雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉
 

2020年01月24日

出会いと経験

20200124-0.jpg
 ボランティア部は2011年4月に活動を再開しました。東日本大震災の直後に入学してきた高校1年生の「自分たちも何か活動してみたい」という言葉がきっかけでした。このクラブには定番の練習メニューも試合もありません。「何でもやってみなはれ」精神で、校外であらゆる活動に参加し、様々な出会いと体験を増やすことを目標にしています。そこには未知の世界や本物の人々に遭遇するチャンスがあります。
 顧問として恵まれていると感じることは、部員の一人として参加・体験できることです。いつの間にか自分の興味のあること、経験したことのないことを部員と一緒に探して行動するようになり、自然と生活の一部になりました。私自身、初めてボランティア活動に出会ったのは25年前の阪神・淡路大震災の直後、被災者としてお世話になった避難所の運営を手伝ったときのことです。
 新しい体験や校外で何かチャレンジしたいと密かに思っている人は、是非ご参加ください。偶然の出会いがあるかもしれません。   

 本校ボランティア部は、宝塚ロータリークラブ様にご支援いただいています。正式名称はインターアクトクラブで、50万人の仲間が世界中で活動しています。

(中学校・高等学校 高3学年担任 英語科 ボランティア部顧問 中西 聖)
雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2020年01月17日

「点と点」

20200117-0.jpg
私が雲雀丘学園中学校・高等学校に勤めて7年目が終わろうとしています。
私は赴任当初から囲碁将棋部の顧問をさせていただいています。小学生の頃、父が囲碁をやっていた影響で囲碁をはじめました。
しかし、囲碁をはじめた理由は、父が通っていた碁会所に「100円あげるから一緒に来ないか」と言われ、100円欲しさに行っていただけでした。初段まで行った後、元々積極的な理由から囲碁を始めた訳ではなかったので、小学5年生の終わりに引っ越したタイミングでやめてしまい、雲雀丘学園に赴任するまで全くと言っていいほど囲碁を打っていなかったのです。
しかし、当時の経験が生きたのか今こうして囲碁将棋部の顧問をさせていただき、部員たちにも恵まれ全国大会にも出場できています。

アップルの創立者であるスティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で、「今は点と点が繋がっておらずバラバラでも、将来それらが繋がることがある。将来繋がると信じるのです」と言われました。

昔何気ない理由で始めた囲碁の経験が、こうした形で生きてくるとは当時思いもしていませんでした。
しかし、小学生の時に打った点が今、線となって繋がったのです。
過去の経験が今に繋がることは他にも多々あります。
このことを心に刻み、日々の教育活動にあたりたいと思っています。

(中学校・高等学校 中3学級担任 数学科 囲碁・将棋部顧問 柘植 陽一郎) 雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2020年01月10日

「私を『私』にしてくれたのは」

20200110-0.jpg
先日、小学2年生の姪が国語の教科書の本読みをしている動画を見ました。『かさこじぞう』を読む姪を見て、忘れていた記憶が蘇ってきました。それは私が小学生のとき、母が作ってくれた手作りの教科書カバーです。きれいな包装紙を買ってきて教科書に合わせてカットし、丁寧に包んで透明のビニールカバーをかけて…。私は国語の本読みが大好きな小学生でした。
高校の数学教師だった父は「得意なことを伸ばしなさい」とずっと言い続けてくれました。運動が苦手、数字が苦手。そんな私の「苦手」は、結果ではなく過程を面白がって見ていてくれました。今もそれらは苦手なままですが、いろんな人に助けられて、故郷から遠く離れた地でなんとかこうして生きています。

私の故郷、今も両親が暮らす青森県弘前市は、今年は雪が少なく大変過ごしやすいとのこと。


「雪どんだ?」心配するよにLINEする
 自分の元気を知ってほしくて

(中学校・高等学校 高1学級担任 国語科 放送部顧問 吉村 里香) 雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2020年01月06日

「えほん」作りに挑戦しました。

20171213-0.jpg
GKSの年長さんが 「えほん」作りに挑戦しました。
このえほんが どのようにして 出来上がってきたかを「和の時間」担当の井口先生からお聞きしました。
それは 次の通りです。
① みなさん、今日は それぞれの心の中で 思っていることやお話したいことを この白い紙に描いて下さい。
② どんな お話でもいいですよ!
③ この色鉛筆を使って 4コマに描いて、できたら 先生のところまで 持ってきてください。
④ ○○さん この絵は どんなおはなしですか。先生に話してみて下さい。
 先生は ○○さんから聞いたお話を鉛筆で書き取っていきますからね!
⑤ 「これは 何をしているところかな?」「花の種を蒔いています」
⑥ 「これはなあに?」 「水をやってたら 芽が出てきました。」
⑦ 「きれいな 花が咲いてよかったね」
⑧ 「○○さんの描いた絵本は何という題にしますか?」  「題は◎◎◎にします!」
・・・・・・・・・・・・というような お話のやり取りから 世界に一つしかない
〇〇さんのえほんが出来上がりました。
☆ 12月までに出来上がった いくつかの「えほん」をご紹介します。
クリックしてご覧になって下さい。  
GKS塾長 高家正和












雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年12月20日

「反抗期」

20191220-0.jpg
 「私は、すき好んでこんな家に生まれてきたんじゃない」
 反抗期真っ只中だった頃の私が、何度となく親に投げつけた言葉です。
 とにかく激しい反抗期でした。きっかけは、中学生になって急に複雑になった友人関係に、母が口を挟んできたことだったと記憶しています。でもおそらく、理由があってもなくても、私が自立するには通らずにいられない「関門」だったことでしょう。
 疾風怒濤が一気に去ったのは、大学に入り家を出てからです。親の目がなくなり、とにかく自由を満喫する日々。そんな私に今まで何もなかったかのように、星野富弘さん(体の自由がきかず口で筆をくわえて絵を描かれる画家)のカレンダーを毎年、母は買って持ってきてくれました。「生活が余りに荒れないように」という意味だったそうです。
 大人になった今、ちょっとした酒の肴とお菓子を持って元気な顔を見せに行くのが、せめてもの罪ほろぼし?かなと思っています。

(中学校・高等学校 中1学年担任 国語科 写真部顧問 森田 みどり) 雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年12月13日

自分が“おもしろい”と思うことを見つけよう!

20191213-0.jpg
 今年ノーベル化学賞を受賞された吉野彰先生は、今まさにスウェーデンで受賞行事に臨んでおられます。吉野先生が科学に興味を持たれたきっかけとなったのが、小学生の時に先生から紹介されたファラデーの『ロウソクの科学』であったことが、一躍話題になりましたが、私にもそのような出会いがありました。
 小学校5年生になった4月、私の暮らす池田市五月山の麓に市立児童文化センターが開館しました。そこには様々な学びの講座が設けられていましたが、その中に「池田の歴史教室」があり、数年前に家族で姫路城に出かけてからすっかり歴史好きになっていた私は、早速参加しました。講師は、当時大阪府立渋谷高等学校の教員であった富田好久先生で、先生は考古学がご専門でした。何回目かの講座でこの年に発掘されたばかりの高松塚古墳壁画の、まだ有名な考古学者たちも見たことがないようなカラースライドを私達小学生に見せて下さいました。富田先生は、高松塚を調査した関西大学考古学研究室の第一回の卒業生で、研究室にお願いしてスライドを借りてきて下さったのです。私は、このスライドを見て「関西大学で考古学を勉強しよう!」と心に決め、それを無事実現しました。ですから、私は進路選択に迷ったことは一度もありません。小学校5年生で決まっていたのですから。
 教員になって、たくさんの生徒の皆さんの進路指導をしましたが、いろいろな人がいました。私のように早くに決めてしまう必要はありません。でもどこかで自分が「おもしろい」「これをやりたい」というものに出会って、そこから自分の人生を切り開いてほしいのです。
 職業としては教員を選びましたが、時折授業で話をするように、今でも考古学の研究を続けています。それは、仕事ではなく、自分が生きていく上でのエネルギーの源のようなものです。いわゆる研究者と呼ばれる人たちはみんなそうなのだと思います。
 皆さんも授業で、クラブ活動を通じてあるいは様々な場で、自分が一生取り組むことのできるものを見つけて下さい。

(中学校・高等学校 高2学年担任 社会科
  合唱部・囲碁将棋部顧問 大下 明) 雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年12月11日

♪♪ GKS おやこうた ♪♪

20191211-0.jpg
すっかり寒くなり、紅・褐色の落ち葉が目立つ「告天舎」から ほっこりとあったかい「親子詩」をお届けします。
先月から GKS和の時間で小学1年生の児に「上の句」(5・7・5)を詠んで貰い、それをお家の方に届けて 「下の句」(7・7)を詠んで かえしてもらう遊びをやりました。
親御さんから「下の句」が届くたび、「上の句」とつなぎ合わせて声にして読んでみました。
どれもこれも 絶妙の親子の対話・会話(コミュニケーション)なので それを唱えるだけでしあわせな気分に浸ってしまいました。
(私には)これって「親子詩」だけれど 「親孝行詩」じゃないの?って思えて来ました。 
次に、何篇か紹介しますが、みんなの分は とても書ききれません。あとは告天舎(2かい)に掲げてある色紙を写真に撮ったので それを 掲載します。
(掲載の写真では お子様のお名前の所は 伏せています)
皆様、素晴らしく感動的な「下の句」をかえして頂き有り難うございました。
GKS:高家

