雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉
 

2020年01月22日

「不思議の勝ち?」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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お陰様で無事中学入試を終えることができました。今年の受験者は1043名、昨年より200名以上の増加となりました。教育環境は年々厳しさを増していますがまことに有り難いことだと思っています。450名余りの合格通知を出していますが、最終的には160名の生徒が雲雀丘学園中高等学校に入学していただくことになります。

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        初めての英語のスローガン
         (クリックで拡大します)
プロ野球の名監督野村さんはかつて、「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり」と言いました。出願者の多い少ないが、勝ち負けにはなりませんが、学園中高は目標以上の受験者に来ていただいたことは事実、これはなぜかいうことはしっかりと分析する必要があります。野村監督は上の言葉に続けて、負けたときは理由を見つけようとするが勝った時は浮かれている、と言います。浮かれるほどの結果でもなく、誰も浮かれてなどしていませんが学園のさらなる発展のためにも、生徒にとっていい学園にしていくためにも不思議を除いておきましょう。

いつも申し上げているように日本の教育制度自身が金属疲労を起こしています。戦後75年、今までのことが通用しないのは当然です。ましてや兵庫でも毎年2~3パーセントの児童の減少は続いているのです。大枠の国の教育政策を我々が変えていくことは難しいですが現場でできることはたくさんあります。要は一人ひとりの当事者意識。
「変えよう、変わろう」。不思議の勝ちに終わらないよう老婆心ながら申し上げました

(2020.1.20)

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2020年01月15日

「北野天満宮で339名を合格祈願」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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センター試験もいよいよ今週末に迫る中、先週土曜(1月10日)、高3の学年主任の高橋先生、進路指導部長の浅野先生とわたくしの3人で北野天満宮に受験生の合格祈願にお参りしてまいりました。雲雀丘学園の今年の受験者数は62期生287名、61期生52名の合計339名です。
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        高橋先生と浅野先生


昨年の合格祈願のお札をお返しした後、私たち3人は、神前の最前列に正座しました。すでに神前には受験者の全員の名簿と全員の写真が三方に載せ供えられています。真っ先に雲雀丘学園の名が告げられると私たちは神前に進んで合格祈願をいたしました。私たち、いや雲雀丘学園教職員全員の願いは必ずや叶えられると確信しています。
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今年は昨年の寒さとはうって変わって穏やかな朝となりました。山門を入ったところの紅梅には数輪の花が咲いていました。天満宮からいただいた二つの絵馬には昨年のお礼を浅野先生が、もう一つの絵馬には今年のお願いを高橋先生が心を込めて書き掲げました。
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「人事を尽くして天命を待つ」。幸い今年の受験生も昨年に負けず頑張っていると聞いていますが油断大敵、最後の最後までやれることはやり切って後悔のない受験戦線を勝ち抜いてくれることを願っています。
(2020.1.15)

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2020年01月10日

「青春ノート」と「邂逅」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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皆さま、あけましておめでとうございます。令和になって初めての新年を穏やかにお迎えになられたことと思います。今年は何といっても日本で2度目のオリンピックの開催、雲雀丘学園は創立70周年を迎えます。私事になりますが私も学園と同じ生まれですので古稀を迎えます。
記念すべき本年がどうかよい年になることを願わずにはおれません。

今年は長めの正月休みをいただきました。おかげで多くの友人に会うことができました。その時のエピソードを二つ紹介。
私のサントリー時代の同輩とは東京新橋にある「有薫酒蔵」という居酒屋に集まりました。この店は客単価はリーズナブル、郷土料理(九州)を美味しく食べさせていただけます。この店は日本全国の高校の寄せ書きノートが棚に並べられていることでもよく知られ、その数何と3200校!もちろんその中には雲雀丘学園もあります。

