雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉
 

2019年10月18日

「一期一会」

20191018-0.jpg
 茶道から生まれた言葉で、「人との出会いは、その出会いの瞬間を大切にしなくてはいけない。なぜなら、その人とはもう出会うことがないかもしれないのだから。」という意味だそうです。
 歳を重ねるにつれ、身近な人との別れがより切実に感じられるようになり、時には突然の訃報に驚き、最後にお会いしたのはいつだったのだろう、と記憶をたどり、別れ際に「またね」と手を振る笑顔を思い返しては、まさかあの瞬間が最後になろうとは、と言葉をなくすこともあります。
 いつも当たり前のように過ごしている日常が、この先も永遠に続くような錯覚の中で暮らしていること。大切なものを失ってみて初めてその存在の大きさに気付けること。しだいに秋が深まってゆくこの季節は、自分の身の周りの当たり前のことについて、今一度ふり返ってみるのにぴったりの時季かもしれません。茶道部の活動に使用させていただいている告天舎の紅葉も、静かに色づき始めています。

(中学校・高等学校 英語科 茶道部顧問 植野知矢子)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年10月11日

「無言のエール」

20191011-0.jpg
 大学を卒業してすぐに大阪府の高校教員になり、新設校に勤務しました。出会った生徒たちと向き合い、自分の経験からは想像もできない、生徒たちの抱える課題に無我夢中の日々でした。ある日、遅くに帰宅すると部屋に花が一輪、花瓶に活けられ机の上に置かれていました。心配しながら黙って見守る母の思いを痛いほど感じ、また信じて見守ってくれている母の存在に、張りつめていた心がとけていきました。大きなエールでした。
 今は自分が親となり、あるときは腹をくくり、子供の成長を心配しながら、見守っています。―「元気にしてるよ」「がんばってるよ」と離れて暮らす子供からのメッセージを何度も読みながら。
 自らの足で生きていく子供たちには、自分の周りには自分を見守り、手を貸し、導いてくれる人がいるのだということをちゃんと感じられる、そしてそのような人との出会いを大切にし、感謝できる人であって欲しいと、自らを重ねて思います。

(中学校・高等学校 グローバル教育部長 英語科 ESS部顧問 高砂 千聡)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年10月04日

「探求する姿勢」

20191004-0.jpg
生徒のみなさんには、学校生活での多様な教科学習や部活動などを通して、広くて深い学識と、それを有効に活かせる柔軟で豊かな人間性を身につけてほしいと思います。
今日の社会は様々な問題を抱え、その解決にあたるには、他者を理解し思いやる優しさと、目的目標を達成しようとする強さを併せ持つこと、柔軟で豊かな創造性に富む、人としての総合力が必要とされています。
そのためこの時期に、ものごとに対して「なぜそうなのか?」 という疑問を抱き、その問題について、深く掘り下げて考える探求する機会を持ってほしいと考えます。探求する姿勢からは、課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力が徐々に確実に身につきだします。
これからの青年期、失敗にめげず、恐れずチャレンジしていく粘り強さを支えるのもこの主体的に探求する姿勢なのです。

(中学校・高等学校 中1学年担任 芸術科 美術部顧問 八木 康輔)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年09月27日

「マイル」

20190927-0.jpg
 現在は、高等学校の陸上部の顧問をしております高垣恭志です。高校陸上部は、4年前の9月に同好会として立ち上がり、一昨年部として昇格しました。部員も増え予選会では、トラック競技のほとんどに出場するまでとなりました。
 多くの種目で最も感動するのは、マイルと呼ばれるリレーです。1人400m走り、4人でバトンをつなぎます。最終種目であることが多く、選手たちはそれぞれの個人種目で疲れた体にむち打って走る姿は、感動を与えます。また、それぞれの400mの中にも駆け引きがあり、自分自身のスピードと体力を考えて走るため、走り終えたあとの顔に達成感と後悔が現れます。また、この種目は専門が比較的長い距離の選手もでることが可能ですから、各校の応援も盛り上がります。雲雀丘学園陸上としては、まずは県大会で準決勝に残ることを目標とし日々頑張っております。よろしければ応援お願いします。
 
