学校ブログ

高3学年通信(66期生)

それでも時は進む

2021/07/26

7月最終週のスタートです。もう7月が終わるのですね、なんだか早く感じます。

さて今週から、希望者講習がスタートしています。朝から自分の申し込んだ講座に出席して、授業を受けました。やはりどの講座も、問題演習が中心になっているようで、中にはかなりハイレベルなものもあるようです。いつもの授業よりも一段階ギアを上げて臨まないと、追いつけないかもしれません。一コマ一コマ気合を入れて頑張ってください。

では、夏休みになってもこちらは続きます。まずは昨日の日めくりカレンダーです。

死んだ後この世からあの世に行くために渡ると言われる三途の川、誰しも名前くらいは聞いたことがあるでしょう。いろんな言い伝えがあるし、実際に見たという話も聞きますね。しかし、「実際に見た」ということは、「見たけれど渡らなかった」ということです。事情は様々でしょうが、まだ川を渡るには早かったということでしょうか。運命というものを信じるかどうかは人によりますが、その人の命の時間はまだ尽きていなかったのでしょう。あるいは、川を渡る舟に乗るための六文の銭がまだ貯まっていなかったか。ちょっと勝手な言い方ですが、現世でやるべきことをやり遂げて、積めるだけの徳を積んでようやく船代としての六文を稼げるのでしょう。私たちが川を渡るのはいつなのかはわかりません。もちろん渡りたくはないでしょうが、いずれは渡らねばならないことは確かです。その時に、代金に困らないように、今この世で、やるべきことはたくさんありそうですね。

さてもう一つ、本日の日めくりカレンダーです。

自分の中で上手くいかないことがあった時やどうしようもなく打ちのめされた時、この世の終わりのような気になってしまいますよね。自分だけが世界で今不幸なんだ、なんていうふうに。しかし、そんな私たちの気持ちをよそに、世の中ではいろんなことが起きて、周囲の人々は笑っています。余計に気持ちが苦しくなってしまうところですが、それでも世界は回っているということなのです。少し厳しいやり方かもしれませんが、どんなにつらく悲しくても、そこに立ち止まっていることはできないよ、ということを否応なく突き付けているのかもしれません。過去の時間に留まることは誰にもできません。どこでどんなことが起ころうとも世界が回り続けるように、どんなに嬉しいことや悲しいことがあっても、時は流れてゆくのです。すぐに立ち上がれなんて言いません。でも、どこかで区切りをつけて、時の流れに従って、世界とまた回りだす強さを、私たちは持っていなければいけないのかもしれません。

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