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  青春ノートの表紙(クリックで拡大します)
雲雀丘学園は1535番目の高校として棚に並んでいました。因みに1番目は久留米大学附設高等学校でした。雲雀丘学園の青春ノートには十数名の方が名刺とともに寄せ書きをされています。私は卒園生ではないので資格はないかもしれませんが寄せ書きに加えてもらいました。まず学園歌の最初の部分を書き、世界に活躍する雲雀丘卒園生に友情と連帯のメッセージをしたためました。 「頑張れ!雲雀っ子!」。
この店の女将、松永洋子さんは私は以前からよく存じ上げている有名人。卒園生は機会があればぜひ訪ねてほしいと思っています。

次です。私が銀座支店長をしている時のメンバーと一杯やりました。私が会社を離れて以来毎年、年の暮れになるとこの会が開かれます。いつもはどこかの居酒屋で一杯飲んで次にバーでウイスキーを飲んでお開きになりますが、今回は趣向を変えようとまず銀座のど真ん中にある銭湯に入ることから始まりました。

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      30年ぶりの大将と金春湯の前で
「金春湯」。創業は江戸時代末期の1863年の歴史ある銭湯です。私たち銀座を担当する営業マンは毎日、朝から深夜まで銀座をくまなく歩きまわっていたので「金春湯」の前もよく通りかかります。当時から由緒ある銭湯とはわかっていたのですが、入ることはありませんでした。新聞記事で名銭湯であることを改めて知らされ、入湯するに至りました。

さて湯舟に浸かっていると私の斜め前の初老男性が目を細めながら「これだけぬるいと入った気がしない」とことさらにつぶやくのです。実はこのとき、私は「これだけ熱いとはいれない」とメンバーと話していました。実際、表示の湯温は43度を超えています。そして男性の顔をじっと見つめているとどこかに面影、記憶があるのです。か細い記憶を必死にたどり、「もしや○○さんでは」と問いかけると「そうですが・・」。

30年ぶりの邂逅でした。その方は30年前に私がビールを必死に売り込んでいた小料理店の大将だったのです。最初はけげんな顔をしていましたが徐々にわかってきたらしく笑顔で、昔の顔で会話が弾みました。こんなこともあるのです。今日(1月9日)その大将からご夫婦が写った賀状が届きました。「人生2度の東京オリンピックを迎える年齢になった」と添えられて。
“人生よく生きてあり”です。
(2020.1.9)

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2019年12月19日

「里里プロジェクトとSDGs」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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「里里プロジェクト」の親子協働作業が行われたのは昨11月。4日間に延べ800人以上の園児、児童、生徒、保護者が参加いただきました。これだけの参加があったのは驚きで、「雲雀の保護者はありがたいなあ」と改めて認識した次第です。幸い天気にも恵まれ、バケツリレーや防水シート敷きなど、田んぼ、池、せせらぎづくりに力を合わせる親子のお姿を力強くまたほほえましく思いました。

里里親子協働作業 (クリックで拡大します)
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11月3日                         11月4日
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11月9日                         11月10日

この「里里プロジェクト」がキックオフしたのがちょうど1年前の12月でした。それまでに何回かの勉強会も実施しました。「学園に里地里山を作ろう、そして情操豊かな子供たちを育てよう」、そんな夢と希望がいっぱいに詰まったプロジェクトです。

もう少し説明すると、里地里山の生きた教材を利用する「学び」の中で、命とつながる生活を体験し、命を大切に思う心、感謝の気持ち、共感する力を養おう。さらに、里地里山空間にて、持続可能な社会について自ら考え・行動・発信することで、環境や社会問題、人とのかかわりまで視野を拡げ、学園全体でSDGsに挑戦しようというものです。

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SDGsのアイコン

SDGsは2015年に国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための17個の目標があります。このうち6番目の「安全な水とトイレを世界中に」、12番の「作る責任使う責任」、15番「陸の豊かさも守ろう」は「里里プロジェクト」とも密接に関連してきます。私は、世界が世界の子供たちが一緒になって目指そうとしていることを、雲雀の子供たちも目指してほしいと思います。

