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2019年10月17日

「ど根性桜と夾竹桃」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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台風19号で亡くなられた方が日に日に増えていき、昨日までで70名を超えてしまいました。改めて今回の台風の凄まじさを実感しています。また今朝(10/16)は寒い朝となりました。東北で被災された方々には特に冬の寒さも加わり厳しい環境にたえておられることと思います。心からお見舞いを申し上げるとともに、どうぞ健康には十分にご留意されますようお祈り申し上げます。

20191017-4jpg今日は学園の樹木の管理でお世話になっている造園業の方、ビオトープ造成で指導をいただいている先生と3人で学園に植わっている木を半日かけて見て回りました。学園のところどころに金木犀の甘美な香りが漂い最高気分の探索となりました。目的は学園の木々にネームプレートを付けるための準備です。普段目には止めていても、なかなか名前は知らないものが実に多いのです。名前を知ることで木への愛着がわき、また話題も豊富になります。

雲雀丘学園では単に名前や一般情報だけでなく、学園独自の情報も加えてネームプレートに記載することにしました。そのため上記のお二人に木々を見てもらったわけです。プレートの設置の木は175本。来春に向けて順次設置していきます。

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学園の木々を観察していましたら二つの発見をしました。一つは中高体育館隣の谷川べりに夏の花夾竹桃が一輪、ひとり隠れるように咲いていました。もう一つは南門の警備員さんのボックス隣の「ど根性桜」です。直径20㎝ほどの老桜ですが根元から1mぐらいの幹が3分の2ほど朽ちているのです。それでも倒れず春には立派に花を咲かせます。造園業の方は「朽ちているから桜は子孫を残そうと逆に一生懸命花を咲かすのです」と。少子化で悩む国にこの桜を見せてあげたいものです。

もう一つ。陸上部の選手数名が校庭や構内を元気に走っていました。試験期間中クラブ活動はできるのかと尋ねると、試験が終わるとすぐに駅伝の大会があり学校の了解を取り、練習しているとのこと。1時間の制限付きだそうですが、私にはこの日の青空と同じ爽やかさを感じました。

(2019.10.16)

2019年10月07日

「私の挑戦、探究ゼミで開講」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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肌寒い朝となりました。道行く人も半そではほとんどなく、薄手のセーターを着ておられる方もいらっしゃいました。いつもの朝の挨拶に立つと成地校長から「カメムシがいっぱい落ちています」と掃除をしながら話しかけられました。確かに一面臭気が漂っています。掃除をしてもどうやら木々の枝葉から次々と落ちてくるようです。今日は賑やかになるぞと思っていると案の定、登校してくる児童はあちこちで「くさい臭い」とにぎやかな声、手のひらのカメムシを元気に見せてくれました。

あとで先生にお聞きすると、次のようなお話をしていただきました。
カメムシの仲間は日本に1300種類以上いて、そのほとんどは臭くありません。くさいにおいは足の付け根から(幼虫は背中から)出る「カメムシ酸」と呼ばれる液体が原因です。自分の身が危険にさらされると相手に向けて発射します。また、同じ種類のカメムシ同士が情報を伝達し合うためのフェロモンとしての役割も果たします。
繁殖や、冬を越えるための準備などのために集まったり、敵におそわれて強いにおいを出したときには周りのカメムシがそれに反応して逃げたりするための信号としても使われます。
一方で、小さな入れ物の中にカメムシを入れて、驚かし臭いにおいを出させると、その自分が出したにおいのくささのあまり、気絶したり、死んでしまうこともあり、カメムシも命がけです。

さて先週の土曜ですが私は中高の生徒に「Hibari 探究ゼミ」で少しお話をさせていただきました。これは中高の先生方が「授業」「学年」の枠を超え、専門的なテーマをゼミ形式で生徒とともに学んでいこうとするものです。私も講座を開講させていただきました。私自身の挑戦です。

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            ゼミの様子
講座名は「経営実践学入門“学園初代理事長、サントリー創業者鳥井信治郎を語る”」といかめしいですが、できる限りわかりやすく、1回目は「親孝行と命のバトンタッチ」をテーマに話しました。
今、君たちが、ここに存在するのは無量の命のバトンを受け継いだ奇跡の存在。君たちには、祖先への感謝と未来に対して責任がある。直接バトンを受けたご両親に対する絆が親孝行。建学の精神である信治郎の親孝行は、お母さんの「陰徳」の教えが色濃く出ている。これは今もサントリーに受け継がれている、と話しました。生徒たちはどのように受け取ってくれたでしょうか。

2回目は「売上2兆7千億円のサントリーはどうして誕生したか」としその歴史と企業風土を語ります。
話が単に知識の伝達にならないよう生徒自身が考え、話し合い、想像し、心に「やってみなはれ!」の炎をともせるようなゼミになればと願っています。

(2019.10.7)