学校ブログ

校長通信

進路検討会 第77号

2022/12/05

進路

スペイン戦勝利の早朝。空気が澄んでいるせいか大阪のビル群が幻想的に見えています。いつもより早く登校し勉強している生徒が多く、あいさつの声も心なしか大きいような・・・。「勝ちましたね」と声をかけてもくれました。

お昼。テスト終了後の人工芝校庭のいちょうの木の下で小学生が授業をしていました。座ったり寝転んだり楽しそうでした。

先週、65期生高3進路検討会を行いました。夏に続き2回目となります。学年団、進路部、難関大プロ、校長・教頭が集まって、一人ひとりの進路動向を確認しました。これを元に、生徒面談、保護者懇談を行い、出願校や対策を伝え検討、出願決定をしていきます。これからの追い込みによって、共通テストのできが上下し出願校が変わることもあります。会議の時間はかかりますが、心を強く持って挑んでもらうためにもここでの指導は重要だと考えています。

最初に進路部長より、会の目的、検討会としての意見の提示、今年度の志望動向サマリー、昨年度との比較、国公立だけでなく私大出願の戦略についてお話しがありました。一般的に言われている2023年度の志望動向サマリーは以下のようです。
○医療系、情報系の人気が継続
○受験人口は減少するが難関大は安定した入試展開を予想
○都市部の私大に地方からの志願者が増加
「最後まで頑張らせることの大切さを伝える」で締めくくられました。

その後、個人データと本人志望に基づき、受験校の確認を行いました。今年も、担任の先生と学年主任、進路部での事前の打ち合わせが行われおり、また、各個人が記したカード、コメントも配信されていました。私は生徒個人写真と見比べながら生徒の思いを感じることができました。担任の先生からの熱い思いも発表され、とても心強く思いました。

受験勉強というと、テクニック、大学に入るためだけの勉強のように思われがちですが、「人間をつくること」につながると思います。目標に向かって、ひるまず、ひたすら頑張り抜くことは、その人を強くさせ、成長させます。逆に合格したとしても、頑張り抜かなかったならば、まちがった考えを持って行動したならば、人間をつくったことになりません。ここが受験勉強の功罪かも知れません。
入試が迫ってくると、不安・不調になったり、勉強が手につかなくなったり、勉強すること自体が怖くなったりもします。そんな時は私たち教師・学校の出番です。一緒に勉強している仲間がいて、一緒に過ごし見てきた先生からアドバイスができ、落ち着きを取り戻すことができるのも学校です。だから、安心して最後の受験が終わるまで頑張り抜きましょう。入試の日まで伸びます!

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