卒業生~母校は母港になる
No.127(34期)学び直して気づいた私の英語の原点
2026/08/01
こんにちは。中高34期の佐藤(旧姓:西条)奈津子と申します。
このたび、板倉先生より学校ブログの卒業生サイトへの寄稿という貴重な機会をいただき、大変嬉しく思っております。
実は、この寄稿をご依頼いただくことになった背景には、不思議なご縁がありました。
3月の中旬、英語指導者向けの勉強会に参加した時、偶然座った席の隣にいらっしゃった先生が、中西聖先生でした。会場には七十名以上の英語指導者の方々が集まり、席は自由でした。思いがけない偶然に驚くと同時に、雲雀という縁の力を感じました。そして改めて、自分の英語の原点はどこにあるのかを考えるようになりました。
現在、私は兵庫と名古屋の2拠点生活を送りながら、英語を教える仕事に携わり、多くの生徒の方々と関わる機会をいただいています。
英語を教える中で、自分が自然に使っている知識や考え方の多くが、実は中学・高校時代に学んだものだと感じる場面が何度もあります。
そのことを強く実感した出来事がありました。昨年から約一年をかけて、英文法から英単語・熟語まで数多くの『一度読んだら絶対に忘れない~教科書』シリーズを世に送り出してこられた牧野智一先生のもとで、英文法を徹底的に学び直す機会に恵まれました。一回六時間の講義を全八回、毎回静岡まで通い、英語の全単元を改めて学びました。しかし実際には、「学び直した」というより、「すでに自分の中に備わっていた知識の答え合わせをした」という感覚でした。講義を受ける中で、自分が理解していた英文法や表現の考え方の多くが、すでに中学・高校時代に教わっていたものだったことに気づきました。
中学では、担任の松原先生から正確で確実な英文法を教えていただきました。そして高校では、高橋史子先生から、英作文において、日本語をいいかえて柔軟に英語へ変換する考え方を教えていただきました。私は中学入学前にアメリカで生活した経験がありますが、英語を話す力が大きく伸びたのは、日本へ帰国した後でした。英語に触れる経験は大切ですが、そこに正確な文法知識と表現方法が加わることで、初めて自分の言葉として自由に使えるようになる。そのことを身をもって実感しました。そして、その学びは年月を経て今も知識として私の中で生き続けています。
さらにありがたいことに、四十代の十年間勤務した英語専門塾では、何人かの雲雀の中高生の方々を教える機会にも恵まれました。大変幸運なことに、松原先生から英語を学んでいた生徒さん達と英語を一緒に勉強する事もできました。私が松原先生、高橋史子先生から受け取った学びを、次の世代へ伝えることができたことは、私にとって何より嬉しい経験でした。
最後に、学校生活そのものを支えてくださった皆様への感謝をお伝えしたいと思います。私は転入生として中学2年生の時に雲雀丘学園に入学しました。不安もありましたが、初日から温かく迎え入れてくださり、自然に輪の中へ入れてくださった同級生の皆様のおかげで、安心して学校生活を送ることができました。
松原先生、高橋先生、多くの先生方、同級生の皆様、今でも仲良くしてくださっている雲雀出身の皆様、そして雲雀丘学園という環境に支えていただき、今の私があります。心より感謝申し上げます。そして、在校生の皆様にも、日々の授業や出会いの中に、将来振り返ったとき「人生の土台だった」と思える学びが見つかることを願っています。
佐藤(旧姓 西条)奈津子(1992年卒業、34期)
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