「里里プロジェクト」は「ビオトーブ」のことですかと言われますが似て非なるものです。教育事業に携わるビオアさんの指導をいただいていますが基本構想から目指すものまで独自の発想によるものと自負しています。施工にあたっても人的な労力も含めできる限り自前で行います。これが創立以来の学園の伝統です。施設のあちこちに子供たちや保護者の思い出が残り、身近に感じてもらえればありがたいです。

「里里プロジェクト」は特別の設備ではなく日常のもの、毎日の学校生活そのものです。ここで遊び学び、そして先生方にはここでの活動をカリキュラムにもしっかり組みこんほしいと思います。

来年の2月ごろに仕上げの親子協働の作業が行われます。特に園児のお子様からの参加希望が多いと聞きました。来年の春には田植えして、夏には草を取り、実りの秋には稲刈りし、収穫したコメで学園創立70周年のお祝いができればこんなにうれしいことはありません。

(2019.12.18)

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2019年12月16日

「探究授業を終えて感じたこと」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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3回の探究ゼミを終え、ほっとしているところです。本校の探究ゼミは中井校長が旗振り役をされ、7月から開講されました。本校の教員が、自らの専門的知識や技術を活かし、授業という枠を超えて、また学年という壁を払って、専門的なテーマに関心を持つ生徒たちとともに「ゼミ」形式で学び、探究心を培って行こうという試みです。

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探究ゼミ告知のポスター(クリックで拡大します)
私は実社会で生きてきた人間として、また本学園の学園長として、先生方とは異なった観点から生徒にアプローチできないかと自ら探究ゼミの講師役を買って出ました。10月末からの3回のゼミでしたが、1回目は「君が今ここにいる奇跡」をテーマに学園の建学の精神である「親孝行」がどこに由来するのかを話しました。2回目は「みんなが反対、ウイスキーに挑戦」と題し、現在のサントリーの2兆7千億円の原点は「やってみなはれ」精神にあるとして、数々の挑戦の歴史を話しました。

そして最終回、「君は八田與一を知っているか」として、日本統治下の台湾で巨大なダム建設を成し遂げ、荒地を有数の穀倉地帯に変え、貧困の農民を救った八田與一の挑戦と地元民との心の交流を話しました。因みに生徒に八田與一を知っていたかを尋ねたところ先生方も含め誰一人いませんでした。しかし台湾では最も有名で台湾人が最も敬愛する日本人です。台湾が親日的なことを知る人は多いと思いますが、陰には八田與一のような人がいたことは忘れてはいけないと思います。

生徒からアンケートを取りましたが学園長から話が聴けてよかったがほとんどでしたが、これは生徒の気配りでしょう。私としては生徒が興味を持てるように、生徒と双方向になるように、また考えさせる内容になるよう工夫したつもりですがその効果のほどはいかがだったでしょうか。また社会に出て立派に生き抜いてほしいとの願いから、やや精神論的な話しが多くなったのではとも思っています。

私は探究こそ今後の授業の在り方を示すものだと思います。教科で分断された授業でなく、課題を解決するために教科を動員すべきです。さらに社会に出ると課題を発見することが必要になります。そのためには社会や政治にもっと関心を寄せること、具体的には新聞をもっと読むこと、そして生じた疑問や課題を先生や友だちとしっかりと議論することが大切です。生徒には自らが主体者となって解決する姿勢が、学校には生徒が適切な判断ができるようなリソースを提供することが求められます。
(2019.12.14) 雲雀丘学園ホームページ学園長便り世界へはばたくIT時代を生き抜く親孝行・やってみなはれことばの扉

2019年12月11日

「yatteminahareを知りたい。ブランズサントリー社来訪」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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前回の学園長便りで「朗報続く雲雀丘」として直近の嬉しいニュース三つを紹介しましたが先週末(12/7)、またまたビッグなニュースが飛び込んできました。「第4回日本パラスポーツ賞」(今年の国内外の障害者スポーツ大会で優れた成績を収めた選手やチームの表彰)の優秀賞に、聴覚障害者テニス世界選手権(トルコ・アンタルヤ)女子シングルスで、史上初の金メダルを獲得した喜多美結選手が選ばれました。喜多さんは2017年3月雲雀丘学園高等学校を卒業、在園中はテニス部で近畿大会に出場するなど大活躍をしました。現在は関西大学に在学中です。

