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2019年05月29日

「郁文館渡邉美樹理事長にお会いして」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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「郁文館夢学園はここで学ぶ一人一人の幸せのためだけに存在する」と正門の石碑に刻まれた、「郁文館夢学園」を先週5月23日に中高の中井校長とともに訪ねました。理事長がワタミグループ代表で国会議員の渡邉美樹さん、私はサントリーにいた関係で以前から同氏とは面識があり、今回の訪問が実現しました。

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正門となりの石碑、創立者の思いが刻まれる   炎天下、運動会を撮影、放映する放送部

「子どもたちに夢を持たせ 夢を追わせ 夢を叶えさせる」が渡邉さんの教育目的。自身の夢を、エネルギッシュに明快に語っていただきました。私が知りたかったのは渡邉さんが「本気の留学」という「1人1校1年間留学」です。

日本から海外に多くの留学生が行っていますが本当に力をつけているのだろうか、役に立っているのだろうかと思うことがあります。海外留学の目的の一つに生徒の自立があります。親元を離れ、慣れない環境の中で、異なる言語を語らねばならない経験こそ強い心を養います。また日本にいては経験できない多様な価値観、多様な文化を体験することで、他国との違いを知り、相互に認め合える豊かな国際人を育てることにもなります。海外留学はこのような目的を達成できるものでなければならないと思います。

さらにこれからは、海外の大学進学も、国内の大学と同じレベルで選択でき進学できるものであってほしいと思います。世界で活躍できる人材を作ることは学園にとって喫緊の課題で、実現のためには解決すべき課題は多くありますが、できるところから実現に向け取り組んでいきたいと思います。

もう一つ、私が郁文館で注目していたのはNIE(Newspaper In Education)です。生徒たちがそれぞれに持ち寄った新聞を読みながら、自分の関心のある記事をピックアップしグループで意見交換します。発表時間は一人1分間。限られた時間でいかに自分の意見を伝えられるかというトレーニングを繰り返します。これを毎朝40分間、時には先生が新聞をスクリーンに大写しし解説を行うこともあります。こうすることで今社会の中で何が起こっているのかに関心を持ち、問題意識を醸成していくことになるのです。

雲雀丘学園中高では、現在ある新聞社の協力を得て、学園独自のNIEの仕組みづくりに取り組んでいます。これには少し時間はかかりますが、NIEはあらゆる機会をとらえて少人数から実践できます。生徒が社会的な出来事に関心・興味を持つように、先生方にはやれるところから個性あるNIEの取り組みを始めてほしいと思います。

このほかにもSDGsを全教科のシラバスに組み入れたこと、「高校生起業塾」を立ち上げたこと、不登校のための通信制教育を設立すること、中学生には「お金科」を開講したことなど夢がありまたユニークな構想も次々と話されました。余談ですが、夏の参議院選挙を機に政界から引退し、教育とワタミにこれから20年間、必死で取り組むことを宣言されていました。渡邉さんからはそんなことよりも何よりも、自らの夢にかける一途な思い、強烈なリーダーシップ、周りをひきつけてやまない魅力を学ばせていただきました。
(2019.5.29)

2019年05月20日

「令和は未来に挑戦の時代」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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今年の中高の体育大会はそれぞれ中学校(5/18)高校(5/16)に開催され終了しました。両日とも雨を心配していたのですが、懸命の準備に天も味方して、中学校こそ強風が吹き砂ぼこりが舞いましたが雨も降らず、よい運動会ができたと思っています。

私は6回目の体育大会となりましたが文字通り体育の大会らしく、全体としての統率も取れ時間を守り、一人ひとりが全力を出し切り、溌剌としたいい大会だったと思っています。競技を終え退場の時も出口までだれ一人歩くことはなく、また用具の出し入れも全力疾走で当たりました。体育科の先生もきびきびと動かれました。

実は学校の良さはこういうところで現れるものだと思います。あまり注目されないところなのです。私が企業にいたころしっかりした会社かどうかの判断はトイレがきれいに掃除されているかでした。また、出会う人が気持ちよく挨拶するかどうかでした。銀行も融資の際にはこういうところを見ていると聞きます。

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中学校の運動会を終え帰る途中、ある保護者の方から声をかけていただきました。お話では「雲雀に入学させて良かったと思います。最後の整理体操の時、みんな正面を注目し、手を抜くことなく真剣に体操していました」と。実はわたくしも同じ感想を持っていました。有難いお言葉と思うと同時に、学園に少し地力がついてきたのではと解釈しています。もちろん油断は禁物、少し手を抜くと安きに流れてしまいます。

体育大会を見ていると改めて体力の必要性、重要性を感じます。徒競走でもリレーでも生徒たちは力強い走りを見せてくれました。毎朝、登校時に見る顔形とは違う姿を見せてくれました。「あの子が走っているの」と思うほどたくましいものでした。人間最後は体力勝負です。両幼稚園長、小学校長とも、もっともっと元気な子供たちを育てていこうと話し合っています。

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令和に御代替わりし、はや二十日が経ちました。令和が発表されたときは満開の桜も、今は青葉が薫風に揺れ、通学途上では民家のバラがことのほか鮮やかで思わず写真に撮りました。令和は希望と調和の時代です。平成、日本人はやや元気を失った時代でもありましたが、再び自信と誇りを取り戻し未来に挑戦したいと思っています。

(2019.5.20)