(中学校・高等学校 高1学級担任 理科 陸上部顧問 高垣 恭志)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年09月20日

「おったらええ」

20190920-0.jpg
 私は生まれも育ちも田舎で、父方の祖父母と父母、弟2人の7人家族でした。
 小学1年生の頃だったと思いますが、敬老の日に祖父に「何してほしい?」と聞くと、「お前はおったらええ」と言われました。
 何かさせてと言って肩たたきをしたのですが、祖父が「親孝行って何や?」と聞いてきました。
私が「悪いことをしないこと」と言うと「それは当たり前の事やけど、順番を守ることや」といわれました。「何の順番?」と聞くと、
「死ぬ順番や。順番は守らなあかん。一番の親不孝は親より先にいくことや」と言われました。

自らの意に反して命を落とすこともありますが、自ら命を絶つ事だけはあってはならないことです。
生きたいと思っても生きられない人もたくさんおられる。命を大切にしてほしい。

(中学校・高等学校 中1学年担任 保健体育科 サッカー部顧問 藤原 徹)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年09月13日

「変わらないもの」

20190913-0.jpg
 中学水泳部のジャージの背には「HIBARIGAOKA Swimming C.」というロゴがついています。私の着任前年に作ったものだと当時の部員から聞きました。以来四半世紀を越えて使い続けています。ジャンプから始まる体操も変わりません。
 高校校舎建て替えのために、二年間、校庭が使えないことがありました。完成後、校庭に戻っての練習に戸惑う部員を見て、当たり前だったことが簡単に失われてしまう危うさを実感しました。他のクラブも数年、校庭に戻ってきませんでした。新しい練習を取り入れることもできましたが、長い年月をかけて定着したものには味があります。代え難い理由があるからこそ続くのです。以降は、伝えることを念頭に指導するようになりました。
とはいえ、ロゴの継承は卒部生への想いを込めた私のこだわりにすぎません。
しかし、変わらないロゴや体操に安堵を覚えるのも事実で、背中を押してくれる頼もしさも感じています。顧問を終えるまで、この繋がりを見守りたいと思います。

(中学校・高等学校 高2学級担任 国語科 水泳部顧問 高松 靖二)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年09月06日

「感謝の気持ち」

20190906-0.jpg
 私が日頃から心がけていることは、常に感謝の気持ちを忘れずに生きていくことです。このことを心がけだしたのは高校生の時です。
 私は高校生から大学生まで7年間寮生活でした。そこで、一人で家事をして学校に通い、生活することはすごく大変だと感じました。今まで何不自由なく生活できていたのは両親のおかげであり、私が気づいていないところでも支えてくれ、部活動の試合の時には必ず応援に来てくれた両親にとても感謝しています。 辛いときには慰めてくれ支えてくれた先生、楽しいときには共に笑える仲間、今の自分があるのは関わってくれたすべての方々のおかげです。
 人は一人では生きていけなく、周りの支えが必要です。これから一人でも多くの生徒に感謝の気持ちの大切さを伝えていきたいなと思います。

(中学校・高等学校 高1学年担任 保健体育科 柔道部顧問 林 厚志)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年08月30日

