学校ブログ

校長通信

森信三先生に学ぶ①「時」 第22号

2026/06/11

学校経営

「時を守り、場を清め、礼を正す」学校や会社などいろいろなところで紹介されています。
「時を守り」から考えてみます。ある小学校の学校だよりに校長先生は以下のように書かれていました。
「時間や期限を守ること」です。 この意味は,相手を尊重するということです。待ち合わせのときなど常に相手より先に待ち合わせ場所に行くことで,相手から信用を得ることができます。期日の決められた提出物や約束などきちんと守ることも先ほどと同様に,信用や信頼を得ることにつながります。 また,学校では,様々な場面で 5 分前に行動することをめざしています。授業の開始や学年で集まるときなど5分前に整列や席に座り,開始までの5分間で姿勢を正し,心を静めて開始を待つことができると素晴らしいと思います。
他のいくつかの小中学校でも同じような内容でした。企業経営の方も、会議の時間の始まり終わりについて書かれていました。まったくそのとおり!学校では集合時間や宿題の提出期限を指導します。

少し違いますが、私が「時」で思い出すことが2つあります。
1つは、高校時代に先生から「明日できることを今するな」と言われたことです。これまで、遅れないように早く速くやりなさいと教えられてきました。でも先生は「急ぐな」「今しかできないことをやりなさい」でした。目からうろこ。担任でもない先生の国語の授業の一言でしたがずっと覚えています。当時の私は目の前の勉強をしないで楽しいことばかりを追いかけていました。あの時今しかできないことは、勉強だったのかもしれません。でもあとからできると言えばできます。ここが難しいところです。あの時、勉強だと気づいていれば人生が変わっていたかもしれません。でも部活動や友達と遊ぶことはあの時限りの気もします。
その後、ロビンウイリアムスの映画『いまを生きる』(原題: Dead Poets Society)を知りました。厳格な全寮制男子校に赴任し、型破りな授業を通して生徒たちに「自分の人生を生きること」の素晴らしさを教える映画で、ラテン語の「カルペ・ディエム(今を生きろ、Seize the day)」という言葉が物語の重要なメッセージとなっています。

もう1つは、予備校の日本史の先生に聞いた言葉「人間は平等と言うがそうではない。1日24時間は平等。でもいつ終わりが来るか、みんな違って自分でもわからない。」受験勉強の時に、頭や容姿の良さ、家庭環境は違えども、1日24時間は同じだから頑張ろうと奮い立たせていました。その後よく生徒に話してきました。
そしてこの年になって、いつ終わるのかわからない与えられた時間をどう使うのか、「ハタチに戻って」やりたかったけどやれなかったことは何かを考えたりします。実現しようと企んでいます。

「時を守る」ことは相手を尊重することであり、自分を大切にすることでもあります。
 今読んでいる『16歳のキミへ』には 、
  人生を「マイペース」に取り戻そう。自分で選んで取り組む。だから成長する。
 と書かれていました。

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