学校ブログ

卒業生~母校は母港になる

No.115(63期)今でも活きている経験

2025/11/01

こんにちは。63期生の松本悠希(まつもとゆうき)と申します。

私は雲雀丘学園で中学から高校まで6年間お世話になりました。現在は立命館大学大学院理工学研究科環境都市専攻の1年生で、高速道路の交通流(クルマの流れ)を研究しています。具体的には、ACC(Adaptive Cruise Control)という最近普及している運転支援装置を使うことで、交通流にどう影響を与えるのか?渋滞の緩和に効果があるのか?それとも?という研究をしています。「ACCとは 車」で検索してみてください。

みなさんも嫌に感じるであろう「渋滞」の原因はいくつかあります。お盆の時期などたくさんの車が高速道路を利用することで起こる渋滞が代表例ですね。そんな渋滞による1年間の経済損失は12兆円と言われており、深刻な社会問題です。私の研究室では、渋滞緩和のため様々なアプローチで研究しています。他にも、気候変動と交通の関係や公共交通の在り方など・・・説明しだすとキリがないためこのくらいにしておきます(笑)。もし少しでも興味がわけば、「交通工学の研究」を進路の1つに検討してみてください。「交通」という日常生活の一部を深堀して追求する、とてもおもしろい分野です。

さて、本題に移ります。雲雀丘学園での6年間を振り返って、私なりに生徒のみなさんにお伝えしたいことを2つ書きます。

1つ目は「ヒバリの先生に全力で頼って、勉強をがんばってください」です。私は授業や宿題で分からない点が出てきたら、すぐ職員室を訪ねて質問していました。どんなに些細な質問でも、ヒバリの先生方は親身に寄り添ってくださいます。なので頼らない手はありません。まずは自分で考え、どうにもならなかったら分かる大人(勉強なら先生)に聞くのが一番です。もちろん、頼るだけでなく自身の努力も必須です。

2つ目は「勉強以外のこと(部活動や友人との遊び)にも全力で」です。私は中高6年間鉄道研究部に所属していました。そこまで鉄道に詳しい方ではない(なんなら運転免許を手にした今となっては車の方が断然好き)のですが、6年間充実した部活動生活でした。「鉄研って何しているの?」とよく聞かれましたが、詳しくは鉄道研究部のブログを参照してみてください。見ていただいたら分かるとおり、活動内容は多岐にわたります。その中で「地域イベントへの参加」が最もためになりました。小さな子どもやお年寄りの方まで、幅広い年代の方々と話す機会があり、どちらかというと人見知りの私の社会性を向上させることができました。さらに、部誌の発行などでパソコンを使う機会が多くあり、ここで得たパソコンスキルを大学院生になった今でも活かすことができています。これはあくまでも鉄研の例ですが、部活動での経験は卒業後も活かせます。ぜひ、勉強以外のことも楽しんでください!

最後になりますが、中高6年間支えてくださった担任の先生方、顧問の先生、授業を担当してくださった全ての先生方に感謝申し上げます。おかげさまで、立命館でも(もちろん大変なことはありますが)楽しい学生生活を送ることができています。雲雀丘学園の生徒のみなさん、1日1日を大切に、学園生活を謳歌していただければと思います!

松本悠希(2021年卒業、63期生)

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