心に残る母親の言葉。「布団もできたで!あとは合格や!」

20190830-0.jpg
 私が学んだ大学は、4年間を寮で生活することになっていたので、各自布団の持ち込みが必要でした。母はせっかちで、高校3年生の夏、まだ受験を決めただけなのに「布団、用意せなあかん!」と言って、忙しい家事の合間に布団を縫ってくれました。そして、「さあ、布団もできたで!あとは合格だけや!絶対、合格してや!」とプレッシャーをかけて応援してくれたのでした。その母親の気持ちに応えることができ無事合格、大学の寮生活が始まると、『合格祈願布団』は新入生の中で一番のふかふかの布団でした。体育大学の寮生活は他の大学とは比べものにならない「日本一」と言っても過言でないくらい厳しい生活でした。しかし、苦しいことやつらいことなどがあっても、夜その布団にくるまり寝ると、自然と不安や疲れなどが癒やされたものでした。無事、卒業して教員になれたのも、この「布団」のおかげと感謝しています。
 また、こんなこともありました。私の息子が家を離れて大学生活をするときのことです。私たち夫婦はかなり心配していました。その様子を見て母が、「あんたの時も、お父ちゃん、お母ちゃんはどんだけ心配していたか!順送りやなぁー。やっと親の気持ちが分かってくれたか?」と一言。子を思う親の心があらためて分かったときでした。

 私は授業などで、『親孝行』について、子どものときは『元気に学校へ行ってくれて、元気に家に帰ってきてくれることが一番の親孝行』そして、大人になったら『親にしてもらったことを自分のこどもや周りの人に返すことが親孝行』と説いています。今は、思春期などで難しいかも知れませんが、大人になったら分かっていただけることでしょう。
 生徒の皆さん、元気な毎日を送って、自分の夢に向かって下さい。親が一番の応援者です。

(中学校・高等学校 保健体育科 剣道部顧問 大見 利之)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年08月23日

「謙虚」

20190823-0.jpg
「はい」という素直な心・「すみません」という反省の心・「おかげさま」という謙虚な心・「私がします」という奉仕の心・「ありがとう」という感謝の心という「五心」を私は大事にしています。この言葉を大人になった今でも大事にできているのは、高校生の時のクラブ活動のおかげです。この「五心」を部員全員で声を合わせてからクラブ活動がスタートしていました。
とくに私が顧問の先生から言われていたのは「謙虚な気持ちを持ちなさい」でした。恥ずかしながら、高校時代の私は負けず嫌いで勝負になると周りが見えなくなっていました。顧問の先生の言葉を素直に受け入れることができない時がありました。今思うと素直に聞けない時は自分に自信がなかったんだなと思います。相手の意見を素直に受け入れて素直な態度で人と接することができるようになってから技術力も精神的にも成長したように思います。この「五心」を大人になった今でも大事にし、そして子ども達にもこの言葉の大事さを伝えていけたらいいなと思います。

(中学校・高等学校 中3学年担任 保健体育科
 ソフトテニス部顧問 山名 優希)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年08月02日

「スポーツはなぜ尊いか?」

20190802-0.jpg
 まず初めに、私は中学男子硬式テニス部の顧問ですが,中学女子が6年連続17回目の全国大会出場を決めました。今年の全中は大阪開催,大正区のマリンパーク北村で19日に1・2回戦が行われます。お近くの方はぜひ応援にお越しいただければありがたいと思います。

 さて,みなさんはテレビゲームはしますか?私もかつてよくしていたのですが,性格からか「少しでも失敗すると,リセットしてもう一度ミスのないところからやり直す」ことが多かったように思います。みなさんはどうでしょう?
 テニスをはじめ,現実のスポーツにはリセットボタンもセーブポイントもありません。失敗したら失敗した状態から,負けたら負けを受け入れて次に進むしかありません。ゲームでも,マンガでも,勝つことの喜びは教えてくれますが,負けを乗り越えて前に進むことの大切さを教えてくれるからこそ,スポーツは尊いと思うのです。
 人生も同じです。苦しいことや,悲しいことがあったとき,リセットボタンを押してそこから逃げることはできません。だから、少しでもそれを乗り越える練習をするために,この夏も多くの若者がスポーツを通じて「負け」を経験するのだと思います。

(中学校・高等学校 高3学級担任 地歴・公民科
中学男子硬式テニス部顧問 川口 隆行)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