・・・・・・上の句・・・・・・・・・・           ・・・・・・下の句・・・・・・・
おとうさん いつもおそいね がんばって  いずこにいても こころはかぞくに
おかあさん いつもくるまを ぶつけるよ  にがてなくるま 子のためがんばる
おとうさん いつもおしごと たいへんね  かぞくのえがお まもりたいから
おかあさん いつもおしごと がんばって  くれたてがみが げんきのおまもり 
おとうさん いつもおしごと がんばってね ちからみなぎる きみのえがおで
おかあさん ふたごのおせわ ありがとう  ははのささえは あにのやさしさ
おとうさん いつもせんたく つかれない  だいじょうぶだ だいすきだもの
おかあさん そうじをやって すっきりだ  きれいになると きもちいいよね
おとうさん いつもおしごと つかれてる  しんけんなれば つかれはしぜん
おかあさん せんたくもの  ありがとう  ほしてたたむの こんどおねがい

20191211-01.JPG20191211-02.JPG20191211-03.JPG

20191211-04.JPG20191211-05.JPG20191211-06.JPG

20191211-07.JPG20191211-08.JPG20191211-09.JPG

20191211-10.JPG20191211-11.JPG20191211-12.JPG

20191211-13.JPG 雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年11月29日

「ご縁」

20191129-0.jpg
 雲雀丘に赴任して20年以上,教職に就いてからだと30年以上過ぎました。人との接し方が下手なのに,たくさんの人と出会う職業に携わっていると,先生には向いていないなぁと思うことも少なくありません。思い通りに行かないことにぶつかる度,悩み,無力さに凹んでいる自分がいます。それでも続けてこられたのは,周囲の方々の優しさがあってのことと改めて感謝しています。大学の恩師や古屋敷先生に声を掛けていただいて雲雀丘に来ました。出会いとご縁は大切だったんだなとしみじみ感じています。こんな私が偉そうに言えませんが,人生の岐路に立ったときは新しい出会いのある方を選んでください。自分の殻に閉じこもりがちな私を連れ出し,色々な人と会わせてくれたのは両親でした。幼い頃は苦手で嫌でしかなかったのですが,出会いとご縁の積み重ねが私の今をつくってきたのだと思うようになりました。両親の愛情を素直に理解できるようになるのに随分時間が掛かってしまいました。年老いてしまった両親と過ごす時間が残り少なくなって焦っている今日この頃です。

(中学校・高等学校 高2学年主任 理科 科学部顧問 村上 敦彦) 雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年11月22日

やってみなはれ!

20191122-0.jpg
親元を離れてもう18年が過ぎました。離れたばかりの時はとても自由に思い、のびのびと数年間を暮らしました。その後子育て・仕事・介護と重なる中、両親がやってきたことをようやく理解することができました。もう無理かもしれないと思ったとき、「私の子じゃ、大丈夫。頑張りなさい。」と母の言葉。厳しい状況でも笑顔で乗り越えてきた自信にあふれた言葉です。
中学生・高校生のうちは、ご両親のなげかける言葉の本当の意味はわからないかもしれません。親孝行の意味もわからないかもしれません。でもこれから“やったら”わかります。どんなことでも自信をもってやってみてください。大丈夫です!お父さんとお母さんの子ですから。
やってみなはれ!

(中学校・高等学校 高2学級担任 家庭科 箏曲部顧問 小山光美)
雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年11月15日

よき旅を

20191115-0.jpg
1986年春に大学を卒業してから雲雀丘学園中高に勤務し、はや34年目となりました。今は鉄道研究部顧問28年目です。鉄研の活動の一つが合宿です。おかげさまで、部員と共に全国あちこち鉄道旅行してきました。夜行列車に乗ったり、いろんな所を見学したりしながら移動していきます。
旅はアクシデントがつきものですが、皆でなんとかしながら終着地点まで旅を続けていきます。この「なんとかする」というのは、とても大切なことです。
思うに、人生は旅の連続です。見知らぬものに出会い、さまざまな困難を乗り越えながら前へ進んでいく、そのプロセスが人間を成長させます。人生の旅の一つの過程として、雲雀丘学園での学校生活でさまざまな経験を積んでいってほしいと思います。
皆さん、どうぞ、よき旅を。

(中学校・高等学校 入試広報部長 社会科 鉄道研究部顧問 板倉 宏明)

雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