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選考方法を知ろう6-学校推薦型選抜①

2020/06/24

大学入試

共通テストや総合型選抜に続き、「学校推薦型選抜(推薦入試)」について知っておきましょう。

「学校推薦型選抜(推薦入試)」とは、出身学校長の推薦に基づき実施される選抜試験で、一般選抜に次ぐ規模の選抜方式です。国公立大学では全体の9割以上の大学が実施しています。大きくは大学が指定した高校の生徒を対象に行われる「指定校制」と、大学の出願条件を満たしていれば出身校を問わない「公募制」とに分けられます。「指定校制」は私立大学が中心となっており、国公立大学ではほとんど行われていません。国公立大学では原則として「公募制」で、推薦の基準は非常に厳しいと言われています。また、出願者は、合格した場合は必ず入学しなければならない専願制の入試となっています。出願にあたっては、「調査書の学習成績の状況~以上」「~浪まで」といった出願条件が設定されている場合もあり、誰もが出願できる入試というわけではありません。しかし、近年は、東京大学や京都大学などの難関国立大学でも推薦型の入試が導入されて広がりをみせていて、受験の機会が増えていますので、関心がある人は調べてみましょう。ただし、学校推薦型選抜を考える場合は、出願するうえで制約があることと、原則第1志望校に限った入試であることを理解しておく必要があります。一方、私立大学の公募制では併願が可能なところもあり、出願条件も比較的緩やかであるとも言われています。各自が選考方法の特徴をよく認識して比較し、選択することが大事です。

学校推薦型選抜では、小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、教科・科目に係るテスト、資格・認定試験の成績、大学入学共通テストなど、学力を確認する評価を用いながら、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」が問われます。


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