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喜多美結さん
卒業アルバムから
読売新聞のインタビューに「やってきたことが形になった。びっくりしたけど注目されてうれしい」と語っています。目標は2021年に開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」での優勝。「テニスを通じ障害への理解を深めたい」との決意に学園も大きな期待と拍手を送りたいと思います


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ブランズサントリーの皆さんと創立の精神の碑の前で
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さて今日(12/10)は,海外のお客様の来園がありました。ブランズサントリー社で東南アジアを中心に20か国で「チキンオブエッセンス」という栄養ドリンクを販売する会社です。ここの社員や幹部9名がお越しになりました。因みにこの会社には雲雀丘学園中高も東南アジア修学旅行の見学先としてお世話になっています。来園の目的はサントリーの創業者鳥井信治郎が関係した雲雀丘学園に流れている精神を読み取ろうとするものでした。私は学園創立時の開園式や10周年の記念式典時の鳥井信治郎の写真などをお見せし「親孝行」や「やってみなはれ精神」について話しました。皆さんからは「鳥井信治郎の利益三分主義はどう教えているのか」「校種の連携はどうとっているか」「親孝行ややってみなはれはどう実践しているのか」などの質問が次々ありました。

感想文を書いていただきましたが、東南アジアで働くサントリアンが、雲雀丘学園をどう感じたか、どう見たかが興味深く書かれていますのでそのまま掲載します。

・この度は大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。施設がとても充実しており、子供たちの学びに最適な環境だと感じました。
・教育の根底が親孝行という考えに深く共感しました。学園長をはじめとした皆さんの熱意のもと、それを幼稚園から高校まで一貫して実践され続けていることが、国公立大学の合格数といった結果に表れているように思いました。
・多くの企業において、事業の拡大とともにその本来の目的が薄れがちになる中、雲雀丘学園こそ利益三分主義の象徴であり、Growing for Goodの実現に向けて働くということの意味を体感できたように思います。
・毎年、新たなチャレンジをリポートにまとめ、それを翌年に振り返るという活動は、我々の目標管理制度と通じるものがあり、やってみなはれという言葉の重みや重要性を改めて感じました。
・社員の成長だけでなく、社会のリーダーを育成しようという姿勢に感銘を受け、また、そんなサントリーで働いていることを誇りに思いました。
・花壇の苗木や修学旅行等、様々な点でサントリーとの繋がりを感じ、嬉しく思いました。ぜひ一度私たちの国にもお越しください。
・是非今回の訪問で得た経験を一緒に働く仲間たちに伝え広めていきたいと思います。

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2019年12月05日

「朗報続く雲雀丘」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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今朝(12/4)は北海道や東北地方は猛吹雪で冬の訪れが突然来たようです。宝塚もいつもよりはずっと寒さは増しましたが児童は元気に登校しいつものように明るい笑顔で挨拶。中高は後期試験のさなか、真剣な顔で、中には参考書を片手に歩く生徒も数多くいました。高3にとってはいよいよ来月はセンター試験、どうぞ風邪などひかぬよう体調には十分に注意してほしいと思います。
20191205-1.jpg久しぶりに中高の校庭に行きましたが、銀杏の2本の巨木はすっかり色づいて、足元にはすでに落ち葉が敷かれています。毎年この時期この銀杏を見ると堂々と学園をも守ってくれているようでうれしく思います



そんな中、今日は囲碁・将棋部の佐藤君と顧問の柘植先生が先月、京都で開催された近畿高等学校総合文化祭京都大会の報告に来てくれました。佐藤君は兵庫県チームの主将として出場し見事、優勝の栄冠を獲得しました。5回戦を戦いましたが負けなしの25勝、ダントツの優勝でした。1チーム5人で戦いますが佐藤君を除く残りの4名は全て灘高生、試合前には相手チームの分析や戦い方などをチームメイトと話し合いますが佐藤君はみんなをリードし、兵庫チームを圧倒的勝利に導いたそうです。

