学校ブログ

校長通信

大阪大学大学院情報研究科探究プロジェクト 第113号

2022/03/21

グローバル探究

学年末考査が終了し、成績算出期間でもありますが、春期講習、部活動、探究プロジェクト、グローバル教育など盛んに行われております。くわしくは、学年ブログやグローバル探究サイトをご覧ください。

3月16日に大阪大学大学院情報研究科で行われた探究プロジェクトを見学しました。詳しくは、進路のサイトをご覧ください、「生徒の志望が学校の目標」からこれまで本校生徒の志望大学№1の大阪大学との連携を強めてまいりました。この度、学部のない大学院研究科よりお話しをいただき、見学・研究室体験が実現しました。あこがれの「大阪大学」、トレンドの「情報科学」ということでたくさんの応募がありましたが、人数制限があり校内選考をしました。参加できなかった人ごめんなさい。研究科長、研究副科長をはじめ、科の多くの方が今回のプロジェクトに関わっていただき、本当にありがとうございました。先生方の情報科学の研究者を育てて行きたいという思いがひしひしと伝わりました。東大や京大でなく、世界的研究者を擁する「情報科学日本一の大阪大学」がこのような高大連携を行われている姿勢にも驚きでした。
講演では「自然科学は未知の真理を追究するが情報科学は新たな価値を創造する」と説明していただき、情報科学の広がり、社会との結びつきを理解することができました。また「勉強のピークは大学受験までではない!」と熱いお言葉をいただきました。

今回、お時間をいただき研究科長の村田教授、副研究科長の原教授とお話しする機会を得ました。大学での学び、生徒の特性、高校での情報教育、大学入試での「情報」の取り扱いについてご意見を伺い、意見交換を行いました。本校との高大連携の継続のお話しもさせていただきました。
情報科学はわれわれにとって(私にとって)新しくて分からないもの、しかし生徒達には切り離せないものです。分からないとトレンド的な見方での表面的かつ短絡的な議論になっている気がします。文科省から学校では情報教育が必要、できる先生がいない、これから技術者も足りなくなる日本、大学は学部新設、入試においても「情報」「データサイエンス」という名前だけで受験生が集まる、こんな傾向です。各大学は本当に専門教育に対応できるのか疑問です。専門家からのしっかりとした知見に基づき考えていく必要性を感じました。

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