2018年01月15日

中学1年生の授業より

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 はじめまして、キャサリンです。私は、ALTとしてニュージーランドから来て、中学1年生を教えています。年末に生徒たちと取り組んだ授業について紹介します。


 まず、生徒が楽しめるクリスマスレッスンで、なおかつ、ニュージーランドのことも学べる授業を計画しました。授業は、「サンタのそりをひっぱる動物は?」「クリスマスツリーのてっぺんによく飾られるデコレーションは?」など、クリスマスに関するクイズから始まりました。そして、いわゆる「クリスマス」と、ニュージーランドのクリスマスの違いをプレゼンテーション形式で教えました。

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 その後、生徒たちを4~5人から成る10のグループに分けました。最初の5グループはカードゲームを、残りの5グループはワードサーチ(単語探し)をしました。10分後、交代しました。
 カードゲームもワードサーチも両方、授業の始めに出てきたものを使います。

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 カードゲームは、1セット24枚で、5セット作りました。1グループに1セットずつ配られ、カードは、グループ内でメンバーに分けられます。グループで1人の生徒が最初のカードを机の上に置き、カードに書かれた英語の質問を大きな声で読みます。次に、その質問に対する答えが書かれたカードを持っている生徒が、そのカードを机の上に置き、同じように次の質問を読みます。このゲームの目的は、カードを正しい順番につなげていくことです。

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 この後、全員で3つめのアクティビティー、スーパーマリオのクリスマスクイズをしました。最初のグループが1つの数字をひき、今までに学習した内容に関する質問をされます。正しく答えられると、マリオがランダムに、ポイントをくれるか、差し引くか、他のグループに何ポイントかあげるかをします。もし、正しく答えられないと、他のチームが手を挙げて質問に答えることができます。どのグループにも順番が回ってきて、フランクリン先生が黒板に得点を記入してくれました。

 このように3つのアクティビティーを通して、情報のやり取りを繰り返しているうちに、生徒たちは新しい単語やフレーズを何度も何度も練習することができます。生徒たちは、アクティビティーそのものはもちろん、グループで答えを考え出すことにも楽しんで取り組んでいました。そして、確実に身についていたので、クイズでは、それぞれのグループでたくさんのポイントを獲得することが出来ていました。
 雲雀丘学園で、このように楽しんで学習できるアクティビティー教材をもっと作っていきたいと思います。

 Hello, I’m Catherine. I’m an Assistant Language Teacher from New Zealand, teaching first-year Junior students through to first-year Senior at Hibarigaoka Gakuen. For the last classes of 2017 with the first-year Junior students I wanted to do a fun, Christmas-themed lesson, and include some New Zealand Christmas fun-facts. The lesson started off with a presentation covering various aspects of Christmas, such as ‘what animal pulls Santa’s sleigh?’ ‘what decoration usually goes on top of the tree?’ and so on. Then, I taught the students the differences between a typical Christmas and a New Zealand Christmas.

 After the presentation, we divided the class into ten groups of 4 or 5. Five of the groups were given a card game, and the other five were given a word find. After ten minutes, they switched activities.

 Both the card game and word find used questions and answers that were shown during the presentation. For the card game, I created five sets of 24 cards. The groups were each given a deck, which was then divided between the group members. One member had the starting card, which they put down on the desk, then read the English question on the card out loud. The person with the answer card then put their card down, and read the next question. The goal of the game was to create a chain of cards in the right order.

 After this, the entire class participated in the third activity; a Super Mario-themed Christmas quiz! The first group picked a number, and were asked a question about the things they had learnt previously in the lesson. If they answered correctly, Mario randomly gave them points, deducted points, or allowed the group to take points from another group. If the team didn’t answer correctly, other teams could raise their hands and try to answer the question. Each group had a turn, with Mr Franklin keeping score on the board.

 By repeating the information throughout the three activities, the students could practice the new words and phrases multiple times. The students seemed excited about the activities and figuring out the answers with their group. They were also determined to remember the information so they could score points for their group in the quiz!

 I hope to create many more fun activities like this during my time at Hibari!

