学校ブログ

高3学年通信(66期生)

天が与えたに非ず

2023/10/04

今日も昨日に引き続き模試が行われていました。今日は、文系は社会、理系は理科の試験です。

2科目通して120分の試験でした。専門分野とはいえ、やはりハードですね。手応えはいかがだったでしょうか。これで、10月最初の試験が終わりました。次の試験は中間考査です。昨日すでに発表になりましたが、試験日程を確認しておきましょう。

理系・文系とも全日2教科の試験日程です。間に土日を挟みますので、少し長い試験期間になります。この定期考査一つとっても、受験勉強のうちです。しっかり取り組んでください。そして、試験続きの中慌ただしいですが、推薦入試に出願する人はまた出願の波がやってきます。早め早めに行動してくださいね。

天は二物を与えずという言葉があります。しかし、この言葉には反発がつきもので、「あの人は頭も良いし運動もできる」とか、「お金持ちな上に才能もある」とか、実際は二物も三物も与えられている人がいるじゃないかとよく叫ばれます。なんて不公平なんだ、という不満の叫びがそこには往々にして含まれています。

しかし、私たち一人ひとりが違う存在である以上、本質的に世の中は不平等であることはどうしようもありません。それぞれの生活環境、家庭の歴史、ありとあらゆる条件が違うわけで、自分と他人とに優劣が生じることは必須です。だから、そこに文句を言っても仕方ないのです。そして、傍から見れば二物も三物も持っているように見える人も、最初からその二物・三物が輝いていたわけでもなければ、欠点がないわけでもありません。何でもできるなあと羨ましく思う対象であるその人は、抱えている欠点が隠れてしまうほど努力をして、いろいろな魅力を輝かせているに過ぎないのです。不満を持つことは仕方ないでしょうが、やるべきことを文句を垂れることではなく努力をすること。自分には何もないと思っているなら、二物も三物も身につける努力をしていくしかないのです。

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