また高校女子テニス部からも朗報が届いています。女子テニスというと中学が話題になりがちですが、兵庫県大会新人戦で3位入賞を果たし、これは過去タイ記録、十数年ぶりの快挙です。また兵庫県私学大会でも3位となりドリーム枠で近畿大会に出場します。これからは高校も栄光の歴史を刻んでほしいと思います。

また先月になりますが中学女子テニス部と野村教頭がそれぞれマロニエ賞を受賞しました。マロニエ賞は兵庫私学の名声を高めた生徒及び教職員を表彰するものです。学園では5年前のマンドリン部と顧問の高木先生の受賞に続き2度目、栄誉ある受賞となります。中学女子テニス部は平成27年度から令和元年度まで兵庫県で5年連続優勝し、平成30年には全国大会で3位になるなど全国でもトップクラスのテニス部としての実力を誇っています。

令和になって初めての年は学園にとってうれしいニュースで年の瀬を迎えられそうです。頑張れ!雲雀丘学園。高3はセンター試験を控え、今が一番大変なとき、自分を信じて、明日を信じて、焦らず慌てず着実に歩んでほしいと思います。

(2019.12.4)

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2019年12月03日

「師走、二つの催事」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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今年も師走に入りました。月日の経つのは本当に速いものです。昨日(12月1日)は師走を告げるにふさわしい二つの催事がありました。中山台幼稚園の「クリスマス音楽会」と「サントリー1万人の第九」です。

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壇上に90の灯り                     歓びの歌の合奏

さて「クリスマス音楽会」は学園講堂に一杯のお客様をお迎えして開催されました。いつものように年長さんのキャンドルサービスから始まります。園児たちは真っ暗な講堂をキャンドルをささげ順にしっかりとした足取りで壇上に上がっていきます。涙腺の緩い私などはもうこの時から涙がにじんできます。暗闇の中、壇上に90個の温かい灯がきれいに並ぶと、音楽会は始まります。年中さんも年少さんも見事日頃の厳しい練習の成果を出し切りました。そしてお客様から大きな拍手が寄せられました。ご両親もお喜びになったと思います。

最後のあいさつで長岡園長は「もしクリスマス音楽会のコンクールがあれば間違いなく、うちの園児たちは金賞を獲れる」と園児たちと先生方を称賛し、本庄保育主任も「子供たちと一緒に成長できた。この職業につけたことに感謝したい」と涙を抑えながら語りました。

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合唱を待つ児童                    大阪城ホール

毎年恒例の「サントリー1万人の第九」は大阪城ホールで開催されました。因みにこの日は大阪マラソンと重なって会場付近は大勢の人でごった返していました。今年の第九は何といっても学園小学校の35名の児童たちが出場したことです。児童は夏の終わりごろから12回の猛特訓を積んで、本番に臨みました。そして大阪城ホールの最前列で、指揮者の佐渡裕氏を目の前に見ながら堂々と歌い切りました。昨日(12月1日)は朝早くから当日の練習や待機で大変だったと思います。それでも学園の児童たちは最後まで笑顔いっぱい、元気いっぱい、姿勢も立派でした。

今年の「第九」は37回目を数えますが、令和になって初めての開催ということもありオープニングは東儀秀樹氏とお子様の雅楽の舞から始まり、そのあとお二人の篳篥、ギターの演奏と続きました。お聞きすると、お子様はなんと12歳、人前での演奏は今日が初めてとのこと。12歳の迫力あるギターに驚くとともに、佐渡裕氏の「令和の今年は各界で若い人が大活躍した。これからは若い人の時代」、に大賛成。雲雀っこも遠慮しないでガンガンぶつかっていってほしいと願った次第です。

(2019.12.2)