(中高校ALT キャサリン・ハーン)

2018年01月11日

【中高英語科より】第1回 授業研究大会 ③

20180108-0.jpg 昨秋の授業研究大会で高1生たちは「ヒトがヒトであるというのは、どういうことか」という簡単に答えの出ないテーマに挑戦しました。

 まずCommunication 1でJane Goodall博士のチンパンジー研究について得た知識を、インターネット上に公開されている同博士のスピーチで確認するところから始め、
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両生類や爬虫類などの生き物とヒトとの距離を考えるグループ・ワークを経て、
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哺乳類と比べながら、自分たちが大事だと思うヒトの特徴を絞り込んでいきます。
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 狙ったのは、英語という道具を使った「深い学び」、‘Demand High’。指導・コメントをいただいた先生方からもactive thinkingに溢れた教室だったというお言葉を頂戴しました。

 さて生徒たちの感想は如何に。「人間と他の動物を比較して考えることは初めてだったので、いろいろなことを知った」“There were a lot of words I didn't know, but after I checked them in the dictionary, I could remember and use them.”人類学の知識と英語の表現を同時に学べていたという嬉しいコメントです。

「授業中だけでなく休み時間や放課後を使って『あーだ』『こーだ』言いながら文章を組み立てていくのはとても楽しかったです」「班のメンバーにたくさん助けられました。一人だったら絶対できなかったと思います」“It was a little difficult for me to think about ‘what makes us human,’ but I kept thinking because my teammates helped me. So I had a great time.”と仲間の大切さを語ったものも多数ありました。

 そして「日本語も使えたから深いところまで話し合えた」という感想も。English or Japaneseではなく、English AND Japaneseで活躍していく生徒たちには、まさにこうした複数の言語を同時に使う「旨味」を、もっともっと味わってほしいところです。
 今回、生徒たちが最も大切なヒトの特徴として挙げたのは、language (言語), reason (理性), civilization(文明), progress(進歩)などの抽象概念でした。母語だから到達できる結論や思いを、どうグローバル言語としての英語で表現したら伝わるのかを、生徒たちは画像やプロップを使って、日本語を使わずに届ける工夫を凝らしました。その結果、他の発表を聴いている時も「どの班も内容がしっかりしていたり具体例が面白かったり、特徴があって面白かった。またやるときは、もっと工夫した面白く聞きやすい文を作りたいです」「他の班も発表しているのを聞いていると、どれも人間に似ている点が多かったので改めて違いを探しました」とactive listeningができていたと思います。
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 「日本語はすらすら出てくるのにそれを英語にできないもどかしさを何度も感じました。話を聞いてもらうために笑ってもらいたかったのですが、なかなか難しかったです」“I wanted to use more English, but I didn’t know the words. I need to study English, and I want to talk with people in the world.” コミュニケーションに最も大切な「伝えたいという思い」強く感じる場を用意すること、これは私たち教師の最も大切な仕事ではないでしょうか。
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 “I had no idea about chimpanzees before I made this speech, so I think there are a lot of things about other animals I don’t know. I want to look into them.” 「出来ることをやっても意味がないと思うので、このような使える、しゃべれる英語をきたえる機会がもっと増えればいいなと思います」と感想を述べた生徒たちはこの冬、English Book Reportや、大学入試問題を出発点としたプレゼンテーションにも挑戦中です。(中高英語科教諭 東野雅子)

2017年12月25日

【中高英語科より】第1回 授業研究大会 ②

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 中学3年生で行ったCLILによる授業-The secret of PET bottles―を紹介します。

 CLIL(クリル)とはContent and Language Integrated Learning(内容言語統合型授業)の略称で、科目の内容やトピックとそれを学ぶための言語(語彙や表現など)を同時に同じ比重で学びます。授業では4技能を活用しながら、様々な思考(理解から分析、評価、創造といったレベルまで)を必要とするタスクに取り組みますが、それらは助け合って学び合い成長し合う共同学習が中心です。
 今回はペットボトルを題材にし、身近なものを理科で習ったことと関連づけて再発見する面白さもぜひ伝えたいと考えました。以下は断片的ですが、課題に取り組む生徒たちの様子です。

<ボトルの特性を理解するジグソーワーク>
20171225-1.jpg A,B,C3種類のボトルについて、まず同じボトル担当者ごとのグループで理解を確認し合った後、A,B,Cそれぞれの担当からなる3人のグループに分かれ、一人一人が自分の担当するボトルの説明をしています。3人それぞれに異なるボトルが課されているので人任せにはできず、いやでも英語を話すことになりますが、生徒たちの表情は満更でもありません。

