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囲碁将棋部・11月23日将棋団体戦結果

2018/11/25

囲碁将棋

11月23日金曜日、姫路市の淳心学院中・高等学校にて第42回兵庫県高校総合文化祭将棋部門団体戦が行われました。個人戦は3日に終了しています。

団体戦では合計5試合行います。3人一組で対局し、合計の勝ち数で順位を決めます。本校からは高2キャプテンが大将、高1二人が副将、三将として参加し、一回戦は御影高校女子チームを3勝0敗で倒す素晴らしいスタートとなりました。

ちなみに、先手か後手かは大将の振り駒で決まります。

大将が先手となれば副将は後手、三将が先手です。珍しく四回戦の加古川北高校戦まで後手が続きました。

総合結果は9勝6敗と善戦。特に目立ったのは三将高1生がうち4勝を挙げるという大活躍でした。部長も「最近は部員の棋力向上が感じられる」と評しており、その通りの結果となりました。また、五回戦で対局した報徳学園高校とは、対局を通して仲良くなり、来年には交流戦を行う話にもなりました。将棋を通してこうしたつながりが増えることも、大会の醍醐味といえるでしょう。


本日は、実際に大会中に起きた局面から次の一手を考えていただきたいと思います。

2018年11月23日県総文団体戦第二局、雲雀丘学園高vs県立伊丹高、副将戦です。

手前が先手番の雲雀丘学園高、次に何を指しますか。

場面的にはかなり優勢ということがわかります。6八の飛車は守りに効いていますから、すぐ詰まされることはありません。考えられるのは3三をどう使うか。3三金には同金、同桂、同玉と逃げられてしまいます。5三の銀を桂馬で取って駒を補充することも考えられますが、4五の桂馬は効かせておきたいところ。銀が玉の逃げ道を防いでいる効果もあります。龍で2一の歩、または2二の金を取る、これも飛車を相手に渡すのは少し怖いところ。



ここでの最善は1五角です。後手は持ち駒がありませんからかなり痛い手となります。後手が3三金で受ければ同角成から攻め、4一玉などで逃げれば5一金→同銀で逃げ道を防ぎます。

ちなみに大会優勝は淳心学院、準優勝甲陽学院でした。来年も同大会が淳心学院で行われることが決まっています。今年あと一歩で達成できなかった二桁10勝を果たすため、来年必ずこの地を訪れたいと思います。

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