学校ブログ

校長通信

創立記念日② 第59号

2022/09/29

学校経営

全校集会にて、後期の生徒会役員委員の認証を行いました。学校の課題をとりあげ、解決を公約に選挙戦が繰り広げられました。みなさんの信任のあった役員ですから、とても頼もしく感じています。半期の短い期間ですが前に進めてほしいと思います。

創立記念日に当たり、生徒への講話の一部を紹介します。

スタートは1949年です。この地域に学校がなく、地域の住民が学校をつくろうということになりました。池田の師範学校の校長(現在の大阪教育大学学長)に相談に行き、当時35才の土井信男先生が派遣されることになりました。のちの学園長です。

学校をつくるには、お金が必要なので、現在のサントリーの創業者の鳥井信治郎氏に相談に行きました。「まず全員で150万円集めなさい。それが実現すれば創設委員長を引き受けよう」とおっしゃいました。「この学校は地域の全員が力を合わせてつくる」という意図だったようです。結局、目標200万円でしたが足りませんでした。不足分は鳥井先生が黙って出されたそうです。始まった当初は何もない状況で、持ち寄り学校、貧乏学校と言われたりもしました。新聞には「雲雀丘の学校つぶれるか」と書かれたりもしました。小学校から中学校・高校と開設しました。この中学高校の土地は、そのときに初代理事長の鳥井信治郞先生が学園に寄付されたものです。初代校長には、最初に相談した師範学校の校長(現在であれば大阪教育大学学長)板倉操平先生が就任されました。

続く

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