<応用課題への取り組み>
20171225-2.jpg 飲料水の成分表からボトルに必要な条件を考え、制限時間内に英文の説明とボトルのデザイン画を仕上げます。3人のチームワークとともに先に扱った3種のボトルとは異なる条件に気づく応用力が問われましたが、「英語が苦手でも他の人が助けてくれたのでよかった。」「人それぞれ意見が違って面白かった。」「役割分担して協力しながら意見交換するのが楽しかった。」と生徒たち。次々にオリジナル作品が出来上がり、代表グループの発表の後、本物のボトルを見せて種明かしをしました。

<発展課題>
20171225-3.jpg 最新のペットボトルと企業の取り組みの情報と“Lifecycle of a plastic bottle” という動画をもとにペットボトルの問題点を考えます。What can you reduce? という問いに「ガソリンスタンドのように飲料水の自販機を置き、量り売りをする」など石油資源や環境の問題を取り上げたユニークなアイデアが集まりました。身近な題材からグローバルな問題に目を向けることもクリルの狙いです。グループワークを楽しみ、「内容も出てくる単語も知らないものばかりで面白かった」「違う題材でもやってみたい」という生徒たちに、クリルの確かな手応えを感じ、次につないでいきたいとの思いを新たにしています。
(2017.12.20 中高英語科教諭 高砂千聡)

2017年12月13日

What is G K S?

20171213-0.jpg いきなりGKSってあまり聞きなれない言葉が出てきました。 GKSって何でしょう。
GKSは、雲雀丘学園内にある「告天舎」において幼稚園年長さんと小学校1年生を対象に 今年4月から開講したGlobal Kids Schoolの略称です。
GKSでは自らのことを和魂英才の塾と称しています。「和魂英才」ってまた耳慣れない言葉が出てきました。その意味するところは次の通りです。
それは、この塾が専任外国人講師による「英語学習」と元小学校の先生による国語を中心とした「和の心の学習」の二つが同時に学べるというユニークさに在ります。
つまり、GKSは「英語学習」と「日本語学習」という両翼に2基の推進力を備えた双発機といえます。それが 今年離陸して大空へ舞い上がったのです。
この年齢の子供たちは、柔軟な感性と好奇心が育ち、脳力が最大化に向かう、と言われています。
 GKSはこの大切な時機をとらえ、英語を身近に感じ恥ずかしがることなく英語世界に入っていけるよう的確なサポートを行おうとしています。子供たちは、ゲーム・歌・クイズやクラフトの時間もAll Englishという中で元気に楽しく過ごしています。レッスンは子供たちの興味・集中力が続くよう用意され、楽しく遊ぶ中で単語・基本的な文法・フレーズが自然な形で身に付き、習得できるように工夫されています。

20171213-1.jpg GKSのもう一つの特色は「和の心の学習」です。これは 日本の伝統的な文化に触れながら日本語を学び、絵を見てお話を考え、本の感想を伝え合って、表現力やコミュニケーションの基礎的な力をつけようとするものです。学園の大切にする「親孝行」「挨拶」「感謝」「礼儀」「思いやり」等々に更に磨きをかけることは言うまでもありません。また、このレッスンでは 数や図形についても学びます。
 GKSは、人間力形成の成長過程で 日本語力が伴わない英語学習は、しっかりした土台の無い上に建つ家のように危ういもの、という強い思いをもって運営に臨んでいます。

20171213-2.jpg「告天舎」という純木造の建物の中で、或いは外の庭で目いっぱいの英語を学び、寺子屋の雰囲気の部屋でたっぷりと日本語を楽しみ、告天舎が「ひばりのいえ」と呼ばれるに相応しい最適の空間・環境であり続けられるよう地道な努力を続けてまいります。
(GKS塾長 高家正和)

2017年12月08日

【中高英語科より】第1回 授業研究大会 ①

20171208-0.jpg 11月10日、中学高校で「第1回 授業研究大会」が行われました。
中学高校からは、これから3回に分けて、行われた3つの公開講座の様子をお伝えして参ります。
中学2年生の『英語落語を活用した4技能指導』の様子です。

