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2018年09月28日

「キャッチボール」

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キャッチボールとは不思議なもので,
人生においての人間力と同じなのだ。
まずは向き合うこと。
そして,相手に気を遣うこと。
そして,受け止めること。
野球においての基礎は,
人生においての基礎でもあるのだ。

私が野球から学び,つねに心がけていることです。
今回そんな思いから学級通信のタイトルにしました。
3年月組の子どもたちと向き合い,受け止める1年間にしようと思います。
 昨年の学級通信第1号に掲載した内容です。
 私は小学校3年生からソフトボールチームに入り、大学を卒業するまで野球を続けてきました。良き友と出会えたり、我慢することを覚えたり、挨拶する大切さを学んだり、本当にたくさんのことを野球を通して得ることできました。
 今、嬉しいことに息子が少年野球チームに所属しています。私が大好きな野球を選んでくれた息子は、最高の親孝行をしてくれていると感じています。息子には、野球を通して「人生においての人間力」を学んでくれたらと願っています。
(小学校 入試対策副主任 今井 徹)

2018年09月21日

「光芒」

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 先週末,長居スタジアムで行われたB'zのコンサートに行ってきました。私は中学1年生の頃から彼らのファンで,色々なことを思い出しながら,歌って踊って楽しい時間を過ごしました。
 特にボーカルの稲葉さんは私にとっての憧れで,これまでの人生に数え切れないほどの影響を与えられてきた,まさに人生の「師」といえる存在です。同じ教師を目指して,同じ大学に進学したことにもその影響が表れているのかもしれません。では,稲葉さんの何がそんなに魅力的に映るのか。見た目や歌唱力はもちろんですが,何といってもそのストイックさ,謙虚さなどの人間性は見習うべきところが多いです。
 ここで,そんな稲葉さんの人間性が垣間見える歌詞をご紹介したいと思います。今回のコンサートでも歌われていた「光芒」という歌の歌詞の一部です。
光を求め 歩き続ける
君の情熱がいつの日か
誰かにとっての 光となるでしょう
誰かにとっての 兆しとなるでしょう
 この歌詞は,彼らが追い込まれたり,壁にぶつかったりしてなかなか前に進めないときに書かれたそうです。
 何のために努力しているか分からなくなったり,上手くいかない,どうにもならないような状況に陥ったりすることは誰にでもある。そんな中,何とかしようと必死になっている自分の姿を他の人が見たときに,その必死な姿が格好悪いと馬鹿にする人もいるかもしれない。でも,もしかしたらその姿を見てちょっと感動して,希望の光みたいなものを感じてくれる人が1人くらいはいるかもしれない。もし結局誰も見ていなかったとしても,未来の自分が見ていると思えばいいじゃないか。そんな思いが込められた歌詞だそうです。
 自分自身も人として教師として,周りにいる人にとっての“光芒”になれるように努力し続けていかなければと思います。
(小学校教諭 相馬 章隆)

2018年09月14日

「好奇心を育むために」

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 私が小学生の頃,部屋の本棚には「図鑑」が並んでいました。お気に入りは『自動車・船』。引っ張り出してきては,勉強もそっちのけで飽きずに眺めていました。ページの前半は写真や緻密なイラスト,後半には解説があり,今でも内容を思い出すことができるほどです。…そういえば,図鑑は硬い紙のケースに入っていましたが,私はそれを捨てようとして母に叱られたことがありました。度々見るので,その都度,紙ケースに戻すのが面倒だったからです。今となっては恥ずかしいお話です。
 さて,昨今は出版業界が不振だと聞きます。若者による活字離れ,スマホやタブレット等の普及,新古書店の利用などが原因にあるようですが,そのような中で,幼児・児童向けの図鑑の売り上げは伸びているようです。以前は『動物』『魚』などの種類別の図鑑が主流でしたが,最近は『くらべる図鑑』『さわって学べる算数図鑑』など,企画性が重要であるようです。これらは,新型図鑑と呼ばれています。
 自分が興味ある対象への知識を与えてくれる図鑑は,知的好奇心を大いにくすぐる書籍です。とくに好奇心が旺盛な小学生には,図鑑はいつの時代もベストセラーになるのでしょう。漫画家の手塚治虫氏は,「好奇心というのは道草でもあるわけです。たしかに時間の無駄ですが,必ず自分の糧になる」と言いました。好奇心が自分の趣味になったり,生涯の仕事に結びついたりすることもあります。子どもたちには,好奇心に没頭する時間を大いに持ってほしいものです。そのときに,そばに図鑑があり,開くことができるといいですね。
 ちなみに,最近の図鑑は紙ケースに入っていないようです。
 
(小学校 研究部主任・3年主任 神吉 清視)

2018年09月07日

「什(じゅう)の掟~ならぬことはならぬ~」

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 “ならぬことはならぬ”という「什の掟」の最後のくだりをご存知でしょうか。数年前,ベストセラーになった『国家の品格(藤原 正彦 著書)』においても紹介され,注目されたことばです。


 夏休み中のある研修会で,什の掟と会津藩の取り組みについて話を聴く機会がありました。
 会津藩士の子弟は,町ごとに十人前後のグループを作っていました。
この集まりを什と呼んだそうです。会津藩では,十歳になると藩校である日新館に通います。六歳から九歳の子弟が集まる什は,日新館に入学する前に会津武士の心構えを身に付けさせるための場だったのです。什の時期である六歳から九歳は,小学校低学年の時期と重なります。私なりに少し調べてみると,その取り組みは小学校段階の生活指導に関して,多くの示唆を与えてくれています。
 例えば,ルールやきまりを明確化し共有すること,日々の生活の中で実践し自己評価すること,ルールやきまりに違反した者に対しては事実を確認し理由を問いただした上で罰が与えられること,意図的に異年齢交流が取り入れられていること,子ども同士で自治的に行っていること,などです。

 規範意識を育成するために,全ての児童に対して“ならぬことはならぬ”として基本的なルールやきまりを教えることは,とても大事なことだと思います。そして,個々の児童が抱えている事情や背景に留意して馴染めない児童に対しては,個別に対応したり丁寧にケアしたりすることも必要です。その対応やケアが学校だけでは不十分ならば,家庭と連携したり関係機関の力を活用したりして指導にあたることも必要でしょう。このように,集団の中の個という視点に立った指導と個あっての集団という視点に立った指導のバランスが,生活指導には必要だと考えています。
(小学校 生活指導主任・人権教育主担 打村 孝志)