学校ブログ

進路の部屋

自分を支えるもの~受験体験記②~

2023/06/23

大学入試

あと1週間で6月が終わります。高3生はクラブの最後の大会が終わって本格的に受験モードに切り替わった人、今まさに最後の大会を迎えている人など、一人ひとりが大切な時間を刻んでいることと思います。

今日紹介するのは、国公立大学の学校推薦型選抜に出願し、残念ながら不合格となったものの、志望校への強い気持ちを貫き、前期日程で見事合格をつかんだ先輩の体験記です。

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進学先;千葉大学 看護学部   文理探究コース理系

1.志望校決定

私が志望校を千葉大学に決めたのは高3になる前の春です。国際看護師・助産師になるという夢があったので、その夢に一歩でも近づける大学を探しました。高2までは関西圏の大学を考えていましたが、私がやりたいこととマッチしているか大学の先生に電話やメールをして直接確認しました。大学のパンフレットやホームページに書いていること以外も深く知ることができ、本当に行きたい大学を見つけられました。

2.学校型推薦、公募推薦と一般入試

私は千葉大学の学校型推薦を秋に受けました。

小論文と面接が必要だったので、夏から小論文、10月ごろから面接の対策を始めました。学校の先生方が小論文と面接の対策をみっちりサポートしてくださるので自信を持って臨めました。結果は残念でしたが、私立の公募推薦での小論文と前期一般試験での面接で活かせたので、推薦対策をした時間が無駄だったとは思いません。

私立の公募推薦を受けるか迷っていたら受けることをおすすめします!!私立と国公立の一般入試は日程も近く、私立の合格を公募推薦でおさえておくと、共通テストが終わってからすぐに国公立前期の対策にのみ集中できるので精神的にもアドバンテージになります。

3.共通テストから前期までの1か月半

この期間は人生で一番死ぬ気で勉強しました。

共通テストでずっこけてしまい、どの大手塾の判定でもどっぷりE判定でした。学校の先生にも塾の先生にも第一志望校を出願することは当たり前に勧められませんでしたが、私は絶対にこの大学に行きたかったので判定を気にせずに出願しました。共通テストが終わってからは雑念を取り払い余計なことを考えず、翌日から2次対策に全力を注ぎました。

この1か月半はドライヤー、トイレ、お風呂の時間も惜しんで勉強しました。大学の傾向を分析して、過去問をベースにとにかく演習しました。毎年出ている分野を把握し、その分野の中でもここ5年で出ていない単元から優先的に演習しました。(本番の試験ではその単元がでました)10年分を1回解くより5年分を時間をあけて2回解く方が意味があると思います。

 4.最後に

私が伝えられるのはとにかく「最後まで諦めないこと」です。共通テストの判定は単なる判定であり結果ではありません。自分が誰よりもその大学に行きたい、という気持ちさえあれば逆転合格できます!仲いい友達2人が指定校推薦で早くに大学が決まり、自分だけ取り残された感じがして受験から逃げ出したいことも多々ありました。私と同じような境遇の人がもしかしたらいるかもしれませんが、そのような時は無理に辛い気持ちを溜め込まず先生や他の友達に発散していいと思います。

 

自分を信じて最後まで諦めずに頑張ってください!応援しています。

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高校生はデータでは計れないような、凄まじい伸びを見せてくれる時があります。

データを覆して合格した彼女の受験結果は、一見「奇跡」のようですが、この体験記を読むと「必然」だったと思えます。彼女が最後まで諦めずに頑張り切れたのは、志望校への本物の気持ちが自分を支え続けたからなのです。


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