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 今回取り上げた英語落語は、『時そば』という古典落語です。英語を話すときの4つのポイント、“Volume(声量)”、“Speed(話す早さ)”、“Eye Contact(視線)”、“Feeling(抑揚・感情表現)”に留意しながら、登場する表現の発音とスペリングを確認、その後、パートナーの動きに合わせてセリフを当てていくアクティヴィティ『アテレコ!』にチャレンジしました。ライティング(書くこと)、リーディング(読むこと)、リスニング(聞くこと)、スピーキング(話すこと)の4技能に加え、ジェスチャーなどの表現力まで求められるトレーニング。徐々に打ち解け落語らしい愉快な言い回しを英語で表現するにはどうしたらよいか、生徒の皆さんは楽しそうに取り組めていました。
(中高校教諭 今岡祐資)

2017年12月05日

小学校6年生の授業より

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 The main focus of our lessons has been on developing the ability to communicate meaningful information which centers around the learner’s identity – such as likes and dislikes, talents and hobbies, and his or her daily schedule.

 First semester lessons included intensive pair work and occasional presentations before the entire class. Because of its importance in language learning repetition was plentiful. But personalizing the material in a way that will draw upon the students’ growing awareness of their individuality - the most effective way to increase communication at this age – is how we want to build on what we have studied thus far.

 As one way of minimizing anxiety, hesitation and the fear of making mistakes we recently introduced a competitive but cooperative activity based on UNO, a card game already familiar to all of the students. The particular adaptation of the game we came up with provides, in a relaxed setting, groups of five or six students with prompts for an activity that incorporates reading, speaking and listening. It allows students to review and consolidate previously learned material. It takes the learner from controlled practice to free practice. It will also help teachers check students’ readiness for an assessment of the most recent unit of study (present simple with expressions of time to describe one’s daily routine).

 Initially, student production was somewhat limited. But in successive rounds of the game students could be seen helping and challenging each other. Multiple opportunities and attempts at production, in a competitive but light-hearted atmosphere, gradually produced lengthier utterances, greater fluency and increased confidence. Another advantage of a recursive, reflective activity like this is the impetus it eventually provides for students to engage in self-monitoring and self-correction.

 This type of lesson, with an emphasis on cooperation and mutual encouragement, represents the continuation of an approach started in last year’s grade five classes, but incorporates more opportunities for students to also mentor one another as they mature and as they progress in their study.

 6年生の授業では、児童にとって身近なテーマを通して、意味のある文脈で英語を話せるようになることを目標としています。例えば、好きなことや嫌いなこと、得意なことや趣味、一日の予定などです。
 
 1学期は、授業の前半に毎回、ペアワークや簡単なプレゼンテーションを行いました。言語学習において、繰り返して練習することは大切だからです。しかし、6年生にもなると、周りの目も気になり出します。この年頃の子どもたちが英語でコミュニケーションをたくさんとるために最も有効な方法は、私たちがかつて学んできた方法で築き上げることではないかと考えました。

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 児童が間違うことへの恐れや恥ずかしさを最小限にして英語を学習する手段として、最近、UNOのようなカードゲームを独自に開発しました。子どもたちは既に遊び方を知っており、また、競争するだけでなく協力しなければゲームが進まないというのが特徴です。5~6人が1組となり、リラックスした雰囲気の中、ゲームは進みます。カードを出す時に必ず、書いてある英語を言わなければならないので、読むこと、話すことが求められます。他のメンバーも、友だちの言う英語を聞かなければならないので、聞く力も培われます。このゲームをすることで、6年生では、児童が習った英語を復習し、より確かな力へとつなげていくことができます。また、教師に「言いなさい。」と言われて強制的に練習しているのとは違い、子どもたちの方から主体的に練習しているという状況を生み出すことができます。また、私たちも、ゲームの様子を見ることで、子どもの理解度を把握することもできます。
 
 児童が自分で英語の表現を創り出すという点では限りがありますが、このゲームを何度もしているうちに、友だち同士で協力し、助け合っている姿を見ることが出来、嬉しく思いました。このような暖かい雰囲気の中、英語を話す機会を増やすことで、児童は次第により長く、スラスラと英語を話すようになり、自信へと繋げることができます。もう1つの利点として、このような活動を続けていく中で、子どもたちはセルフモニタリング(自分で自分の状態を観察する)し、間違っても、自分で修正する力をつけることもできます。
 
 このように、協力し、助け合って学ぶことを大切にした授業を通して、去年から学んできたことにもさらに磨きがかかってきました。児童たち自身ができるようになったという実感を得やすく、自信につながるからだと考えます。

(2017/12/5 小学校教諭 ジェームス・バーンズ)

