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進路の部屋

探究プロジェクトー解剖実習から学ぶ生物の不思議ー

2020/12/24

探究プロジェクト

12/21~22の2日間にわたり、大阪大学理学部生物学科の古屋秀隆先生の指導のもと、研究室体験を行いました。

初日は、頭足類であるタコについて、その形態や生態の特徴について講義していただきました。その後、実物のタコを解剖しました。手元の解剖図のプリントと照らし合わせながら解剖を進めると、その再現性と美しさに感動しました。

2日目は、頭足類の体内の寄生虫について学びました。寄生虫は、宿主生物の体内に入り込み、互いに利益を得ながら生活をする相利共生や、一方的に利益を奪いとる寄生など、その生活のしかたは様々です。今回はニハイチュウに注目し、実体顕微鏡で観察しました。

2日間の終わりに、大学四年生の卒業研究と博士課程の大学院生の研究発表を聴きました。古屋先生と学生さんのディスカッションは、学問を愉しむ姿そのもので、素敵な光景でした。

参加者へのメッセージとして、古屋先生に次のような言葉をいただきました。「せっかくこの地球上に生物として誕生してきたのだから、楽しめることを探しなさい。大学に入学することは生きる上での目的にはならない。もっと先を見据えて、どんなことでも良い、自己満足でも良いから、楽しいと思えることを探そう。」

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