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常務理事便り

2025年06月10日
Vol12 ついに入梅
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
昨日、近畿地方が梅雨に入りました。例年より3日ほど遅い入梅となりました。24節気では「芒種」に当たります。芒種は穂に実がなる小麦や稲の種をまく時期のことを意味し、転じて田植えの時期ともいえるそうです。この言葉の通り、6月5日には「里里田んぼ」の田植えが行われました。保護者の皆さんにもお手伝いをしていただき、3年生全員が田植えを行うことができました。この後も害虫取りや雑草取りを経て、秋の稲刈りへと続きます。今年もどのような自然の脅威にさらされるかわかりませんが、何とか乗り切って、みんながつくったお米を各ご家庭で召し上がっていただきたいものです。お米が子どもたちの成長の証となってくれることを祈っています。



また、中高では今週、修学旅行&グローバルウイークとなります。6月8日・9日にはシンガポール組が伊丹空港をたちました。そして本日は北海道組と石垣島組が伊丹を発ちます。私も50年以上前に高校の修学旅行を経験しました。高校生活のほとんどは記憶にありませんが、長崎グラバー邸で置いてきぼりを食って浦上天主堂に行けなかったこと、別府温泉での湯気一杯の地獄めぐり、阿蘇の雄大な草千里など鮮明に脳裏に焼き付いています。非日常の中での発見や驚きは人生を形作るうえで重要な下地となります。素晴らしい刺激や感動を持ち帰ってきてほしいと思います。
中学1年生は、本日からグローバル研修です。英語ネイティブのスタッフが15名来校し、
ほぼ英語漬けの2日間を過ごします。言葉の壁を乗り越えてコミュニケーションできることの喜びを感じてほしいと思います。AI時代が来て、話せなくても同時通訳で通じ合える日も近いといわれていますが、言葉の本質は「思考方法」であり、「文化」そのものです。言葉を理解することはその言葉を話す民族の考え方や文化、習慣、宗教などを理解することに繋がります。より深いコミュニケーションを得るには言葉の理解は欠かせません。このような研修を通じて、世界に飛び出せる人材が一人でも多く生まれることを期待しています。