学校ブログ

校長通信

我以外、皆師なり 第70号

2022/11/10

進路

職業人レクチャー高校1年生に向けて行いました。3人の講師の方に来ていただきましたが、どのかたもお話し上手で想いが伝わってきました。写真・詳細は進路部高1のブログをご覧ください。以下、冒頭のあいさつの要旨です。

職業や仕事については、大変難しく、私自身もよくわかりません。なぜ働くのか?何のために働いているのか?「自分の生き方」に関わります。進路面談で、生徒が「人の役に立つ仕事に就きたい」と話すと、口にはしませんが、心の中で社会の役に立っていない仕事があるのか?と考えてしまいます。職業は、生き方であり、自分と社会をつなぐものだと思います。
現在の、日本には、約1万7000種類の仕事があるといわれています。「現在の」ということは、過去・未来において変化し、「日本で」ということは、世界にはもっと違う仕事があり得るということです。これからは、仕事は選ぶのではなく、自分で創り出すものなのかもしれません。
ここでは詳しくお話しできませんが、最近、日本型雇用、欧米型雇用とか、ジョブ型雇用という言葉がよく使われています。転職に関する考え方も国によって違っており、日本でも変化してくるといわれています。欧米といっても、イギリスとドイツでは違いがあります。
人生100年時代になり、これまでの学生時代―仕事―老後の3つのステージではなくなるともいわれています。マルチステージ、学び直し、パラレルキャリア、セカンドキャリアという言葉もよく聞きます。
今回は3人の「職業人」の方を講師としてお迎えました。いろいろな角度から違ったお話しが聞けると思います。3つの職業という視点だけでなく、みなさんには職業や生き方に関する考えを、広げ深めてほしいです。私もとても楽しみです。
今日をきっかけに、自分でいろいろな職業、生き方の話を聞いてください。「我以外、皆師なり」という言葉があります。先生は学校以外にところにたくさんいます。では、よろしくお願いします。

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