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常務理事便り

2025年06月17日
Vol13 メキシコからのお客様
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
本日、メキシコからお客様が来られました。本学園と交流提携をするために、「日本メキシコ学院」の先生方と生徒さんたちが本学園を訪れてくれました。この学校はメキシコの首都であるメキシコシティーにあり、日本コースとメキシココースを持っている私立学校です。日本コースは小・中学校、メキシココースは幼・小・中・高等学校をそろえる総合学園です。
1977年に日本とメキシコの交流強化を目的として、時の総理大臣、田中角栄氏の肝いりで作られた学院です。従って、様々な点で日本の学校の形式も取り入れられています。例えば、挨拶運動や教室の清掃活動など欧米系の学校ではなじみのない活動もこの学院で行われています。また、運動会や文化祭といった行事、更に和服を着てのお点前、和太鼓クラブ、剣道クラブなど、他の学校でやらないような日本独特の行事や文化活動などが積極的に行われています。日本での提携先を探していた先方より伝手を頼って連絡をいただき、由緒ある立派な学院であることも確認できたので、昨年末に中高の中井校長が渡墨し、その後、トントン拍子に交流提携の話が進み、本日、本学園にて調印式をさせていただきました。



今夜は来日いただいた先生方を歓迎する小さな歓迎会を予定しています。そこで本学の印象等、しっかり語っていただけるのではないかと楽しみにしています。施設、環境のこと、先生たちのこと、生徒、児童のこと、授業や保育の様子についての感想など聞いてみたいことがたくさんあります。また、そこから得ることもたくさんあるに違いないと思います。異文化や違った見方、考え方に触れることは「新しい何か(Etwas Neues/エトバス・ノイエス)」を生み出すきっかけになります。
近い将来、生徒たちの間でもメキシコ学院の子どもたちと交流が進んでいくと思います。大いに期待していただきたいと思います。