学校ブログ

卒業生~母校は母港になる

No.50(61期)雲雀丘で学んだ心構え

2022/11/02

こんにちは。61期卒の石山です。

雲雀丘学園を卒業してからあっという間に4年間の大学生活が終わろうとしています。

昨年は就職活動に励んでいて、幼いころから乗り物が大好きだった私は、航空と鉄道業界の二軸で将来設計をしていましたが、各社とも新型コロナウイルスによる経営状況の悪化から、採用はすっかり冷え込んでいました。鉄道会社の選考がほとんどアウトになり「将来どうするかな」と真剣に落ち込んだ時期もありましたが、背中を押してくださったのは雲雀丘の恩師の方々でした。様々な性格の「雲雀っ子」を見てこられた先生方の視点でいただくアドバイスは、煮詰まった私の考えを打破してくださるものがあり、就職活動を乗り切るための大きな支えとなりました。待遇や勤務地,業務内容を比較検討しながらキャリア設計をした就職活動は、胃が痛いものでしたが、今となってはいい思い出です。 

紆余曲折ありましたが、来年からは航空会社でパイロット訓練生として働き始めます。

入社してオシマイではなく、法で定められた資格取得のために日々、勉強を続けなければなりません。

パイロットとしてデビューしてからも、半年に一回は資格維持のために試験を受け続けねばなりません。

お世辞にも勉強が得意でない私にとっては大変な仕事を選んでしまったと思いますが、ここで必ず雲雀丘での経験が活きてくると信じています。雲雀丘ではその校風のせいか、比較的自由な教育を受けてきたため「サボリ屋」の私も大学受験が近づくにつれて、自立心が育まれたとともに「チャンスとピンチでの力の出し方」を学んだように思います。高校3年間で学んだこのマインドは、今後の社会人生活で私の大切な相棒であるとともに、私を一人前のエアマンに導いてくれるエッセンスであると感じています。 

新型コロナウイルスの影響で、半分ほどしか満喫できなかった大学生活ですが、昨今ようやく日常が戻ってきました。学生のうちにしかできないことは身の回りにないか、常にアンテナを張って残りの大学生活を楽しむ所存です。すっかり長文になってしまいました。ご清覧ありがとうございました。

関西大学文学部4回 石山翼(2019年卒業・61期生)(下の画像は、昨年度の関西大学文学部の学部案内パンフレットの一部です)

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