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2019年11月29日

「雲雀っ子、インドに羽ばたけ!」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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先週、私はインドニューデリーにあるセントコロンバス高校とデリー工科大学(以前のデリー大学工学部)を訪問しました。実は学園中高の英語の短期講座に、教師として来ていた東京大学の大学院生がインド人でこの学校の出身ということで、紹介を受けたことによります。またニューデリーにはサントリー(ビームサントリー社)のインド支店があり、ここでインドのマーケットや教育事情を知るためでもありました。

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コロンバス校、左から2人目が校長先生      デリー工科大学 右から2人目がJP教授

両校とも雲雀丘学園の訪問を歓迎していただき、大いに関心を寄せていただきました。私の目的は当学園との交流を深めようとのことでしたが、デリー工科大学ではJP教授が特に積極的で一週間のプログラムを組むので高校生の皆さんにぜひお越しください、とのことでした。教授はソーラーシステムの世界的権威でフランスやシンガポールで生徒を指導しており、日本にも山梨県北斗市に来ています。同大学は機械、生産、産業部門、特に自動車工学ではインドでも有名で数々の研究成果があります。

一方、コロンバス校は大変きれいな学校でした。インドでもトップクラスの学校で、ここは校長先生が超積極的、少人数の相互訪問からすぐに交流を始めようと期待されていました。校長からは私が会ったその日にメールが届き、双方で実務担当者を決め、クリアしなければならない課題を一つひとつ解決して実現しよう、と書かれていました。

私はインドは日本にとって今後世界で一番重要な国になってくると思います。日本とは基本的な価値観も共有でき、経済的にも政治的にも極めて重要なパートナーになります。そして何よりもこれからの国です。国全体が若々しいのです。ジムビーム社では日本、アメリカ、中国、そしてインドを最重要戦略国と位置付けています。驚いたのは世界で最もウイスキーが飲まれるのがインドで1年間で何と2億ケースが売れるそうです。

「インドに羽ばたけ、雲雀っ子!」  羽ばたけるように、また活躍できるようにサポートするのが雲雀丘学園の役目ではと思いを巡らせつつ帰国の途に就きました。

(2019.11.29)

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2019年10月23日

「オリジナリティ」と「ダイバーシティ」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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「オリジナリティ」と「ダイバーシティ」。 過日(10月17日)、サントリーの人事課長が、生徒に一番伝えたいメッセージはこれでした。
今、社会で求められている人間像は何だろう?学校で生徒に教えていることと社会の求めていることにズレはないのか?この疑問に答えるため雲雀丘学園中高では現役の人事部課長を招いて話を伺いました。先生方の出席は50名余り、半数以上が参加しました。

20191023-1jpg「オリジナリティ」は、自分の軸を磨き続けること。「ダイバーシティ」は受容性を響創につなげること、とのことです。グラグラしない、一本筋の通った、それも独創的な軸を持ちそれを常に磨き続けることが大事だ。物まねやクルクル考えが変わるようでは社会や世界からの信頼は得ることができません。「ダイバーシティ」は、特にこれからの時代は人種や地域を越えていろいろな人と仕事やお付き合いをしなければなりません。異なる意見や考え方を相互に認め尊重しながら新しいものを「響創」しなければならないのです。

ラグビーワールドカップは残念ながら4強にはなりませんでしたが見事決勝トーナメントに進出し多くの人々に感動を届けてくれました。ベスト8には7か国の選手が力を結集してくれました。心を一つに「君が代」をしっかりと覚え、また「さざれ石」まで見に行ったと言います。大きな声で歌ってくれました。これがダイバーシティなのです。

今回のセッションでは先生方の性格を分析するワークショップもありました。自分の成長を小学校時代、中高の時代、大学の時代と3期間に分け、それぞれの時代で自分が好きであったこと(行動で表現)を20以上書き出し、それを行動ごとに「think」「communication」「leadership」の3項目に分類しようとするものです。どの項目がいいということはありませんが自分や周りの人の性格を知っておくことは大切なことだと思います。余談ですが中高の両教頭はそれぞれ行動すべてが「think」のみ、「communication」のみ、の分析結果でした。極めてバランスの取れた人事配置ではあります。これもダイバーシティです。

(2019.10.23)

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