学校ブログ

卒業生~母校は母港になる

No.102(40期)再スタート

2024/09/28

遡ること3ヶ月前、実家にて卒業アルバムを発見しました。うわ、懐かしい。
雲雀丘学園高等学校を卒業して早26年…
26年!?は?ウソでしょ?
今年45歳ということは…いやいや、マジか!?
さすがに時間経ちすぎやろ!
うわー〇〇先生まだ居るんかな?
元気にしてはるかな?
連絡してみようかな?
連絡…連絡…ってどうやって?
26年間、誰1人として繋がってない自分にとっては中々のハードルやぞ。
いや、というよりもっと大きな問題が…

元々自己肯定感は高くなかった自分ですが、社会に出てからそれがより顕著に現れようになります。自分をドッペルゲンガーみたいな奴が常に否定してくるんです(笑)
(自)『あの人に会いたい』
(ド)『向こうは別に会いたないで』
(自)『あの人どうしてるかな?』
(ド)『向こうは別に気にしてないで』
こんな感じの相方です
そうなってくると基本的に人と話したくなくなるんです。起床〜就寝までの間に喋った言葉がコンビニで『袋お願いします。』だけなんて普通ですからww
こんな自分に果たして恩師との再会は叶うのか?
これは無理だ。

1ヶ月経過

だけど…
だけど…いつか死ぬんよな?
その時にその人の顔とか声とか脳内で再生されてるのにもう会われへんとかって…
あーやっぱあの時に連絡しとけばって…

やっぱ無理だ。

2ヶ月経過

いや、その方が絶対キツイって!
それこそ死ぬ程後悔するって!
なんでも良いから行動しろって!

でも無理だ。

3ヶ月悩みました。

だから…やったりました!
26年ぶりに母校を訪れました!
電車乗るのも久方ぶりでした!
((((;゚Д゚))))ガクブルでしたけどw

正直、当時お世話になった先生方に胸を張れるような生き方は自分には出来なかったと思っています。
結婚して家庭を築き、我が子を母校に…そんな王道とも言えるルート、ぶっちゃけ思い付きもしませんでした(笑)
だけど先生方には良い意味で自分の現在地の事は関係なく、ただただ温かく迎えてくれ再会を喜んでくれたように思います。
『先生、僕頑張って生きてます。』
『先生どうされてましたか?』
これだけで良かったんです。難しく考える必要もドッペルゲンガーの相手をする必要もなかったんです。たった数時間で何年分も他人と会話が出来たような気がします。
要はこれからでしょ?
もはや修正出来ないでしょ?
過去の事を考えても無駄でしょ?
【残りの人生楽しめば良いじゃん】

これまで母校の存在は過去の輝きというか若くまだ未来が好きなだけ選べた時の戻りたくても戻れない場所で、だからこそ見たくないし行きたくないと今の自分は思っていたのかも知れません。だけど再スタート出来るんです。何回でも戻って来て再スタートすれば良いんです。そういう場所が自分にあることに感謝です。

そういえば今回の訪問で家庭科の先生が『家庭科って必要かな?』とポツリと仰ってました。
そうですね…当時、好きだった家庭科の先生が仏語の勉強をしてるという理由だけで、仏文学科を受験し進学出来た自分にとって家庭科は必須科目です(笑)

広瀬 一旗(1998年卒、40期)

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