2017年11月24日

高校1年生 クリティカル・シンキングのハロウィーン授業より

20171124-0.jpg High school first graders take lessons called Critical Thinking twice a month, which was briefly introduced by Principal Nakai in his blog in May. The goals of the course are to improve students’ thinking, discussion skills and presentation skills. At the end of October, students took part in a Halloween-themed role play discussion that we called “Zombie Nightmare.”
 In a role play discussion, students are given a role and a problem or situation to discuss. In the Zombie Nightmare discussion, their roles were four people trapped in a large house that was filled with zombies! Students were given role cards that explained their character’s skills, goals, and so on. For example, the police officer is strong and noisy, and has various equipment that a police officer might have, such as a pistol, nightstick and handcuffs. Also, the police officer’s goal is to help everyone.
 Once the roles were explained, students were given a detailed map of the house and began to discuss what to do. Their problems included how to deal with the zombies, how to open certain locked doors, how to save friends trapped on a different floor, and ultimately how to escape the house.
 One clear advantage of a role play discussion compared to a discussion where students are themselves is that the roles given mean students will have opinions to contribute. In a normal discussion, some students might not be interested in the topic and may have no opinion on it. Also, in the case of the Zombie Nightmare, we gave slightly conflicting goals to each role. For example, the police officer wanted to save everyone, but another character wanted to leave the house as quickly as possible. Such tensions promoted a more aggressive style of discussion but still within the cooperative context of working together to create a plan. Finally, the theme and game-like nature of the activity motivated and challenged students. During the lessons, the teachers noted students were participating very actively and doing an excellent job using their English to explain and discuss their ideas.
 We will continue to deliver lessons offering a balance of fun, cooperation and challenge in our Critical Thinking Classes.

 高校1年生では、月2回、中井校長が5月のブログで紹介して下さったクリティカル・シンキングという英語の授業を受けています。この授業での目標は、批判思考力、ディスカッション能力とプレゼンティション能力を高めることです。ハロウィーンを祝うため10月末に、「ゾンビ・ナイトメア」というロールプレー・ディスカッションをしました
 普通のディスカッションでは、生徒は自分の意見を言いますが、ロールプレー・ディスカッションでは登場人物(キャラクター)の立場で意見を言います。「ゾンビ・ナイトメア」では、4人のキャラクターがゾンビでいっぱいの大きな家で罠にかけられています。まず、各生徒には、自分のキャラクターの目標や道具などを説明されたロールカードが配られました。例えば、警察のキャラクターは皆を守ることが目標で、道具として、拳銃や手錠などを持っています。
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 次に、家の地図が配られ、ディスカッションが始まりました。ディスカッションの論点は色々と出てきました。例えば、ロックされたドアを開ける方法や3階で罠にかけられた友達を助ける方法などです。もちろん、ゾンビに何をすれば良いのかも話し合っていました。そして最後に、家からどうやって逃げるかという問題も出てきました。
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 普通のディスカッションとロールプレー・ディスカッションを比べると、はっきりと分かる大きな違いが1つあります。それは、ロールプレー・ディスカッションは登場人物として参加するので、意見が言いやすいことです。残念ですが、普通のディスカッションでは、話題に興味がないと参加しない生徒が時々います。また、ロールプレー・ディスカッションでは、面白い状態を創造することが出来ます。この「ゾンビ・ナイトメア」では、それぞれの登場人物同士が衝突する場面が出てきます。例えば、警察は皆を守らなければならないのに、他の登場人物はなるべく早く逃げたいと言います。こういった状況の中で、生徒たちは協力して、ある程度の文脈の英語で積極的にディスカッションし、一緒にプランを創造しなければなりません。
 何よりも、このアクティビティは、生徒たちが積極的にコミュニケーションを図る動機を与えてくれました。
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 これからも、生徒たちが、楽しみながら協力し、チャレンジできる授業を提供していきたいと強く思っております。

(2017/11/22 中高学校 教諭 スワン・スティーブン)

2017年11月17日

小学校1,2年生の授業より

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 One of the easiest and most engaging ways to learn English is to practice using new target language in practical and hands-on ways. This allows the students to see the purpose of the lesson clearly in a way that has real meaning for the learners.
In the 1st and 2nd grade class we have been busy earning colors and shapes. With those goals in mind, the teachers prepared a set of tangrams for each pair of students. The students then looked at the shape of the object on the TV monitor and one by one they used their tangrams to build the object with their partners. The sets included several similar shapes but of varied sizes. The students naturally inquired to the teacher with classroom English “How do you say(小さい) in English?” Thus, their request became more precise and their confidence grew.
Within 2 lessons, the students asked their partners for pieces of the puzzle with ease and raced against each other to complete the puzzles as many times as time allowed. The most satisfying sight for the teachers was to see classmates helping each other, not just telling the answer, when their fellow student needed help. That is the true essence of a global learner.
We will continue to find ways to engage the students as they become confident communicators.

