないそうです。
JR東日本によると、姉ケ崎-長浦間の復旧には、少なくとも3カ月程度かかる見通しで、土砂崩れにより線路を支える砂利の層「道床」が流出したり線路上に土砂が流れ込んだりし、土砂崩れの規模が非常に大きく、復旧に時間を要しているそうです。
JR東日本は当初、9月28日以降の代行輸送を検討していたが、利用者数に見合う台数のバスを確保できず、運行開始を見送り、国土交通省が日本バス協会を通じ全国のバス会社に車両や運転手の派遣への協力を求めました。JRによる代行輸送開始前には、都営バスが小湊鐵道と協調し長浦-姉ケ崎間で臨時バスを運行しました。こうした支援や、長浦-木更津間の鉄道運行再開による代行区間の短縮を経て、10月5日からJRの代行輸送が始まりました。
JR東日本は、長浦駅に折り返し設備を仮設して長浦-木更津間を先行再開し、代行バスが必要な区間を姉ケ崎-長浦間に短縮しました。国土交通省による全国の事業者への協力要請もありました。それでも、代行バスの輸送力は鉄道の1~2割にとどまります。
取材日、駅前に、待機タクシーの姿はほとんどなかったそうです。結局、電車が止まると、このあたりは代わりになる足がなく、移動手段を持たない高齢者は、病院に行くにも買い物をするにも困ってしまうのが、首都圏近郊でありながら、姉ケ崎-長浦間の沿線が直面したシビアな現実です。
この記事を読み、皆で意見交換しました。
「交通関係の人は、非常時でも努力していてすごい」「災害はどうしても起こるので、いかに早く代替手段を手配できるか、復旧できるかが重要。すぐバスや運転手を手配できる枠組みを作る、AIを活用した早期復旧が必要。自動バスが普及すれば、一層代替がうまくいくかも」「通学と鉄道は密接な関係性があると思った」「ここの場合、迂回が困難なので代替に頼らざるを得ない」「早く家を出る生活はたいへんそう」「代行バスで意外と大丈夫ということは、鉄道でなくてもよいのか?」などの意見がありました。
代行バス確保へのさまざまな努力を学ぶことができました。また、復旧へ向け工事をしている関係者もおられます。通勤通学だけでなく、その先へ移動する需要もあり、この路線の場合、復旧はなるべく早く必要です。各地で不通の路線があります。それぞれの課題を考えていきたいです。
次回は10月22日です。
今後のイベントは、以下の通りです。
9/25夕方~10/23 雲雀丘学園・龍谷大平安・報徳学園合同写真展(阪急大阪梅田駅ギャラリーコーナー)
10/17 高校説明会校内見学→部室(高校校舎1階西側)公開
10/24 外国にルーツのある子どもとのイベント(宝塚市国際文化センター)
10/31 中学説明会授業体験 社会科「SLから社会を考える」・部活見学→10/1申込開始
11/8 たからばZINE日和(宝塚市立文化芸術センター)鉄研製作の冊子配布
12/13 すこやかまつりin尼が咲き(尼崎市立すこやかプラザ(立花駅前))10~16時 プラレール
