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進路の部屋

医師への道を貫いて~受験体験記⑥

2023/10/31

大学入試

一般に大学進学は、自分の未来の可能性を広げるものです。しかし自分の将来の道を一つに決めて大学を選択する、つまり大学進学がそのまま将来の職業に直結するケースもあり、その場合は特に強い覚悟と準備が必要です。

その代表的な例が「医学部医学科」。それが国公立大学ともなれば、限られた定員にハイレベルの受験生が殺到する、最難関となります。

今日は、幼いころからあこがれた医師への道を歩み始めた先輩の受験体験記です。

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進学先;宮崎大学 医学部 医学科 学校推薦型選抜 〔文理探究コース〕

志望校

私は学校推薦型選抜を利用して、宮崎大学医学部医学科に合格しました。私が志望校を宮崎大学に決めた理由は、寒い所が苦手だったので、温暖な九州がいいなーと思ったこと、二次試験で苦手な理科の難易度が低かったこと、後は担任の先生に後押しして頂いたことくらいです。今となっては、推薦の面接対策で練習したので、色々宮崎大学に決めた理由を言えますが(笑)、決めた当初はこんな軽い感じでいいんかなと、とても心配していたのを覚えています。ただ、医学部志望で私みたいにどこの大学にするか決めあぐねている方は、正直大学のアドミッションポリシーと自分の将来やりたいことにある程度の被りがあれば、できるだけ最短距離で医者になれる道を優先して志望校を決めればいいんじゃないかなと思います。あと、雲雀の医学部の進路指導の先生はすごく医学部について詳しいし、相談に乗ってくださるので、自分から積極的に先生を頼ってください!私自身もたくさん相談しに行ったり、面接の練習も何度もしていただき、迷惑もたくさんおかけしましたが、そのおかげで推薦で合格を勝ち取ることができました。

勉強法

私が本格的に受験勉強を始めたのは高校2年生の2月です。部活の友達がいい勉強のライバルになってくれたので、受験勉強のいいスタートを切れました。私の場合、共通テストの点数が合否を左右する配点だったので、受験勉強の多くの時間は共通テストの勉強にあてました。結果的に数Ⅲを使わなかったので、それでよかったと思いますが、もし推薦に落ちていたら間に合っていなかったかもしれません。学校の先生に相談して、勉強の方針を立てた方がいいと思います。

アドバイス

私は幼少期からお医者さんになりたいと思い、勉強を頑張ってきました。しかし、努力していても高校受験に失敗したり、テストで思っている点数が取れなかったり、ライバルに模試で負けたり、私立の大学も落ちたり…とたくさん挫折を経験して、何度も諦めそうになりました。また、出願期間のギリギリまで、周りが大学生になるのに自分が浪人するかもしれないことが嫌すぎて、看護学部に出願するか迷っていました。みなさんも同じような場面に直面するかもしれません。そんな時は、自分としっかり向き合ってみてください。学校の先生や親もアドバイスはくれるかもしれませんが、最終的に決めるのは自分です。私は阪大の看護学科に通う自分の姿と宮大の医学部に通う姿、また、将来看護師として働く姿と医師として働く姿を思い描いて、やっぱりどうしてもお医者さんになりたいと思い直しました。

受験が終わった今、自分の気持ちを曲げずに貫き通して本当に良かったなと思います。

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