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2018年06月29日

仕事への情熱

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今でも強く印象に残っている言葉として、以前、異業種が集まる情報交換会に参加したときに他社の先輩から教わった、“passion, mission, action”があります。

20180629-1.jpgこの言葉は、創造的な仕事に取り組むために必要な姿勢を示したもので、改革に挑戦し、自ら率先して新たな課題を解決していくためには、まず「情熱(passion)」といってもいいような強く熱い想いや志が必要不可欠で、そのような仕事に対する情熱があれば、新たな「使命(mission)」を自らに課して、その使命を遂行していくための「行動(action)」に結びついていく。そして、この“passion, mission, action”のサイクルをうまくまわしていくことができれば、自らのモチベーションを維持しながら、継続的に組織貢献できるようになる、というお話を伺い、大いに心に響いたことを思い出します。
この言葉を教えてもらったのは、もうすでに15年も前のことになりますが、今でも心のなかにはしっかりとしまってあって、何かに行き詰まった時には思い起こし「仕事への情熱」の炎が消えかけていないか自省することにしています。
(学園事務局長 杉本隆史)

2018年06月22日

「私がしてしまいました,ごめんなさい。」

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 5月末のある日の夕刻,1人で下校中の1年生が,専用通路で中高生に傘の先でお尻をつつかれ,大きな声で驚かされるという出来事があり,とても怖かったという連絡を翌日,担任が受けました。高学年の子ども達に,その現場を見た子どもはいないかと尋ねると,具体的な情報が集まったので,中高校に申し入れをしました。その翌々日に,担任の先生に連れられて,1人の生徒が謝りに来ました。
 悪意の無い,ほんの軽い気持ちでのふざけた行為だったかもしれませんが,入学して2ヶ月しか経っていない1年生にとってはとても怖くていやな気持ちになったことを伝えました。翌朝,再び来校したその生徒は,相手の1年生に素直に謝ってくれました。
 中高校での指導の詳細はわかりませんが,担任の教師から訪ねられたときに,「私がしてしまいました。」と正直に名乗り出るのは勇気が必要だったと思います。また,小学校まで謝りに来るのも反省と後悔の心で,逡巡したと想像できます。
 年少者に行った行為は,看過されるものではありませんが,自分の失敗から多くを学んでくれたであろう生徒に,人間としてのより良い成長を願わずにはいられません。また,大きなお兄さんが幼い自分を一人前として扱い,正直に謝ってくれた姿を見て,1年生の児童も学んだことがあったに違いありません。1年生の担任が,「これからは,小学生を守ってあげてね。」と伝えると,堅かった顔が柔らかな優しい表情になったそうです。それを聞いた私も少し嬉しくなりました。
 園児から児童生徒まで,多くの子ども達が専用通路を利用します。2500人以上が狭い通路を利用しますから,小さな揉め事が生じるのは無理もありませんが,相手に不快な思いをさせたことが分かれば,素直に謝ることで円滑な社会生活を送ることができるのです。それは,年齢に関係ありません。学園内は,社会の縮図です。年長者は年少者をいたわり,年少者は年長者を敬う気風が,しっかりと醸成されるような指導をこれからも続けていきたいと思います。
(小学校教頭 井口 光児)

2018年06月15日

「思い出の先生」の一言

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お世話になったT先生の話をします。この先生は人格者でまたユニークな先生でした。
お伝えする話は先生がご自身の体験談をなされたときのことです。

T先生が子供の頃の授業中のことです。担任の先生に教科書を読むよう指名され、立ち上がって音読し始めたところ、クラスのみんなが一斉に笑い出したことがありました。
20180615-1.jpg不思議に思い、周りを見てみると、自分より前に座っている生徒ばかり笑っている、手元の本をよくみてみると、前の日に、この教科書の表紙が破れて取れたため、自分で「本の表紙」を本体の部分にのりで貼り付けたのですが、小学生だったT先生は「まちがえて」、表紙を上下逆さに貼り付けたため、周りの生徒から本を逆さまに読んでいるようにみえてしまい、笑われたようでした。

T先生は子供のころの笑い話としてお話になられましたが、その先生自身裕福ではない家庭で育ち、また二人のお兄さんが使ったあとに譲り受けた教科書であったため、痛んで表紙がはずれたのでしょう。
先生は本を大切に使い続けることを伝えたかったと思います。

いまは、ものが潤沢にありあふれている時代です。また参考書も含め、いろいろな書籍があります。
一方で、教科書一冊をしっかりと読み込み、手垢がつくくらいまでやり遂げることも大切だと思います。
このT先生はけっして「ものを大切にしなさい」とおっしゃられませんでしたが、こうしたストーリーを通じて真意を伝えられた先生の素晴らしさを思い、印象に残る「一言」として記します。
(中学校・高等学校 事務長 竹内俊博)

2018年06月08日

建学の精神「孝道」

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私は6年前、雲雀丘学園に学園広報部長として着任しました。
その頃、両親は名古屋のマンションに住んでいましたが、父の認知症が進行し母は心細く感じて名古屋で施設を探していました。
雲雀丘学園の建学の精神は「孝道」、「親孝行な人は必ず立派になれる」というものです。
20180608-1.jpg私は立派な人間ではありませんが、両親が心細いと感じている時に雲雀丘学園で「孝道」に出会ったことは運命的なものを感じました。
妻に相談してから両親に思い切って「神戸に来たら?」と誘いました。名古屋に姉、東京に兄がおりましたので、両親もいろいろ選択肢があったと思いますが、神戸に来てくれることになり、私の家の近くのサービス付き高齢者住宅に入居しました。
それから、休みの日は必ず両親に会いに行き、昼食を一緒に食べるようにしました。昨秋、母は他界しましたが、「神戸に来て本当に良かった。」と言ってくれていたことがとても救いになりました。
雲雀丘学園での「孝道」との出会いが、少しばかりの親孝行に繋がったと感謝しております。
父は認知症ですが体は元気です。今後も休みの日には父に会いに行きます。

(学園広報部長 志水正彦)

2018年06月01日

恩師の背中

 私が今こうして幼稚園の先生を続けていられるのも、節目節目で様々な方たちに指針となることばをいただけたからです。その中でも私が就職した時の森永園長先生は、たくさんのことを気づかせてくださいました。多くを語る方ではありませんでしたが、私の背中を見て学びなさいという方でした。その背中を見て学んだことは今の自分につながっていると思います。先生にはマニュアルやゴールはありません。
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(掲載写真は当時通っていた頃の幼稚園舎と川)

日々、これでいいのか?と問いかけます。そんな中で、卒園児が「先生のような幼稚園の先生になりたい」と会いにきてくれたことで、自身が行ってきたことに少しだけ自信がもてたと同時に私が子どもたちにとって背中を見せ、心に響くことばを残す立場であるのだという重責を感じました。これからも、先生と出会ってよかったと思ってもらえたらと同時に森永先生をはじめ、私に多大な影響を与えてくださった方々に恥じないよう頑張っていきたいと思います。
(雲雀丘学園幼稚園 大冨 亜紀)