20171117-1.jpg 英語の時間に新しい表現を学ぶための最も早い方法は、実用的、実践的に練習することです。これは、子どもたちが授業の目的をはっきりと理解することにもつながります。
 1年生、2年生では、今、「色と形」の勉強をしています。これらを学習するために、ペアで1組のタングラムを用意しました。

 子どもたちは、隣の席の子に、”I need a triangle.”などと言い、必要な形を1つずつもらいながら、モニターに映った形と同じものを作っていきます。タングラムのセットには同じ形の大きさ違いも含まれています。子どもたちが習ったことを使って自分で尋ねるように、あえて、大きさの違う三角形はどう言うのか教えませんでした。すると、子どもたちの中から自然と、習ったClassroom Englishを使って、”How do you say 小さい in English?” と尋ねる子がいました。このようなプロセスが、習ったことをより正確に使うことにつながり、また、子どもたちの自信にもつながると考えています。

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 このような授業を2時間すると、子どもたちは、タングラムのパズルを完成させるために必要な表現を簡単に言えるようになり、今度は、時間内にどれだけたくさんのパズルを作ることができるかを競い合うようになりました。我々が何よりも嬉しかったのが、子どもたちが、ただ答えを言うだけでなく、助け合って取り組んでいたことです。友だちが言えなくて困っていると、ペアの友だちが助けていました。これこそ、グローバル教育の神髄なのです。
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 これからも、子どもたちが自信を持ってコミュニケーションを図っていけるよう、授業づくりに努めていきたいと思います。
(2017.11.17 小学校教諭 松本セイラ)

2017年11月10日

小学校4年生の英語授業より

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はじめまして。このブログでは、雲雀丘学園での英語教育についてお伝えしていきます。

今回は小学校4年生での授業の様子を紹介します。

雲雀丘学園小学校の英語科の今年の大きな課題は、「1時間の授業の中で、子どもたちにどれだけ英語での発話を促すことができるか。」です。
4年生では、今、「好きな食べ物」についての学習をしており、自分のことだけでなく、She/He/You/We/Theyを用いて、他の人の好きな食べ物についても言えるように練習しているところです。所謂「三単現のS」が出てきています。
しかし、4年生の子どもたちに、文法事項を言葉で伝えてもなかなか理解には結びつかないでしょう。「暗記しなさい」、と押しつけると、嫌になってしまう子も出てきます。
これを、子どもたちが、難しいと感じることなく、楽しく自然に身につけるには、と考えたのがこのゲームです。
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サイコロを振り、出た目の数、コマ(消しゴム)を進めます。ルーレットを回して出た主語を元に ”She likes curry and rice.”, “ They like boiled eggs.” “He doesn’t like chocolate.”などと、必ず文で言わなければなりません。でも、子どもたちは、楽しんで取り組んでいます。気づいたら、全員が何度も何度も英語で練習している、という状況になっています。
4人グループで取り組んでいるので、分からなくても、助けてくれる友だちがいます。得意な子は率先して、他の友だちを助けているのです。そうやって、子どもたち同士で助け合いながら学習することの大切さも同時に学んでほしいと願っています。
普段、全員の前で英語を話すということに恥ずかしさやためらいを感じていた子も、この日は、自分から大きな声で話していました。
「先生、来週もこのゲームできますか?」そんな声も聞こえました。
単調なドリル学習になってしまいがちな活動も、このようにゲーム性を持たせることで、子どもたちが主体的となって楽しく学習することができます。
このゲームを何度かしているうちに、どの子もすらすらと言えるようになっています。
その頃を見計らって、言えるようになったのかのチェックをします。
そうすることで、「できた!」「言えた!」という実感を重ねて欲しいと考えています。
(2017.11.10 小学校教諭 森下真伊)