校長通信
森信三先生に学ぶ②「場」第22号
2026/06/15
「時を守り、場を清め、礼を正す」学校や会社などいろいろなところで紹介されています。今回は「場を清める」を扱います。
他の小中学校の校長だよりなどでは、
掃除の意味として「気づく人になれる」「心を磨く」「感動の心をはぐくむ」「感謝の心が芽生える」など4つが示されています。人にしてもらっていては気づかないこのような心を実際に体験することで,味わい・感じることができるともあります。
また、掃除時間のの励行をあげています。本校ではしていませんが、昔から県単位で私語なし掃除(無言清掃、黙働清掃)の実践も聞きます。もともとは禅寺の修行だったと聞いたこともあります。1970年代に全国的に広がりました。最近は、無言に対してだけでなく、子どもたちの掃除に対しても賛否が出るようになりました。欧米との比較なのかもしれません。逆に、掃除の仕方を学校で教えてほしいという保護者の声もあるようです。(ぞうきんの絞り方も話題になりました)
世界的にみると、子どもたちが学校を清掃する国は日本のほか東アジア中心で少数派です。欧米では、掃除は清掃会社がすることで、子どもたちは勉強に専念すべきという考えが一般的です。最近は、日本型の掃除を採り入れる国が増えてもきています。シンガポールは2016年から、フランスやイギリス、ドイツでも一部、その他のアジアの国でも、子どもたちが学校の掃除をするようになってきたと聞きます。
本校においても、生徒も先生も忙しいが理由で掃除や整理整頓が疎かになっていないでしょうか?一斉清掃の大掃除を行いますが、昔ほど大々的にまでは難しくなっているかもしれません。学年単位、クラブ単位、教員は教科単位で時期の区切りで、生徒と先生が一緒に清掃を行うようにしています。何かのできない理由を見つけることはできますが、何が大事かを意識することです。朝に教室巡回をしていると、日によっても違いますが掃除の行き届いたクラス、机いすの並び具合、個人の荷物の整理、学年ろうかのほこりなど様々です。掃除をされている先生と出会うこともあります。先生の指導や生徒たちの心がけが大きく関係していると思います。
ご家庭で、小・中学校で、掃除の意味を教えてもらっています。高校ではどんな心でどう実践できるかです。また、掃除の意味や心を他に広げることができる人材を育成していきたいです。学校あるあるで、部活動に早く行きたいから掃除をしなかった(さぼる)生徒があると聞きます。部活動では、そんなことを教え、許していないはずです。練習場所や部室の清掃はしているのでしょうか?何が大事かを誤っているので、部としても考えていただかないといけません。
